今日から『今子青佳書道展 筒井康隆「残像に口紅を」』が開催する予定でしたが、コロナウイルスの影響で延期となりました。早くできる時期に至りますように。その時には気兼ねなく、たくさんの人に来てもらえますように。


延期の連絡をする中で、多くの人に「残念です」と言われた。最初は延期だから残念の「ざ」も思っていなかった。でも言葉の力は大きくて、読むだけで、この文字を見るだけで、残念だと自分でも思うようになってしまった。

今回の作品は、次々と文字がなくなっていき、残った文字だけで話が進んでいく小説の全文を書いたもの。その文字で呼称される存在自体も消えてしまう。

言葉があるから目に見えるもの、概念や感情を認識することができる。言葉を作る文字は、視界から的確に意味を私たちに伝えてくる。

文字がなくなった世界は、なにも残らないのか。言えずにいた言葉や、捨てられた文字、消えていった文字は、どこに行くのか。

ぜひ見に来てください。

残念じゃない。楽しみが伸びただけ。
そう信じています。


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