2018年02月21日

本『金魚姫』

山合の小さな町へ越してきたが、幸いここにも1軒だけ本屋がある。しかし新刊コーナーと書かれた棚には、かつて新刊だった本が並ぶ。




うーん…。


2015年初版???


そんなモノがハードカバーの、しかも初版で読めるなんてある意味レアかもしれない(笑)見たこともないタイトルや作者が多くて迷ってしまうし、なんだかいつも読んでいるいつもの作者を選ぶ気にはなれなかった。狭い新刊コーナーを何度も往ったり来たり、3冊ほどに絞ってさらに1冊に決めた。





なんだろう?

ここの本屋の新刊基準は帯に『◯◯賞受賞』と書かれているか否からしい。すべての本の帯に◯◯賞の文字が見受けられた。






ちょいファンタジーでほっこりできそうな本を探してこの直木賞を受賞した(らしい)『金魚姫』なる1冊をチョイス。








先に感想を述べておくが、おもしろかった。読み始めはラノベのようで少し退屈したが金魚の歴史や記憶、主人公のルーツを求めて旅をするあたりからどんどん読み進めてしまった。



最後はホロッとなる。












↓あらすじ↓




なんとなくお祭りで金魚すくいをした会社員が大物を狙ってリュウキンをすくいあげた。それを部屋で飼うことにして飼育セットや飼い方の本を求める。



そして金魚は中国から来た女の子の姿となって姿を現す。記憶のない古代中国の女の子と同居をしながら、なぜ、現代によみがえったのか…など記憶探しの手伝いをする主人公。



勝手に人になり、都合が悪いと金魚に戻り、びしょびしょで歩き回り、えびせんを食らう。ちょいホラーでちょいドキでちょいちょい切ない物語。





















それでは恒例(?)好きなセリフ紹介。









衣の袖で顔を覆ってしまった。

「わかったよ。わかったから、泣かないでくれ。しばらく居てもいい」

女が顔をあげた。赤い唇から舌を伸ばしていた。物の怪なのに舌は短い。桃色の舌先にえびせんのかけらが載っていた。袖に零したかけらを舐めとっていただけらしかった。

「食事は二回。えびせんは一回」

女の言葉に思わず頷いてしまった。

「あ、はい」

いいのか、これで。俺。

















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これはオススメの一冊♪

















荻原浩(おぎわらひろし)
『金魚姫』



ISBN978-4-04-102528-4

角川書店














2018年02月05日

2月号競書

節分を迎え、のり巻きを食べ忘れた私にも精神面での春がおとずれた。とにかく何か新しい事をしたい!という欲求が芽生え、知らない場所へ行って迷子になってみたり、海辺の町から山合いの町へ引っ越してみたり、キャッチコピーとかなんとかの募集を見つけては応募してみたり、そのくせなかなか荷ほどきが進まなかったり。そんな毎日。











↓漢字条幅。


『忽驚水心影』


意味:たちまちに寒泉の心影が響きわたる。




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↓仮名条幅。


『千代ふべき二葉の松の(能)おひさき(佐支)を(越)見る(流)人いか(可)に(二)うれしか(可)るらむ(无)』


意味:千年先も続く未来、まだ新芽を出したばかりの若松(子どものこと)の成長を見届けることができる人はどれほど嬉しいことでしょう。





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↓新和様条幅。


『桜花ひとゝきに散るありさまを見てゐるごときおもひといはむ』





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まあなんかそんな感じで、来年度はどんな私になろうかな、なんて色々想像してみたり行動してみたりアクティブなので乞う御期待!






























余談だが、先日仕事で訪れた町の駅がなんかアニメーションでキラッキラだったので思わず画像を撮った。町おこし、かな?









↓駅舎。



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↓駅前から出るバス。
バス停の車内アナウンスもいろんな女の子の声でビックリした。声優サンかしら。





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2018年02月02日

卒業作品

なんとなく、私がこの学校へ入学してから10年が経った。5年経過した時点で一度(10年ほど?)地元へ帰ったが、もっと勉強したくて再び門を叩いた。それからまた5年。



ここで一区切りといったところか、私も全日制の学校も来年度より休校が決定した。これも時代かな、と思う。




在校生達が卒展の作品を書いているのを見て、私も何か残しておこうと思い、下手な物になってしまったがこんな物を書いてみた。




美術史の先生が日本画の先生を招いて水墨画の授業をしていたので春蘭の葉ばかりを練習した。何年も描いていればいつか生きた葉っぱになるかなと思いつつ毎年描いたが時折『意至りて筆至らずというやつかな』と注意を受けたりもした。




漢文学もあった。
結局自身で作詩するまでには至らなかったが色々な歴史を学んだ。『一番大切なのは文章を読む事ではなく歴史背景を理解して本意を汲む事こそ正しい観賞だろう』と習った。


そんな漢文先生より卒業にあたり詩を作っていただいたので書いてみた。もっと練ってちゃんとかためてから添えればよかったなと後悔している。その日は最後の授業で、なんとか今日中に仕上げなければと意味もなく焦っていた。そんな必要はなかったのにな。










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寂しいような気持ちもあるけれど、まだまだ学ぶ事があるって幸せなことだなあ。私はこれからも先生についてく。そして新しい目標もできたのでそこへ向かってスタートをきる。










これからもどうぞよろしくです。





(❁ᴗ͈ˬᴗ͈)⁾⁾⁾ぺこ。











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