今子青佳

2018年08月

誰かがやっていないことをやることが好きだから、やってやろうという気になります。でも今回、中澤系の短歌を映像にする、という企画などで、一緒に作る人がいると、一気に怖くなります。

私は、性格のあらゆるところに問題があるので、迷惑がかかる、と思うと何も言えなくなります。言えなくなるというか、その人の空気に呑まれてしまって、「それでもいいかもしれない」と思ってしまいます。だから人と協力して何かをするのが、苦手です。わからなくなってしまう。一人の時間を過ごしている中で、考えることが得意です。もしくは、勝手に自由に引っ張っていける場所・人間関係じゃないと、何もかもが嫌になってきます。

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今まさにそんな状態です。今回の企画はわけわかんないことだらけだし、やりたくないこともたくさん出てくるし、もうそうなってくると、イライラがどんどん募ります。イライラしているのはこちらの問題なので、作品にも他の人にも全く関係はないんですが。でも嫌でしょうがない。

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そんな時はいつも逃げてしまいます。だから、今も逃げる寸前です。わりと、ずっと。

 

 

でも、今回はやらなければいけないと思っています。

そう思えたのは、現時点で応援してくれている人がこんなにもいてくれるからです。よく考えてみたら、奇跡に近いようなことを人に求めてしまっているし、それに答えてくれている人がいます。すごいことです。

 

もし誰かに、あなたはおかしいとか、こうすべきだとか言われても、支えてくれる大事な人がいることで、強くなれる気がします。立ち向かえる勇気までもらえます。

こんな気持ちになるとは全然思っていませんでした。守るべきものが、心から大事にしたいものが、わかったような気がします。全然知らなかった。私は何を見ていたんでしょうか。そして、こう考えられるまで、ずっと話をしてくれた人も、います。本当にありがとうございます。

 

まだお返しもしてないし、撮影もしていない段階ですが、本当に本当に、ありがとうございます。
たくさんの人に、とてもとても支えられています。
 

 

これからもなかなか進めずにいたり、ぐるぐるし続けるんだろうなという予感もあります。
でも、なんとかなる気がします。
 

これからも、ゆっくりやって行きます。皆さん、よろしくお願い致します。
 

是非いつか直接、お会いしましょう。

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書家今子青佳 個展『3番線快速電車が通過します理解できない人は下がって』
映像作品クラウドファンディング

が、現在50%を上回りました。

こんなにたくさんの人に支援を頂いて、とても嬉しいです。
でもまだ50%…
皆様、これからもよろしくお願いします。

Facebookで少し書きましたが、「読めない字を書いたもの」は「書」ではなく「絵」だと思いますか? 
について。

私は言葉を書いていますが、読めない作品も「書」だと思っています。言葉になるはずだったその思考や、言葉から受けたイメージを映したものも書になるように感じています。

例えば、絵は言語がなくても、つまり世界中の人が集まってひとつの作品を見たとして、解釈や評価は言葉で説明されるかもしれませんが、描き手や鑑賞者は特に言葉で繋がるものではありません。「絵」を見ているからです。音楽もしかり。歌詞では何を言っているのか分からなくても、「この曲好き」という判別がつきます。

書がそこと違うのは、言葉がスタートだと思うからです。何か最初に言葉や言葉にしたいものがあって、ひとつの作品になります。
つまり、「言葉」ありきです。

その意味で、今回の中澤系の短歌「受像機に映る裸体の少女への距離 あまりにも遠し 霜月」を映像化するというのも、ある種の「書」になるのではないかと考えています。
この言葉を読めば読むほど、情景が変わるような気がします。



受像機に映る裸体の少女への距離 あまりにも遠し 霜月」
 
 

みなさんそれぞれの「印象」はどうでしょうか。言葉通りに受取りましたか?言葉にしたことによって嘘が混じっているでしょうか?言っていない部分に真実があるでしょうか?
彼の言葉はそんな問いかけをしているような、訴えかけてくるような感じがあります。それなのに渇いた、張りつめた糸があるように私は感じています。

彼の言葉から受けた私の印象を、楽しみにしていてください。
 

それは、映像だけで完結するのではないかもしれません。展示会場での空間が関係するのかもしれません。もしかしたら、誰かのスマホの中で流れたとき、新しい意味が生まれるのかもしれません。


書がどんどん広がって欲しいし、いつか「言葉の芸術」として新しい領域になると信じています。それがいつかはわかりませんが。地球外生物と接触する頃には、「人間の言葉」と「地球外生物の言葉」としてぐっと発展するでしょうか。他を知ることによって、初めて自覚されるでしょうか。その頃には生きていない気がしますが。


新たな芸術を試みます。  

書家今子青佳 個展『3番線快速電車が通過します理解できない人は下がって』映像作品クラウドファンディングの主演の2名が決定しました!

藪田真衣

1995年生まれ
兵庫県出身
青山学院大学在学中

2015年よりフリーの俳優として活動。
主な出演作品として、
2015年、sebuhiroko MV ”君のほんの少しの愛で”(監督:廣木隆一)
2017 映画 ”未来の欠片、昨日の永遠” (NCWS 制作部認定作品)で主演。同年、短編映画 “Touched/触れた” (監督:⻄島達宏)でも主演。
2018年は、映画 “寝ても覚めても” (監督:濱口⻯介)や、映画 “My room My stage” (2018 年沖縄国際映画祭上映作品 監督:石川陸)舞台・映像に多数出演。
instagram/@

睡 / すい

アーティスト・フリーモデル。
武蔵野美術大学在学中。
講談社ミスiD2018大森靖子賞受賞。被写体活動及び作品制作と発表、SNS上での #睡美レビュー・光文社bis webページ執筆など“美術”を主軸に活動中。
Twitter @silkymagic
Instagram @silkymagic

今回の募集に、たくさんの方からの応募を頂きました。心から感謝致します。多くの方たちの中から、お二人にお願いすることとなりました。お二人のこれまで活動されていたことや考えていらっしゃることをお聞きして、一緒に作品を作りたいと思いました。

私自身今まで一人で作品を作ってきましたが、初めて「一緒に作る」企画です。どんな作品が出来上がるのか、とても楽しみにしています。

これからの作品作りにもエネルギーをもらえそうな、素敵なお二人です。ご期待ください。

ご支援下さる方を引き続きお待ちしています。
あと1カ月…!!苦しい状況ですが…
皆様、よろしくお願い致します!!

今年の夏の自由研究が決まりました。
こういうと小学生みたいですね。

『欧陽詢九成宮醴泉銘』欧陽詢
 と
『蘭亭序』王羲之
の全臨です。

全臨とは「すべて臨書する」ということ。「臨書」というのはお手本があって、そのお手本を見て書く事です。つまり絵画でいうところの「模写」のようなものです。

書道では古典を勉強します。それはこの「臨書」のことを指します。先人たちの筆跡をまねて書くことで、見ただけではわからない部分がわかる。そうです。

これが苦手だったんです。
この字の何がうまいんだ?!と思って、書きたくもなかったし見たくもなかったんですが、自分の作品を作って、自分の字がなんとなくわかってきた時に、

あ、これは行き止まりだ。

と感じました。
書き方がわからなくなる瞬間がふっとあり、ぞくっとしました。

本来なら古典を勉強してから、新しい創作の世界に向かうのですが、私は逆だったようです。

書物に、あんまり好きではない字もあります。むしろ大半です。でもおもしろい字がたくさんあります。書きながら、この人はこんな考え方なんじゃないかな、とか、性格悪そうだな、とか思う所があったりします。全然違うかもしれないですが、それでもいいんです。おもしろいから。


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蘭亭序の最後の4文字です。
5時間書き続けてへろへろの時です笑

きっと著者は一気に書いた書物だろうと思って、私も一気に書きました。
書いていると、自ずといろんな思いが浮かんできます。不思議です。

大学の時に哲学を学んでいましたが、その時の感覚と近い気がしました。もう生きていない人たちが残したものを、生きている者の中に取り込んで、伝えるだけではなくて新しく作り変えていく。読書よりももっと濃く、知ることができる気がします。先人たちの言葉は、ときめきますね。

膨大にある先人の言葉を、字を、全て見たり書くことは出来ないけれど、すこしずつ自分の中に入れ込めたらと思っています。

書物の内容や線の美しさとか理論に関しては詳しい方にお聞き下さい笑
私もこれから調べます笑

私は字が下手なので、とりあえず「書く」ことが目標です。この字のここが気に入らない!とか言い出したら全部書ききれないと思うので、とりあえず「書く」。
「とりあえず書く」!

書ききったら、その時これからの事を考えます。
スタートが遅い分、「書く」。

先人の皆さま、これからよろしくお願い致します。

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先月の黒部でのオカサトシ詩集「そらける」展の様子がみらーれTVにて9日まで放送されているそうです。ケーブルTVなのでお近くの方はぜひご覧ください!

見たいんですが…
見えない。

どんな感じだったかお教えくださいませ。

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