ものづくり企業の実践開発マーケティング+プラス

ものづくりの開発マーケティング専門コンサルティングアイマーケ代表の石川憲昭のブログです。ものづくり企業の商品開発、事業開発について、マーケティング視点、現場視点を+プラスして発信します。

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滋賀大大学大津サテライトプラザで開催された商品開発・管理学会第27回全国大会に出席しました。

本学会は社会科学、工学、人文科学など広い領域にまたがり、産学が意見を交わし商品開発・管理の研究を行う団体で日本学術会議協力学術団体に認定されています。

私にとっては商品開発の最新の研究動向を知ることが出来る機会であり、同時に、全国の商品開発関係者と交流を深めることのできる場です。

今回の統一テーマは「商業の原点から考える商品開発・管理」です。

基調講演は、近江商人発祥の地での開催にちなみ宇佐美英機滋賀大学名誉教授よる「近江商人の商品開発の商い方法 」で、近江商人の成り立ちや特徴を短時間で知ることができました。
特に、近江商人の近代商業技術や陰徳善事の話はとても興味深いものでした。
利益配分の考え方など、今の企業経営に活かすことができる点も多いですね。

特別講演は(株)たねや松宮佐起子室長による「たねやの商品開発-伝統と革新」でした。
たねやといえば、伝統的な和菓子にくわえ、クラブハリエの洋菓子が急成長を遂げています。この「たねや」の成長の源泉である商品開発にも「たねや」らしさの発想や開発プロセスが組み込まれていて、とても新鮮でした。

午後からの研究発表セッションでは、「知識商品のマーケティング特性」や「地域での産業集積とイノベーション」など関心の高いテーマの発表がつづきましたが、とりわけ「ネットワーク埋め込み」に関する企業間取引の研究は
ものづくり企業のマーケティングや製品開発など、あらゆるビジネスの局面で応用できるものでした。

それにしても一日で消化できないほど豊富な内容を得ることができた、刺激的な一日でした。

京都高度技術研究所主催の次世代エネルギー関連の研究会に参加しました。
研究会の副題は「エネルギーの地産地消化と京都が結ぶビジネスチャンス」です。

地球温暖化、資源・エネルギーなどの社会的課題解決として新エネルギー技術の社会実装が開始され
かなり経過しましたが、太陽光発電ブーム以降、その動きも少し穏やかなように感じます。

研究会では、ドイツの地域エネルギー事業や国内の再生可能エネルギー事業の近況に加えて
宮古島市のエネルギー政策、再生可能エネルギーの取り組みについての講演とパネルディスカションがありました。
特に関心を持ったのは、市役所、企業、大学、が一体となりエコアイランドの実現に向け様々な事業にチャレンジしている
宮古島市の事例です。詳細は宮古島市のHPをごらんいただくとして、事例から見えてくるのは、
役所がエネルギー使用者である地域住民の視点で取り組んでいる点です。(当たり前かもしれませんが、なかなか出来ていない。。)
たぶん、このエネルギーが企業や大学を引きつける力となり、プロジェクトを前に進めているのではないでしょうか。

また、企業は社会への貢献意識、存在意義を感じているからこそ、短期的な収益にはつながらなくても続けられるのでしょう。


宮古島市もまだまだ課題はあるようですが、エネルギー政策という枠組みにとどまらず
あらたな視点を組み込み、エコアイランドを作ってほしいものです。
エコアイランドは、エコシステムの視点で技術をビジネス化することが鍵となるのではないでしょうか。。

きょうとマーケティング研究会に参加しました。

この会は、公益財団法人京都産業21が事務局をつとめる、京都の異業種交流団体で、月1回 様々な視点からマーケティングをとらえ、ビジネスに活かせるよう学習しています。
多様な業界の方がメンバーのため、取り扱うテーマも毎回バラエティに富みます。
今月は、新たなビジネス、商品開発の場面で不可欠となる「知的財産」がテーマです。

最近、中小企業でも知的財産の重要性が認識されはじめていますが、正しい知識をもちマネジメントに活かしている企業は多くはありません。
今回、営業秘密の管理や対外的な関係における秘密保持に関して独占禁止法や下請法に照らし合わせ大変わかりやい説明で頭の中がすっきり。

ものづくり企業の知的財産というと、特許や商標が思い浮かびますが、それだけでなく、ビジネスに関わる行為の問題や法的規制なども十分に把握する必要性を再認識しました。

季節の変わり目は、人間の体調だけでなくパソコンもそうなのか?
先週突然動きが遅くなり、急遽買い換えることにしました。

これまで、VAIOの愛好家だったのですが富士通に決めました。
最近は、日本製のデスクトップPCは、富士通かNECぐらいなのですね。。

それでPCを入れ替えて新しい発見があったのは、写真のように
ディスプレイの下にFUJITSUのロゴの右端に(見えにくいですが、、)Pioneerのロゴ。

blog20161004


これ成分ブランドの活用といえるのでしょうね。
最近、関心が高まっている成分ブランドですが、
成分ブランドとは、ある特定のブランド(ここではPioneerのスピーカ)が別のブランド(富士通のパソコン)に成分として組み込まれることで製品の価値を高める効果をもたらすものです。
パソコンでは、Intel インサイドなどはよく知られている事例ですね。
FUJITSUにPioneerのロゴという日本メーカ同士の組み合わせもなかなかインパクトあります。
そういえば、カタログでも音の良さをPRしていたような気がします。
富士通は(系列の富士通テンはあるものの)AV機器をラインアップしていませんので、パイオニアの技術は魅力的なものだと思われます。
また、パイオニアといえば、最近オンキヨーさんと関係が深いようですが、今回の仕掛けは、どこが発端となり実を結んだのか気になるところです。

今週は、某地区の経済団体で講演をさせていただきました。
テーマは「自社の強みを活かした売れる商品開発」

講演内容のポイントを述べますと。

(1)強みを知る:市場目線で強みを評価する

(2)強みを広める:強みをブランディング化する

(3)お客様を絞る:ターゲット市場を設定する

(4)お客様に寄り添う:顧客価値を可視化(言語化)する

(5)価値を創る :組織として開発を進める 

という手順で商品開発を進めるというものです。

この(1)〜(5)で自社の強みを棚卸しして、強みを評価している企業は多いのですが
お客様の視点で評価に欠けていたり、(2)の強みを広める活動(強みをブランディング化する。言い換えれば技術のブランディング化)に取組んでいる企業は限られているように思います。

今回は、その点を強調し方法論もお話ししました。

参加された皆さんは、ものづくり企業だけでなく、サービス業の方もいらっしゃいましたが、
懇親会で感想を聞くと多くの会社さんで賛同くださりました。(よかった。。)

産業財である部品や機器、材料などの分野では、まだまだブランディングに対する意識が低いのが実情です。
まずは、企業が保有している製品に対して
部品ブランドや材料ブランドの意識を高めることが第一歩ではないでしょうか。

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