書家の落款印を欲しい人と、注文を待っている篆刻家・・・ 需要と供給の結び付かない職業である。一番簡単なのは、書道用具店に仲介してもらうことだが、それすら知らない人は多い。

  公募展に参加している人は、篆刻で出品している人や、趣味で篆刻をやっている人に頼むことが多い。その人が使っている印を見ると、その人の書のレベルがわかることが多いのはこのためであろう。

  印を刻る人のレベルを知る手段の一つには権威のある公募展の経歴がある。これは年一回の成績? で、師がどれだけ下駄をはかせたかわからない。

  私は毎日展で初出品から3年で会員になった。(毎日賞,秀作賞、毎日賞と連続受賞) この記録は今後も破れないであろう。しかし審査員にはなれなかったので10数年でやめた。(なれなかった理由は・・・ 公募展はいろいろあるので・・)

  私に刻印を頼む人の多くは、私が東京の老舗の専属篆刻家をしていたという経歴を重視しているのであろう。もちろん知人は保多孝三の側近弟子だったからというのもあるだろう。

  50代は4軒の書道用具店が印の仲介をしてくれていた。その中の1軒は宮内庁納品レベルの店であった。この店の仲介で刻った印には、中曽根康弘元総理、漫画家の藤子不二雄A氏など多くの著名人の印が多い。西安に行くまでの20年間この店の篆刻家をしていた。

  書道用具店の篆刻家を長くやっていることは、店の信用を背負っているので、それ相応の印を刻り続けているということになる。少なくても店や店をひいきにしている客はその腕を評価しているということである。

  刻料が高いか低いかは必ずしも印のレベルと正比例しない。私の刻料が安いのは、師事した保多孝三が安かったからである。私が若いころ、ある刻料の高い篆刻家の弟子で、日展に一回入選した程度の若手は、日展審査員で日本を代表する篆刻家の保多孝三より刻料が高かった。

  刻料を20万30万いうのは勝手だが、果たしてこれで注文する人がいるのかどうか・・ 10万円で刻ってもらった印が、篆刻家が死んだら骨董屋に1万でも売れなかったら・・ この人は1万の価値もない印を10万で売ったことになる・・(カモ)
 
  印は商品である。多くの人達が納得できる適正価格以下にしなければならない。しっかりした店は、それなりの包装もしている。篆刻家も同じである。 クリックで写真拡大

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 印材は原則巴林石の良材。昔福州の印材工場から買ったものなので、今買ったら2-3000円位する。
 印箋と印材を入れる袋は特注。
 ハカマも表具材料店で買った高級な布を使っての手作り。
 印材はウコン木綿で包んでいる。 
(宮内庁でも納品できる)
 
 日本は高齢化社会である。65歳以上の人が3617万人(28.7%)、100歳以上が8万人もいるという。高齢者でも892万人(13.3%) が働いているという。

 60歳で書や篆刻を始めた人も、100歳までやれば経験40年ということになる。5歳から筆を持ち、25歳で経験20年という人もいるだろう。

 何年やったかではなく、何をどれだけやったか、勉強の内容と量が重要なのである。人も年齢ではなく、どれだけの体力や能力を持っているかである。

 私は歩く体力80歳、制作能力50歳、記憶力70歳、視力70歳位である。(自己判断) 足だけ弱っているがあとはマダマダ・・・

    テレビではGOTOトラベルのニュースを流している。もともと国内旅行経験が少ない私でも行きたい気になってしまう。昨年(コロナ前) の2-3倍の人出のところもあるという。

 木更津は車で1時間も走れば外房の鴨川まで行ける。館山から内房勝山、保田などの景勝地を回ってもガソリン代は2000円位である。

 養老渓谷も裏道を走れば1000円位のガソリン代で行ける。途中東京大学の実習林などもあり、晩秋には少し紅葉も楽しめる。人のいないところで車から降りればマスクをすることもない。

 これからは時々弁当を持って車の一人旅をしたいと思っている。(千葉県内、ガソリン代2000円以内)

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10月1日より、【一日一作】(書等)、【一日一刻】(印) を新設します。

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