学会誌「商品開発・管理研究」16巻が届きました。

査読付き論文は
東洋大学李教授の「消費者の自発的簡素と物質主義が生活満足度に及ぼす影響」でした。

”自発的簡素”は1980年代にデュエイン エルジンが 「ボランタリー・シンプリシティ―」を出版するなど歴史のある概念で、消費を節制して自ら生活の簡素化を図る消費志向のことです。
(私自身、李先生に出会うまで知りませんでした。。。)

李先生はマテリアリズムと自発的簡素が生活満足度に及ぼす影響を定量調査、検証され
検証結果の一つとして
簡素生活と物質的豊かさ追求が共に生活満足度を高める。との結論を導き出しています。
この点は、人それぞれ価値感が違いますので納得する結果です。


また、物質的に簡素な消費生活を営みつつ内面的な充実と成長を図ることが生活満足度を高める。と言います。
この点に関しては、
ライフスタイルが時代とともに変化するなかで
最近は、若者をはじめ幅広い年代において自発的簡素の消費スタイルが拡大しているように思えます。

これを、物消費の減少とマイナスに捉えるのではなく、
人々の内面的な充実と成長を支える、人中心のものづくりの成長可能性が顕在化していると考えあたらしい、もの・ことづくりのヒントとしていくことが大切なのではないでしょうか。