3月もあとわずかですね。。
今月は、技術者むけの研修や、自治体さん主催のセミナーや、ものづくり企業グループむけの講演などいろいろお話する機会をいただきました。(感謝)
このような場で参加者の皆さんの意見はとても勉強になります。
参加された人との会話を通じ製造業のソフトの大切さを痛感しました。

ソフトとハードの融合はあらゆる場面で、ずいぶん昔から言われているものの、日本の製造業では、途上にある課題だと思います。
そして今こそ、ものづくり企業が自社のビジネスに組み込むべく真剣に考えなければいけない時期だと思います。
そのためには、まず、ものづくり企業にとってのソフトを明示することが大切なのではないでしょうか。

ものづくり企業にとってのソフトと言えばサービスがまず思い浮かびます。
つまり、製品を売るまでのビフォーサービスや売った後のアフターサービスなどです。
ものづくり企業の場合、ビフォーサービスやアフターサービスは無償で行われることが多く、コストに位置づけられていました(今も大半はそうですが)。
もう一度ビジネスを見直し、お客様の現場に寄り添い、お困りごと、やっかいなことを少しでも取り除き解決に導く、という視点でサービスを捉えると、お客様が「お金を払っても良い」と言うことがが見えてくるでしょう。

また、ソフトは製品に組み込まれるソフトウエアやデザインなどもそうですし、製品のイメージなどもソフト領域になります。最近、デザインやイメージは一般消費者向け商品だけでなく産業用部品や機械などでもその重要性が高まっています。
同じような機能や性能なら、産業用品であっても、よりデザインの良いもの、心地よいものを買おうと思うのが人情というものです。

また、ものづくりの現場でもソフトの大切さが見直されています。
つまり機械一辺倒のものづくりから、職人や現場の人の感や熟練を活かしていこうという動きです。
人的ソフトの活用とでも言えるでしょう。
人手不足や職人の減少をAIで補完しようとする動きもありますが、人を育て、技術を継承するという地道な取り組みを捨てるべきではありません。

ものづくり企業がソフト視点で価値を生み出せるところは、まだまだあるのです。