秋は学会シーズンです。
私が所属している商品開発・管理学会(Association of Product Development and Management)も11月18日〜19日 尾道市立大学で全国大会が開催されます。
商品開発管理学会は、2001年に設立された商品開発・管理研究を専門とした学術組織で大学等の研究者、学生、民間企業など様々な分野の方がメンバーで、毎年参加を楽しみにしています。(学会の内容は、また後日書きたいと思います。)

さて学会会長の高橋幸司鶴岡高専学校長がです。
学会会長の高橋幸司鶴岡高専学校長が、商品開発・管理学会ニューズレターで商品開発との関係で「負のモチベーション」に触れておられ興味を持ちました。高橋先生は、巻頭言の中で、商品開発の社会的な意義を確認した上で商品開発の成功には「専門能力」「新規アプローチ能力」「戦略的思考」そして「モチベーション」が重要であると言います。
このなかで「モチベーション」でも「負のモチベーション(やらざるを得ないと思う気持ち)」が商品開発の推進の原動力になると言う点に関して、島根県海士町の事例で説明されています。海士町の事例の紹介は省略しますが、商品開発者の危機感や現状打破の気持ちが商品化に大きく影響し、成功に貢献すると言うのです。
負のモチベーションは、未来志向の正のモチベーションに比べ、商品開発の事例として取り上げられることは比較的少ないように思います。しかし、実際の商品開発の取っ掛かりは、既存商品の課題の対策であったり、時には既存事業継続のための手段であったりするケースが多いように思います。

昨日、ものづくり企業の社長さん達にこの話をすると、「確かにそうだ」「あの商品は負のモチベーションだな〜」とか、「正のモチベーション商品より負のモチベーション商品のほうが地に足がついたものができる」など様々な意見が活発に交わされました。これが、関心の高いテーマであることは間違いないようです。

とはいえ、商品開発のきっかけは暗いイメージの負のモチベーションであっても商品そのものは、社会を明るくするものであることは変わりありません。負のモチベーションから、未来志向、プラス思考の商品を創っていく。
それが結果として独創的な商品として実現するのだと思います。