令和初の新年2020年がスタートしました。

今年は「製造業のサービス化2.0」をキーワードに掲げました。

ものを売るだけでは利益が出ない時代です。従来、製造業は、ものを売るための手段としてメンテナンスやトレーニングなどをビジネスに組込んできました。しかし、トヨタが「自動車をつくる会社」から「移動」に関わるあらゆるサービスを提供する会社になる。と宣言したようにものづくり企業のサービスの位置付けが変ってきています。
すなわち「ものを売るためのサービス」ではなく「ものづくり企業ならではのサービス」です。

その一つの例が、ものづくりPoC(proof of concept:概念実証)です。
ものづくりPoCの実現には、ものづくりの知識・知恵や経験、技術、そして実証する”場”がないと実現しません。まさに、ものづくりならではのサービスと言えます。

PoCを社内の製品開発プロセスに導入するだけでなく、企画・研究開発・プロトタイプ制作など新サービスとする動きが活発化しています。最近では、大企業だけでなく中小企業や産業財商社へも拡大、ものづくり相談サービスやコンサルティングサービスとして商品化されています。また、産総研では加工機、ロボットに加え作業者まで含めたサイバーフィジカルシステムを構築し企業と連携しPoC深化を図っています。

2020年は、ものづくりPoCに限らず、ものづくり企業ならではのサービス創造の年となると考えています。

まさに「製造業のサービス化2.0」です。

「製造業のサービス化2.0」実践には以下の点が重要と考えます。

1.自社の技術を活かす
これまで自社の現場で培ったノウハウや知識・知恵や経験を可視化(言語化)する。

2.走りながら考える
サービスは顧客との相互作用が大切だからこそ机上で考え込むより市場で試行錯誤することが大切。

3.仲間を持つ
「製造業のサービス化」はビジネス生態系の革新、自社でカバーできる範囲は限られます。新しいビジネスエコシステムの構築には同じ志を持つ仲間の力が不可欠。

4.収益源の発見、創造にこだわる
収益なくしてビジネスは成立しません。収益源も従来の発想にとらわれず、デジタルトランスフォーメーション(DX)を味方に付け新たなビジネスモデル創造に挑戦する。

5.良き志
これは、ビジネスの要諦ですね。
新たな取組みは不安なもの、”良き志”があれば前に進むことが出来るはず(自戒)

私も技術マーケティングの視点から「製造業のサービス化2.0」にチャレンジします。

本年もどうぞよろしくお願いします。