社会が急激に変化する状況下で事業の将来の方向性を過去の延長線上で描いても、空虚なものになってしまいます。社員が納得感を得られる道筋を描くのは簡単ではありません。

このような状況に役立つ手法がホライズン・スキャニング(Horizon Scanning)です。
ホライズン・スキャニングは未来の社会の変化仮説構築などに有効な手法で、近年、政府の中長期的な施策検討にも使用され、シナリオ作成に有効な手法として注目されています。

ホライズン・スキャニングについては一橋大学の鷲田教授が未来洞察と関連し論文を多く出講されています。

・モザイク型AI普及社会への「備え」の必要性 (多型化する時代のマーケティングを考える) https://ci.nii.ac.jp/naid/40021280855
 ホライズン・スキャニングを用いたワークショップについて説明されています。
 鷲田先生の関連するインタビュー https://www.jst.go.jp/ristex/hite/topics/312.html 
・「自動運転による新たな社会的価値及びその導入シナリオの研究」経済産業省 
https://www.meti.go.jp/policy/mono_info_service/mono/automobile/FY28_report/FY28report.html
 スキャニングワークショップでの活用事例が詳細に記述されています。


研究開発部門の重要な役割の一つである中長期的な技術戦略シナリオ構築にも適応できると考えています。

市場の変化が激しい時代では、今日の利益を確保するために、市場に向き合い、変化に対応しニーズに応えることが大切です。一方で、将来の利益の獲得を目指すには、社会の変化を予測し、社会が求める価値を実現する技術を明らかににし技術を磨いていくことが必要です。
そのためには、まず、技術を熟知している技術部門が自ら未来を洞察することが必要ではないでしょうか。

ところで「Horizon Scanning」日本語ではホライズン・スキャニングとホライゾン・スキャニング両方使用されていますが
私は ホライズン・スキャニングで行こうと思います。