今子青佳

2019年03月

本日より「今子青佳個展 声まで見えない宇宙船に沈む」が始まりました。無事今日を迎えられたことを深く感謝しております。

もうこれで最後かもしれないと(いつも)思う作品です。今までで、一番やりたいことがやれたように思います。毎回言っている気もします。

間違いないのは、考えることも、作ることも、とっても楽しかったということです。ぜひ見にいらしてください。

また、本日はzmi(ピアノ)×今子青佳(書)コラボレーションコンサートがございます。僅かですがまだ席が空いておりますので、よろしければimako.sho@gmail.comまでお申し込みください。

お会いできるのを楽しみにしています。


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「声まで見えない宇宙船に沈む」

日時:3月31日(日)~4月8日(月)12:00~19:00
※3月31日(日)のみ12:00~17:00
場所:gift_lab GARAGE(東京都江東区白河1-3-13 清洲寮102)

3月31日(日)コラボレーションコンサート
zmi(ピアノ)×今子青佳(書)
18:30 OPEN
19:00 START
チケット ¥1,500+1drink
席に限りがありますので、imako.sho@gmail.comまでご予約下さい。 

個展まであと1週間になりました。作品のコンセプトと今考えている「言葉」の定義について、残しておきたいと思います。

3つの音に関する作品を作っています。

1つは、31日にオープニングコンサートを一緒に行うzmiさんの曲に向けた書。zmiさんは、楽譜をあまり書かれないそうです。普段の生活での音や、自然の音をたくさん見つけていらっしゃいます。だからなのか、彼女の音楽を聴くと、呼吸がしやすくなります。その呼吸や空気の流れが、声として発する言葉と通ずるものがあると考えています。

2つめは、角篤紀さんという作曲家の雅楽の楽譜を書にしています。
一部だけ。

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雅楽で使われる楽器の楽譜は、特殊で、縦書きだったり、2つ並べてある楽譜を同時に見たり、漢字だったりします。それを角さんは五線譜で書かれています。角さんとお話した時に、彼は楽譜としての美しさを追求してらっしゃるように感じました。それも、休符について。

楽譜は伝達手段でもあり、記録の機能もあり、書道に近しい部分があると思っています。それならば、そこで使われる記号を入れ替えたら、楽譜でもあり、書でもあり、楽譜でもない、書でもないものになるのではないか、と考えたのが、作品の始まりです。かなり前から、書にさせてくださいとお願いしていたので、念願の作品です。 

最後の3つめは、雑踏での音を書にしています。私たち人間の耳は、多くの音を聞き分けていますが、街中で撮影・録音をするとわかるように、本当はたくさんの音がしています。人の会話や、広告の音は意味がある、何かを伝える言葉かもしれないけれど、すぐに消えて行ってしまう。かといって、車や電車が通る音に意味があるわけではない。

周りで発生している有り余る音を、ひらがなとカタカナと漢字を使って書いています。騒音と共に、作品をご覧ください。


私の書は書道とはかけ離れているところにあるので、「言葉を書いたもの」と言っています。それを知り合いに説明していた時に、的確に言いなおしてくださいました。それは「記号で書かれたことばの拡張」です。言葉というものは、認識できるものであり、社会や他人に意味が通じるものとして定義されると言われています。だから、文字でも、今回のテーマである音でも、ある記号を「言葉」と置き換えられるのであれば、書いた作品が読めなくてもいいと思っているので、それは確かに「拡張」といえます。文字におさまらず、記号におさまらず、手書きで書くということの限界を追求するという意味で、拡張とは、希望のような言葉だなと思います。
そうやってできた世界が、これまで見ていた世界とは違った価値観で世界を捉える方法になることを今は考えています。時間とは違う尺度で生きることだとか、目で見える世界ではない次元だとか。

今回のタイトルの「声まで見えない宇宙船に沈む」は、このことです。


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展示期間中は全日在廊する予定です。午前中仕事をしてから向かいますので、オープンには間に合わないかもしれませんが、遅れて行きます。いらっしゃる方はぜひご連絡ください。お会いできることを楽しみにしています。
こうした展示会は、懐かしい人が会いに来てくれたり、新しく出会うことができるので、私が一番ラッキーなんです。幸せです。

31日のコンサートもまだ少し席がありますので、ぜひご予約下さい。gift_labという面白い、特別な空間でのzmiさんのピアノの音は、絶対に素晴らしい時間になります。私自身が、自分のパフォーマンスを忘れて聴き惚れてしまうかもしれない笑

ちなみに、長く大規模改修工事をしていた東京都現代美術館は3月29日からオープンです。長かったですね。こちらもぜひ。

桜がきっと見頃の時季です。特別な時間をお過ごしください!




「声まで見えない宇宙船に沈む」

日時:3月31日(日)~4月8日(月)12:00~19:00
※3月31日(日)のみ12:00~17:00
場所:gift_lab GARAGE(東京都江東区白河1-3-13 清洲寮102)

3月31日(日)コラボレーションコンサート
zmi(ピアノ)×今子青佳(書)
18:30 OPEN
19:00 START
チケット ¥1,500+1drink
席に限りがありますので、imako.sho@gmail.comまでご予約下さい。 

普段何気なく交わしている会話の一言について。
文字を考えながらも、文字から離れたい思いがあるからなのか、ちょっとした言葉に急に敏感になったりします。

例えば、私の勤めている図書館では、利用者さんの質問に対して「・・・だと思います」「おそらく・・・です」といったような回答をすることが多くあります。これって、仕事なのに断定できないなんておかしいんじゃないかなとふと思っていたのですが、確定的ではない可能性を含めての回答なんだなと最近やっと気付きました。

問題が起きなければ、たいていは予想通りのことが起きて、利用者さんにも「・・・です。」と言えるけれど、万が一の出来事を踏まえてお答えすることで、多くのいろんな人に対して、すごく優しい対応なんじゃないかと思います。

これは公共図書館ならではなのかもしれません。

本当にいろんな人にお会いするので、びっくりすることが多いのですが、それが私にとって安心もできるし、面白いですし、一人じゃないんだなと思います。計り知れない人がたくさんいることで、救われるような気もしています。これは、きっと書店ではなくて、専門図書館ではなくて、公共図書館特有のものだと思います。

去年の4月から異動して今の職場に変わったのですが、約1年ほど働いて、新しい発見もありました。

「優しい」ということの違い。

ただ寄り添うだけでは優しいのではなくて、こちらの妥協の点と、相手の利用する立場での妥協の点のバランス。「お客様は神様」とは違う次元で、提供者が出来る可能な限りと、無償の範囲内での需要の際限。土地柄もあるのかもしれませんが、絶妙なバランスで成り立っている瞬間をたくさん垣間見ました。また、そのギリギリの場面を、言葉の端々で補っている場面もたくさん目の当たりにしました。
提供出来る限りの内容の仕事をどれだけ丁寧に仕事をするのかということを、この1年、同僚及び利用者さんに教えて頂きました。傍から見たら「遅い」のかもしれないけれど、その瞬間に頭の中では、いろんな事象を考えて、その中での最善を言葉にしている。 それは同じ職場で働く人に対しての配慮も含めた言葉でもあります。だから、言わずに留めいてくれていた言葉も無数にあるだろうし、暗に言った言葉もあるだろうし、どの言葉も、その過程を含めて居る限り、とても重く、有難い言葉だったと心から思います。

多くを教えてくれた先輩方の何人かが今年度で異動・退職されます。とてもとても悲しくて淋しいですが(どの職場でも、尊敬する先輩方となぜか1年でさよならする事が多いです)、志が高く、ご自身を貫かれる姿にも心を打たれます。先輩方に恥じないように、これから頑張って行かねばなりません。
また遊びに来てくれるといいなぁ。 

今日は書き込みの日でした。
ほぼ年1回の、同じ団体の皆と同じ場所で一日かけてそれぞれが作品を書き込みます。
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写真の洗濯バサミは、書いた作品を吊るす用です。書き込み続けていると、自ずと自分の周りに作品の仕切りが出来て、myスペースが出来上がります。

大きな作品なので大量には書けないですが、すっごく疲れます。でも、みんなが書いている場所にいることで、モチベーションも上がりますし、刺激になります。書道仲間があまりいないので、みんなに年1回でも会えることはすごく楽しみです。

それに、「書道」と違うところを考えたり、作品を作ったりしているので、「字」を書いて、「字」について集中して考えることが出来る貴重な時間でもあります。線の重なりだったり、向きだったり、そこから生まれる字の表情だったり、やりすぎたら字に見えなくなったり、そもそもゲシュタルト崩壊してきたり、字ってどこまでが「字」として認識されるんだろうって思いながら書いていました。

何も考えずに、夢中になって書きたいと思っているのですが、どうもいつの間にか考えてしまって、今一つ集中して書けません。無心になることは、永遠の課題のような気がしています。書いている時の記憶はあまりないんですけどね。そういえばこんなこと考えてたな、と過ぎてから思い出します。

個展の準備を進めつつ、こうして書道仲間と作品を作れる時間もあります。有難いです。
今回の個展は音がテーマということもあり、言葉や文字からは少し離れた作品です。面白いことに、離れれば離れるほど、色濃く感じたりもします。その話はまた今度。


個展のコンサートが着々と席が埋まってきています。
ご予約の際はimako.sho@gmail.comまでお早めにご連絡下さい。

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「声まで見えない宇宙船に沈む」

日時:3月31日(日)~4月8日(月)12:00~19:00
※3月31日(日)のみ12:00~17:00
場所:gift_lab GARAGE(東京都江東区白河1-3-13 清洲寮102)

3月31日(日)コラボレーションコンサート
zmi(ピアノ)×今子青佳(書)
18:30 OPEN
19:00 START
チケット ¥1,500+1drink
席に限りがありますので、imako.sho@gmail.comまでご予約下さい。


今朝この書き込みの準備をしている時に、いつも使っていた硯を落として割ってしまいました…
可哀そうに…ごめんなさい、硯。
唯一の硯だったのに…
これからは割れないタッパーとかにしようかな。 

個展のお知らせです!

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「声まで見えない宇宙船に沈む」

日時:3月31日(日)~4月8日(月)12:00~19:00
※3月31日(日)のみ12:00~17:00
場所:gift_lab GARAGE(東京都江東区白河1-3-13 清洲寮102)

3月31日(日)コラボレーションコンサート
zmi(ピアノ)×今子青佳(書)
18:30 OPEN
19:00 START
チケット ¥1,500+1drink
席に限りがありますので、imako.sho@gmail.comまでご予約ください。


今回は「音」がテーマです。これまで書いてきたような詩や短歌はなく、音を元にしています。それも言葉(音楽でいえば歌詞)ではありません。
コミュニケーションに使われる、意味を伝える言葉でない「声」は言葉と異なるものでしょうか。

31日(日)には、ピアニストのzmiさんとのコラボレーションもあります。彼女の音楽を最初聴いたときは、きれいで優しいのに、どこか冷たいところもあって、独りぼっちにされてしまうイメージがありました。でも、なぜかずっと、どんな時でも聴いていたい。悲しいときも嬉しいときも、寄り添って居てくれるような、包んでくれるような音楽です。

会場は以前お世話になった清澄白河のgift_lab GARAGE。また展示をさせて頂けることを心から嬉しく思っています。


ぜひお越しください。
皆さまにお会いできることを楽しみにしています。

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