技術マーケティング+プラス

技術マーケティンに関わり30余年。仕事・生活、その時々の出来事を感じたままに書いています。

カテゴリ: 日記

新型コロナウイルスの影響で、人々の意識、行動、生活スタイルが変容しています。
それにともないビジネスの世界でも変革が求められています。

代表的な例がリモートワークなどリモート召諒野、リモート会議、リモート展示会、リモートフィットネス。

大学では遠隔授業も定着してきました。
企業むけ、セミナーや研修も例外ではありません。

IT企業や教育研修会社では、オンラインセミナーやオンライン研修のコンテンツを充実させていますが、遅ればせながら、私も、オンライン研修の撮影がありました。

会場は、研修とはいえ3密を避けて受講者無しで、私と撮影スタッフだけ。
カメラマンを受講者だと想定し、いつも通りに話そうとするのですが、目線の先はいつもは無いカメラのレンズ..噛むわ、早口になるわで、やはり調子が違いますねぇ〜

内容は「ものづくり企業の新たな価値づくり」を主題にし

ソーシャルディスタンスの制約下であっても(だからこそ)お客様の嗜好や変化を感じとる現場志向の活動が重要。
チーム一体となって、発想・観察・違いの見える化を進めること。
というもので
現場で出来る「発想法」「観察の仕方」「コンセプトの表現方法」を話しました。

撮影は、優しいスタッフのおかげで、なんとか一発撮りで終了!

集合研修のようにインタラクティブを体感できない点で物足りなさはありますが、現下の状況では致し方ありません。

まさに環境に適合、新しい日常にむけ何事も勉強と経験ですね。

某研究会で
前回ブロブに書きましたホライズン・スキャニング、試してみました。
といってもほんのさわりだけですが。。。

ホライズン・スキャニングの特長は未来予測などする際に、技術の進化と社会(市場)の変化を掛け合わせること。
製品開発に用いれば、斬新な新商品アイディアを生みだすことも期待できます。

今回は短時間だったので、社会変化の予兆の言語化(スキャニングマテリアル)とスキャニングマテリアルから作る社会変化シナリオは事前に用意しました。
また、対象とする技術は自動運転に設定し、自動運転が社会(市場)へ与える影響領域やテーマも事前に用意しました。

ワークショップでは、
社会変化シナリオと自動運転技術が影響をあたるテーマを掛け合わせたマトリックス表(インパクトマトリックス表)を手元においてアイディア創造にチャレンジしました。


それで結果は

「新商品アイディア創造に使える」手応えがありました。

実施プロセス、フレームワークが明確なためすぐに実践できます。


ただし、実ビジネスに導入するには、未来シナリオ策定を効率よく進めるための工夫が必要だと感じました。そのためにはテーマ設定が重要です。


先が読みにくい時代だからこそ、バックキャスティング思考が重要。
変化が急で激しく先が読めない社会状況では、”今日”のビジネスの実践には、「エフェクチュエーション(Effectuation)」の行動原理を取り入れ、市場と向き合うことが重要です。
しかし、だからといって長期的な視野を持たなくて良いということではありません。

将来の事業の種を生みだす役割を担う研究開発部門などでは、バックキャスティング思考によるホライズン・スキャニングが活かせるのではないでしょうか。

令和初の新年2020年がスタートしました。

今年は「製造業のサービス化2.0」をキーワードに掲げました。

ものを売るだけでは利益が出ない時代です。従来、製造業は、ものを売るための手段としてメンテナンスやトレーニングなどをビジネスに組込んできました。しかし、トヨタが「自動車をつくる会社」から「移動」に関わるあらゆるサービスを提供する会社になる。と宣言したようにものづくり企業のサービスの位置付けが変ってきています。
すなわち「ものを売るためのサービス」ではなく「ものづくり企業ならではのサービス」です。

その一つの例が、ものづくりPoC(proof of concept:概念実証)です。
ものづくりPoCの実現には、ものづくりの知識・知恵や経験、技術、そして実証する”場”がないと実現しません。まさに、ものづくりならではのサービスと言えます。

PoCを社内の製品開発プロセスに導入するだけでなく、企画・研究開発・プロトタイプ制作など新サービスとする動きが活発化しています。最近では、大企業だけでなく中小企業や産業財商社へも拡大、ものづくり相談サービスやコンサルティングサービスとして商品化されています。また、産総研では加工機、ロボットに加え作業者まで含めたサイバーフィジカルシステムを構築し企業と連携しPoC深化を図っています。

2020年は、ものづくりPoCに限らず、ものづくり企業ならではのサービス創造の年となると考えています。

まさに「製造業のサービス化2.0」です。

「製造業のサービス化2.0」実践には以下の点が重要と考えます。

1.自社の技術を活かす
これまで自社の現場で培ったノウハウや知識・知恵や経験を可視化(言語化)する。

2.走りながら考える
サービスは顧客との相互作用が大切だからこそ机上で考え込むより市場で試行錯誤することが大切。

3.仲間を持つ
「製造業のサービス化」はビジネス生態系の革新、自社でカバーできる範囲は限られます。新しいビジネスエコシステムの構築には同じ志を持つ仲間の力が不可欠。

4.収益源の発見、創造にこだわる
収益なくしてビジネスは成立しません。収益源も従来の発想にとらわれず、デジタルトランスフォーメーション(DX)を味方に付け新たなビジネスモデル創造に挑戦する。

5.良き志
これは、ビジネスの要諦ですね。
新たな取組みは不安なもの、”良き志”があれば前に進むことが出来るはず(自戒)

私も技術マーケティングの視点から「製造業のサービス化2.0」にチャレンジします。

本年もどうぞよろしくお願いします。

技術情報協会「月刊研究開発リーダー」2019年10月号の『技術マーケティングと潜在ニーズ、新事業テーマの発掘』特集において,「研究開発部門が押させておくべき技術マーケティングの新潮流」を寄稿させていただきました。

技術マーケティングの新潮流として掲げ点は

1)アイディア発想へのデザイン思考の活用

2)製造業のサービス化とソリューションニーズへの積極対応

3)市場に向き合い、変化に対応できる研究開発組織の構築
の3点です。

概要はアイマーケHPに掲載しています。 アイマーケ HP

さて、OODA(ウーダ)ループですが
OODAは、Observe(観察)→Orient(情勢判断)→Decide(意思決定)→Act(行動)の頭文字を取ったもので
元米空軍大佐ジョンボイドにより提唱された概念で、マネジメントでも注目されています。


10月号の研究開発リーダー」にも神戸大学原田勉教授が「OODAループによるイノベーション・マネジメントへの挑戦」で大変興味深い論文を書かれています。 

原田教授によると,ウーダループではOOAが重要で,(O)観察→(O)情勢判断により暗黙の誘導・統制により(D)を経由しなくても(A)行動することで、ビジネススピードを速まり、結果として競争力が向上する。また実践にはミッションとコミットメントのマネジメントと観察の質的向上が必要であるとのこと。

技術マーケティングの新潮流でのべた「市場に向き合い変化に対応できる研究開発組織の構築」の内容と親和性のあるアプローチで、ものづくり企業の組織の変革ドライバーとして活用できそうです。

なお、今年の4月に日本語版「OODA LOOP(ウーダループ)」チェットリチャード著 原田勉訳・解説 東洋経済新報社が出版されています。

学会誌「商品開発・管理研究」16巻が届きました。

査読付き論文は
東洋大学李教授の「消費者の自発的簡素と物質主義が生活満足度に及ぼす影響」でした。

”自発的簡素”は1980年代にデュエイン エルジンが 「ボランタリー・シンプリシティ―」を出版するなど歴史のある概念で、消費を節制して自ら生活の簡素化を図る消費志向のことです。
(私自身、李先生に出会うまで知りませんでした。。。)

李先生はマテリアリズムと自発的簡素が生活満足度に及ぼす影響を定量調査、検証され
検証結果の一つとして
簡素生活と物質的豊かさ追求が共に生活満足度を高める。との結論を導き出しています。
この点は、人それぞれ価値感が違いますので納得する結果です。


また、物質的に簡素な消費生活を営みつつ内面的な充実と成長を図ることが生活満足度を高める。と言います。
この点に関しては、
ライフスタイルが時代とともに変化するなかで
最近は、若者をはじめ幅広い年代において自発的簡素の消費スタイルが拡大しているように思えます。

これを、物消費の減少とマイナスに捉えるのではなく、
人々の内面的な充実と成長を支える、人中心のものづくりの成長可能性が顕在化していると考えあたらしい、もの・ことづくりのヒントとしていくことが大切なのではないでしょうか。

新江州の森建司前会長(現相談役)の著書「中小企業にしかできない持続可能型社会の企業経営」を、久しぶりに読み直しました。
この著書が出版された頃、森さんは、エネルギー・環境ビジネスの高度化を目的とするNPO-EEネットの会長でよくご一緒させていただきました。

当時は、まだ、環境や自然は対策・保護の対象と捉えられ経済発展とは対立関係に置かれがちでしたが、森さんは、そうではなく、常々、「循環・共生・抑制」(もったいない・おかげさま・ほどほどに)の大切さをお話されていました。

それから時間が経過し、社会環境が変化し、今日では、SDGsムーブメントが高まり、環境・自然と経済の両立は、理想ではなく、社会課題として実現していかなくてはならないものであるという風が吹き始めています。
いよいよ、自然と共生のビジネスデザインが必要になるのでしょうね。


3月14日には、NPO−EEネットの主催するセミナーが大阪で開催されます。

タイトル エネルギー・環境高度化セミナー 「大阪らしさで未来のカタチを創る」

◆開催日:平成31年3月4日(木) 13:30(開場13:00)〜17:00 
◆会 場:阪南大学 あべのハルカスキャンパス 会議室(23F)
◆参加費:一般2,000円:(NPO-EEネット会員及び協賛関係者 1,000円)
◆定員 :50名 (お申し込み順)
◆主催 特定非営利活動法人近畿エネルギー環境高度化推進ネットワーク
    (NPO-EEネット)
後援(予定):近畿経済産業局、大阪府中小企業家同友会
協賛(予定):研究・イノベーション学会(関西支部)、NPO法人テクノメイトコープ、
       ネオマテリアル研究会、島屋ハイテクフロンティア企業交流会

◆スケジュール:
13:30
主催者挨拶 NPO-EEネット理事長 柴田政明(株式会社エイワット代表取締役)

13:35
プレゼンテーションとパネル対談:「大阪を取り巻く状況と展望 」
日々変貌する大阪圏を、<歴史文化/賑わい><地域プロジェクト等経済活動>
<インバウンド観光><企業の海外展開と外国人活用>等の海外との関連の観点
から現況を報告頂き、今後の元気な大阪展望へのマイルストーンを設定する。

<コーディネーター>
●松村嘉久教授(阪南大学 国際観光学部 国際観光学科 / 大学院 企業情報研究科)
<プレゼンテーター>
●齊藤行巨氏(政治と経済研究所 代表)前関西経済同友会事務局長)
●小田切聡氏(株式会社インプリージョン 代表取締役)
●二目真次氏(近畿経済産業局 産業部 中小企業課 総括係長)

15:30
海外との関連においてのトピックス:
講演 嵜Ш爐鬟戞璽垢法環境、エネルギー最先端研究開発へ」
GSアライアンス株式会社(冨士色素株式会社グループ)代表取締役社長 森良平氏

赤色有機アゾ顔料から創業して80余年。各種インキ、各種ナノ材料等は欧米、
アジア、中東を中心に輸出。近年は環境、エネルギーの最先端研究開発へも展開
して新会社を新しく設立。市場規模の大きいグローバル市場展開に注力。



講演◆屮哀蹇璽丱訖雄猩携で、会社が変わる」
株式会社中農製作所  取締役社長 西島大輔氏
創業70年、ベトナム人を受け入れて15年。半導体関連、ロボットなど機械部品の
高度な精密切削加工技術を有するエキスキスパート企業。
東大阪とベトナムの2拠点に生産拠点を設置し、国際分業体制を構築。
       
17:00
閉会 NPO-EEネット副理事長 苗村昭夫(株式会社ユニックス代表取締役会長) 

(終了後、別会場にて懇親交流会予定)



◆セミナー申込み:
お名前、所属、連絡先(メールアドレス・電話番号)交流懇親会有無(3,500円)をご記入の上
NPO-EEネット事務局までご連絡願います。
E-Mail:info@npo-eenet.jp
FAX:06-6765-6312
(エバオン株式会社内)事務局担当 高田・高橋

新しい時代を迎える2019年がスタートしました。

今年は「美的創造」をキーワードに掲げました。
「美的」といっても外形的なことだけではなく、内面的ないわば「審美」に近い感じです。

当社のミッションは「社会に役立つ製品の創造に貢献できる企業でありつづける」です。
この実現に向け開発マーケティングをコアとして様々なサービスを提供しています。
開発マーケティングでは、マーケットを分析し顧客の理解を深めマーケットと技術の結合を試みます。その際、従来のように論理的分析・思考だけに頼っていては、魅力的な商品を生みだすことが難しくなってきているように感じます。

これを克服する手立てが、デザイン思考であり「デザイン経営」です。

経済産業省は「デザイン経営とは、デザインを企業価値向上のための重要な経営資源として活用する経営である。」と定義し”デザイン経営宣言”なる報告書を出すなど普及を後押ししています。
デザイン思考やデザイン経営を支えるのが美的感覚であり「美的創造」です。(と私は考えています)

そもそも「美的創造」は造語であり定義されたものではありません。
美的なるものは、創り手を夢中にさせ人を引きつける、何か、があり創造力を高めます。

私は悲しいかな美的世界とは縁遠いですが、この数年間で、陶芸家、日本画家、銅版画家、茶道家、華道家、音楽家、映画監督、写真家など多くの方と知り合うことができました。

今年は、芸術・文化の専門家の方々との交流を通して、私なりに「美的創造」を掘り起こし、ものづくりの世界へ広めて行きたいと考えています。

本年もどうぞよろしくお願いします。

11/5〜6とNPO法人近畿エネルギー環境高度化推進ネットワークの
九州視察イベントに参加しました。

視察先は、
「みやまスマートエネルギー」
「バンブーマテリアル」
「北九州エコタウンセンター」
「北九州イノベーションギャラリー&北九州市環境ミュージアム」
「安川電機ロボット村」
と再生可能エネルギー・資源リサイクル関係の分野とロボット関連のどこも精力的に
ビジネスを進めている企業・団体ばかりで、濃密な2日間となりました。

写真1エヌエスウインドパワーひびきの風力発電1.5M風力発電
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特に感心した点は、
ビジネスモデルがハードだけでなくソフトがうまく組込まれている事です。
これが、成功の鍵と言っていいでしょう。

エネルギー環境分野のビジネスの発展は
技術革新だけでなく国の制度政策が発展に強く影響されます。
また、生活者がビジネスの成長を加速させることが出来る分野とも言えます。

近年は、持続可能な開発目標(SDGs)が注目されており、
その中には、「エネルギーをみんなにそしてクリーンに」という目標が明示されています。

私も生活者・ビジネス両面から、これからもライフワークとして追って行こうと思います。


写真2 1901年八幡製鉄稼働のモニュメント、
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この週末、京都は、台風の襲来をうけることなく久しぶりに秋らしい天気ですね。
ということで、秋らしく、芸術&食・健康&スポーツを体感しました。

〃歃
土曜日の午後、友人の会社が後援しているとのことで、お誘いをうけ
八坂神社の近くで開催していた写真家、清家正信氏主催の「LYRIC02 発刊記念写真展」を訪問。印象的だったのが市川信也氏のびわ湖の風景。写真の中の木々や水面の雰囲気は、ヨーロッパのように感じ、場所を尋ねると長浜市や高島市と聞きいて思わず「へえ〜」その後、余呉湖や徳山鮓と湖北のことで話がはずみました。(Mother Lakeは奥が深いです。)

⊃・健康
夜は「Pensareの会」定期勉強会に参加しました。
今回は、中根一「鍼灸Meridian烏丸」院長による、東洋医学のお話。
テーマは「あなたの知らない東洋医学〜これさえ知れば元気MAX〜」中根先生は、イラストや事例を用い、素人にもわかるようにお話くださり、これまで馴染みのなかった鍼灸の世界が身近になりました。
また、著書をいただいたので帰ってさっそく実践。肩のこりがとれ、よい休息がとれました。
中根一「図解 「しつこい疲れ」がスッキリ消える すごい! 休息術」

中根先生の講演後は
創業100年を越える老舗「レストラン菊水」のお料理と懇談。「創造的思考の場」であるPensareの会の特長は「すごい!懇談」にあります。政治・経済・文化・芸術・教育などなど多方面で活躍されているプロのお話は、まさにプライスレス。あっという間の時間でした。
「Pensareの会」次回が楽しみです。

スポーツ
ペンサーレの会での中野先生の話に刺激をうけ、適度な運動をと5年ぶりぐらいにゴルフ練習場へ。
(ゴルフはストレスがかかるのでストレス発散には???らしいです)はじめは、クラブをおそるおそる(ストレス上昇)振り下ろしましたが空振りすることもなく一安心(ストレス開放)
シャンクやら、スライスやら、を楽しみながら(適度なストレス?)1時間近く練習し良い汗をかきました。
身体を動かすのは良いですね。ゴルフの再会、検討しますか・・・(笑)

と岾亜淵ぅ離戞璽轡腑鵐侫ーラム)
”秋”だからではありませんが、以前から講演を聴きたかった京都大学の山口先生が講演されると知り
STS(Science and Technology in Society forum)フォーラム公開シンポジウムに参加しました。
演題は、京都大学山口栄一教授の「イノベーションの危機を京都が救え」と原丈人内閣府参与の「イノベーションを壊す資本主義とイノベーションを育む資本主義とは何か?」です。

山口先生のイノベーション・ダイヤグラムの知の創造における”創発”は、応用性が広く、ものづくりの現場に浸透してほしい概念で、開発マーケティングへの最適適応を考えていきたいです。
また、原丈人内閣府参与の「公益資本主義」の提言は、欧米式株主優先資本主義に対峙する新概念でありとても共鳴しました。
不確実な社会で、日本企業が成長するには「公益資本主義」はヒントになるように感じました。

実り多い秋の週末でした。

昨日は広島でした。

公益財団法人ひろしま産業振興機構が推進する、
ものづくり企業のネットワーク「ヤマトプロジェクト」の会合に出席するためです。
ヤマトプロジェクトは、広島県の中小ものづくり企業の共同受注グループで、
ものづくりに対する熱い志と技術にすぐれた企業ばかりです。
ヤマトプロジェクト HP 
今回、私は、パネルディスカッションのモデレータとして参加し、導入部分で、合成(二つ以上のものを合わせて一つの状態にする)が重要で新しい合成(Xエックス合成)への挑戦を提案しました。

一番目は、「マーケティング×デザイン」です。
論理的に市場を把握し分析、価値提供の方法論を言語化するマーケティングと顧客を深く理解し新しいものを創造する「デザイン」を“合成”し、あえて“正解を追わず”新しい何かを創り出すことにチャレンジすることが現状打破の第一歩だと考えます。

二番目は「先端技術×職人技」です。
ものづくり中小企業の得意とする職人や現場の経験・勘を切り捨てるのではなく、また頼りきるのでもなく先端技術と職人技を“合成”し中小企業ならではの技を磨く。現場の重要性が再認識されている、今こそチャンスとなるのです。

そして三番目は「ハード×サービス」です。
従来のように。サービスはハードを売るための手段という枠に入れず、ハードとサービスを”合成”しユーザーの利便性やワクワク感を高める情報や知識をハードに組込むなどして、価値を高め、他社に真似され難いNEWハードを創る。そのような志向が大切なのではないでしょうか。

その後の懇親会でも、意見や感想を聞くことができ中身の濃い出張となりました。
ヤマトプロジェクト頑張ってほしいです。

2018年がスタートしました。

社会の変化はますます早く、激しくなっています。
昨年、キーワードとして”スモールマーケティング”を掲げました。つまりシンプルでコンパクトなマーケティング活動をスピーディーに進めて行くことでした。


今年のキーワードは”合成(synthetic)”としたいと思います。
合成には「二つ以上のものを合わせて一つの状態にすること」という意味があります。
よく似た言葉で、結合(合わさって一つになること)や融合(とけあって一つのものになること)そして少しニュアンスが違いますが、連携(一つの目的のために一緒に物事をすること)など、ビジネスで聞き慣れた言葉があります。

なぜ、ビジネスであまり使われない”合成”をキーワードにしたのかというと、合成には躍動感があるからです。
たとえば、化学合成(chemical synthesis)を例にとると、
化学合成は、物質と物質を幾度となく化学反応させ新しい化合物をつくります。化学反応プロセスは、目的の化合物ができるまで何度も繰り返されます。面白いのは、この過程で思いがけない化学反応が起こり新化合物が生まれ、それが商品になることがある点です。
反応させる物質の組み合わせなど条件を変えることで、アウトプットが変わり、時には思いがけない結果を得ることができるダイナミズムが合成にはあります。

合成はビジネスに応用できます。
デジタルとアナログ、論理と感性、バーチャルとリアル、などの対極的な文字が躍る混沌としたビジネスの現場で、私達は、日々様々な局面で果敢な意志決定が求められます。その時に、白黒付けて岐路を選択するのではなく、重要な要素を”合成”し新たな路を切り拓くことが必要なのです。



本年もどうぞよろしくお願いします。

今日まで、京都の五条坂では「わん・碗・ONE展」が開催されています。
わん・碗・ONE展は、清水焼発祥の地の五条坂・茶わん坂の町おこしプロジェクトの一環で
有名作家・焼きもの販売店の協力のもと設立された「五条坂・茶わん坂ネットワーク」が主催しています。
11月1日からの期間中、特別展示やシンポジウム、講演会、お茶会等が催しがあり、
私も、アートギャラリー鵬休堂で開催さrていた「うつわ男子展-Bar酒男子」や
五条坂京焼登り窯の見学、建仁寺両足院で開催されていた「京焼今展」などに足を運びました。
陶芸家、川尻潤さんや井上路久さんの作品でお酒や抹茶をいただくことができるイベントがあるなど
焼物を身近なものとして体感することができます。

焼物業界は、成熟産業に位置づけられますが、
現状に甘んずることなく、創作活動にプラスして、
作家さんが、ご自身の想いをかたり初心者との対話の機会を持つといった新たな取組み
そのものに、作品同様の美しさを感じます。

これは、アートや伝統工芸だけでなく産業財などの現場でも言えることです。
製品の性能や機能にプラスして、機能や性能を実現する職人さんの技や研究者のこだわりや想い、
手入れの行き届いた設備や機械そのものを、披露して(でも威張らない)共感を得る。

これこそが、ものづくり+プラス

それにしても清水寺参道は、ひと・人・ひと、でした。

新年明けましておめでとうございます。
2017年がスタートし当社も今日から始業です。

今年も企業の発展に貢献できるよう開発マーケティングに注力して参ります。
新年にあたり、ものづくり企業のマーケティングのキーワードを考えてみました。
それが「スモールマーケティング」です。このような用語はありませんが、言い換えると、シンプルでコンパクトなマーケティング活動といったイメージ、さらにそれをスピーディーに進めて行くものです。もう少し説明を加えると

シンプル
基本に忠実。 やるべきことをやりきる
やるべきことは、いっぱいありますが、つまるところ顧客価値の最大化ではないでしょうか。

コンパクト
身の丈に合った投資・消費。 費用対効果にこだわる
マーケティングツールや手法もどんどん変化していますが、ものづくり企業においては商品、価格政策、チャネル構築、プロモーションの4Pが基本です。これをいかに最適化するか、自社の4P構築が大切だと思います。

スピーディ−
仮説・検証の実践。 市場で学ぶ
頭で考えるだけでなく、市場で学び肌感覚で答えを導きだす、それも素早く、まさに市場検証サイクルの最速化が求められるのです。


元気な企業はすでに実践していることばかりですが、それがもっともっと普及するよう、(不定期ですが)ブログを通じて発信していきたいと思います。

本年もどうぞよろしくお願いします。

京都産業21主催の技術連携フォーラムに出席しました。

今回はものづくり企業を対象としたものですので参加企業の大半は製造業です。

20161201
企業表彰、基調講演、各企業の商品紹介、交流会と
内容の濃いプログラムで参加企業さんの得るものも
多かったと思います。

私は、きょうとマーケティング研究会の一員として
研究会のPRをしました。(写真)
多くの人にマー研を知ってもらいました!



ところで、企業連携も1980年代の異業種交流スタートの
時代からビジネスの環境に対応しつつ進化し今日に至っ
ていますが連携により素晴らしい成果を遂げたところも
あれば、そうでないところもあります。
それぞれに個別の事情があるとは思いますが...

そのような中、成果をあげている青年経営者のグループがあります。
このグループと関わりも持ったのは今年からですが、彼らが素晴らしいのは、みんな参加意欲が旺盛でどんな時も主体的である点です。。。。まあ、経営者ですから当たり前といえばそうなのですが。
また、プロジェクトはいつも活発で楽しいコミュニケーションがくり広げられます。まあ、これも青年経営者という面もあるのでしょうが。とはいえ簡単なことではありません。

この自主性と明るさがある限りは、少々の停滞や壁は乗り越えることができるのではと思うのです。



滋賀大大学大津サテライトプラザで開催された商品開発・管理学会第27回全国大会に出席しました。

本学会は社会科学、工学、人文科学など広い領域にまたがり、産学が意見を交わし商品開発・管理の研究を行う団体で日本学術会議協力学術団体に認定されています。

私にとっては商品開発の最新の研究動向を知ることが出来る機会であり、同時に、全国の商品開発関係者と交流を深めることのできる場です。

今回の統一テーマは「商業の原点から考える商品開発・管理」です。

基調講演は、近江商人発祥の地での開催にちなみ宇佐美英機滋賀大学名誉教授よる「近江商人の商品開発の商い方法 」で、近江商人の成り立ちや特徴を短時間で知ることができました。
特に、近江商人の近代商業技術や陰徳善事の話はとても興味深いものでした。
利益配分の考え方など、今の企業経営に活かすことができる点も多いですね。

特別講演は(株)たねや松宮佐起子室長による「たねやの商品開発-伝統と革新」でした。
たねやといえば、伝統的な和菓子にくわえ、クラブハリエの洋菓子が急成長を遂げています。この「たねや」の成長の源泉である商品開発にも「たねや」らしさの発想や開発プロセスが組み込まれていて、とても新鮮でした。

午後からの研究発表セッションでは、「知識商品のマーケティング特性」や「地域での産業集積とイノベーション」など関心の高いテーマの発表がつづきましたが、とりわけ「ネットワーク埋め込み」に関する企業間取引の研究は
ものづくり企業のマーケティングや製品開発など、あらゆるビジネスの局面で応用できるものでした。

それにしても一日で消化できないほど豊富な内容を得ることができた、刺激的な一日でした。

きょうとマーケティング研究会に参加しました。

この会は、公益財団法人京都産業21が事務局をつとめる、京都の異業種交流団体で、月1回 様々な視点からマーケティングをとらえ、ビジネスに活かせるよう学習しています。
多様な業界の方がメンバーのため、取り扱うテーマも毎回バラエティに富みます。
今月は、新たなビジネス、商品開発の場面で不可欠となる「知的財産」がテーマです。

最近、中小企業でも知的財産の重要性が認識されはじめていますが、正しい知識をもちマネジメントに活かしている企業は多くはありません。
今回、営業秘密の管理や対外的な関係における秘密保持に関して独占禁止法や下請法に照らし合わせ大変わかりやい説明で頭の中がすっきり。

ものづくり企業の知的財産というと、特許や商標が思い浮かびますが、それだけでなく、ビジネスに関わる行為の問題や法的規制なども十分に把握する必要性を再認識しました。

中小企業基盤整備機構さんのインターネット上のビジネス講座「ちょこゼミ」で
マーケティングを担当しました。
いつでも・気軽に・何度でも、視聴できます。
マーケティング初心者におすすめです。
担当したのは、「マーケティングマインド」 「顧客ニーズ」 「自社のマーケット」の3コマです。

『マーケティングとは、企業および他の組織がグローバルな視野に立ち、顧客との相互理解を得ながら、公正な競争を通じて行う市場創造のための総合的活動である』と日本マーケティング協会では定義しています。

実ビジネスに即すと「商品が売れるための構想やしくみで販売を体系的、効果的に実践するための支援する活動」と言えます。
ただ、ものが売れたら良いというものではなく、この活動の根底には、お客様に支持されてこそビジネスが成り立ち継続するというマーケティングマインドが不可欠です。

京都ことば「はんなり」には、華やかさや上品さ、だけでなく、優しさや人への思いやりが含まれていると言われます。これはマーケティングマインドに通じるものがありますね。

ぜひ時間があるときに視聴ください。

中小機構さんの「ちょこゼミ」は店舗運営、資金管理、店舗運営など経営に必要な基礎知識が学べますので
おすすめです。

ちょこゼミ 「マーケティングマインド」

今日から8月
京都の最高気温は38.5℃でした。。海外からの観光客も暑さ対策が大変だったのではないでしょうか。

ところで、私が修了した立命館大学MBAの校友会ブログに投稿記事が掲載されました。
MBAを修了して、あっという間の10年でしたが、
今の仕事の基盤はMBAでの学びと多くの同窓生との出会いによるものです。感謝!!

異質の結合がイノベーションを生むということならば、
様々な社会経験を持つ人々との人的ネットワークから、
従来にはないビジネスの発想やコンセプトが創造されるのではないでしょうか。
当時立命館MBAは実務と理論を融合した「プラカデミック・アプローチ」を標榜しており、
私は、このプラカデミックという言葉が気に入っており、今回の投稿のテーマにしています。

校友会ブログには多くの修了生のコメントが掲載されており、
MBAをと、お考えの方にとって参考になるかと思います。
ご参考まで。立命館校友会RIMOブログページ20150801

商工会議所のイベントで京都国立博物館に行きました。


テーマは「琳派の夕べ」ということで
華道,狂言,ニッポン画 の気鋭の芸術家による琳派400年にまつわるトーク
琳派×華道を「未生流笹岡」笹岡隆甫氏、琳派×画を「ニッポン画」山本太郎氏
そして「茂山千五郎家狂言師」茂山逸平氏(琳派とはあまり関係ないらしいです。)

日頃触れることのない世界ですが、その道を「極める」という点ではものづくりにも通じるものを感じました。

とくに、本質に迫るとシンプルになる、という点などは、ものづくりの機能美を追及したデザインと重なる点がありますし、
伝統文化といえども、今の社会の中での存在価値を忘れない姿勢は,先端技術とこれまで蓄積していき技能の融合と共通基盤があるのだと思います。

京都の企業には、長い歴史を持つところが多くありますが、これが、企業の共通要素かもしれません。

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日経によると、ANAクラウンの一部が星野リゾートの系列になるらしいです。

ホテル産業は、シティホテル、リゾートホテルとそれぞれ棲み分けされてきましたが、
ここにきて、業界地図が変わっていくようですね。
たしかに、シティホテルの利用目的も変化してきており、市場のトレンドにそっているのかもしれません。

キュレーションの視点でみてみると、
シティホテルの提供してきた価値と利用者の期待する価値のギャップをリゾートホテルの特徴を
加えることで、従来にはないホテルコンセプトができるのかもしれません。

星野リゾートがどのようなかたちで打ち出してくるのか、楽しみです。

http://www.nikkei.com/article/DGXLZO89823160Y5A720C1TI5000/

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