いまきしょうじ(今城昭二)の書道・篆刻ブログ

書道・篆刻歴50年余り。書の指導と篆刻を職業としています。陝西師範大学特別招聘教授、西安培華学院(大学)教授、西安中国書法芸術博物館顧問等。海外も含め個展開催30余度。海外旅行60余度。2016年9月より西安の大学で書・篆刻・刻字等を指導。書道・篆刻を中心に書いています。

作品価格

 IMG_20180724_152130 安  寧
  
北海道  光善寺に於いて書
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 西安ではネットに接続できないので、2013年3月にこのブログに書いた記事を
コピーして貼り付けておきます。

  先日中国で贈収賄が蔓延していると言うニュースをやっていた。中国での贈収賄は日常茶飯事なので、なぜニュースになるのかというと、それが驚くべき金額だからである。

  国家の幹部と雖も40年前の文革で殆ど私財はなくなったはずである。政治家の給料がいくらなのか知らないが、40年で数十億、数百億の財産を蓄えたというのは、日本の十分の一の物価を考えれば、よほど大きな袖の中国服を着ていたのであろう。

  中国で書画や文物が高値で取引されるのは、この政治家や役人の贈収賄と密接な関係があるように思う。国家幹部がどこかを視察した折には、その場所に文房具が用意されており、必ず書を求められる。中国の文人には詩・書・画・篆刻の素養が求められたし、科挙の試験に書があったという歴史がある。

  身分の高い人にはそれなりの書が要求されるし、書きたいと思っている。中国芸術の精華である書を愛好する人は多い。例えば開発の許認可権を持っている行政幹部が呉昌碩の書を好きだとする。開発業者は店で1000万で作品を買ってこの幹部に贈る。もらった幹部は当然許可を与える。1000万の札束を直接渡したのではいかにも犯罪くさいが、書画・文物を贈った貰ったなら罪悪感も薄い。

  当然現代書法家・画家の作品も同じように売買されているのであろう。また日本と違い、書法家がタダで書くことはあまりないので、有名な人に店の題字を書いてもらうということは、この店は題字に50万円、100万円出せる店だと他人に思われるという効果もある。  

  ここ数年徐々にオークションでの落札価格が下がってきている。これは中国経済が失速しているのが主な原因だろうが、当局による汚職・不正蓄財・贈収賄の摘発強化も少しは影響しているのではないかと私は思っている。

 日本の大きな公募展なども、審査員の作品を弟子が買うという話を聞いたことがある。手本なら同じ人に書いてもらっても月謝のうちでタダなのに、個展の作品を100万で買うということは、展覧会経費と表具代を除いた90数万の現金を贈ったのと同じ効果を発揮するのであろう。

 若い頃、美術年鑑で50万ー100万と書かれていた書家の作品を結構持っていたので、ある時保険屋を呼んで作品に保険をかけようとした。保険屋の言うには、大きな展覧会に出品作にした代表作なら、美術年鑑記載金額の10%の保障なら受けてもよいと言われた。

 現代書家の作品を保険屋は代表作でも美術年鑑の一割の商品価値しかないと見ているのである。ということは弟子が額面どおりで買えば9割りはワイロとしての効力を発揮するのである。(これはまともな書家での話し。ただマスコミにのって有名になった書家 ? の作品はほとんど無価値・・)
 
 近所にある長楽寺の桜  (数年前撮影)
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 鴨川の岩場にいた鳥
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