先週の金曜日、広島県のものづくり企業のネットワーク「YAMATO PROJECT」の一般社団法人 設立総会でお話をする機会をいただきました。

*YAMATO PROJECT 総会記事

講演のテーマは「YAMATO PROJECTによる新サービス価値の創出」です。

トヨタが自動車をつくる会社から「モビリティカンパニー」へチェンジすることを宣言したように、ものづくり企業がビジネスにサービスを組込む動きは急速に広まっています。

講演では
これまで、ものづくり企業はハード(もの)とサービス(こと)が完全に分断されていた訳ではないがサービスは無償で提供されることが多く、ハード(もの)販売のための手段という位置づけが一般的だった。

今後は製造業でも、サービスが有償で提供されるケースが増えてくる。
実際、コンサルティングやメンテナンス、トレーニングなどのサービスをビジネスにしている企業が多くなっている。

サービスのビジネス化には、ものづくり企業が「量産で儲ける」という発想から「量産がなくても儲ける」というマインドチェンジが必要である。
そして、他業界のサービス形態を学び取入れるなど積極的な姿勢を持つことが大切である。

という点をふまえ
「ものづくりPoC」を提案しました。

PoC(proof of concept)は日本語では「概念実証」や「コンセプト実証」と訳され、製薬業界では市民権を得、IT業界で普及しつつある、知恵や経験、技術がないと実現しない付加価値の高いサービスです。
ものづくり分野では”まだまだ”認知されていない「PoC」ですが、製造業の企画・研究開発・プロトタイプ制作など製品開発の前工程の新サービスとして「ものづくりPoC」を展開しましょう。というものです。
「ものづくりPoC」の実現には、ものづくり企業の技術に加えて、ユーザの深い理解と課題の設定、合理的な検証行為、など、PoC実践の場(ものづくりPoCエコシステムのようなもの)が不可欠です。
簡単なことではありませんが地域力を結集することで、魅力的なサービスになると信じています。

経済産業省は、ものづくり企業の付加価値の創出・最大化の方向性として「モノにとどまらないサービス・ソリューションの展開」を提示するなど、サービス化は日本のものづくり企業がチャレンジしなくてはならないテーマです。

講演後の懇親会では「ものづくりPoC」に賛同の声もいただきました。

引き続き、具現化にむけ地道に活動を続けていこうと思っています。