技術マーケティング+プラス

技術マーケティンに関わり30余年。仕事・生活、その時々の出来事を感じたままに書いています。

タグ:研究開発

某研究会で
前回ブロブに書きましたホライズン・スキャニング、試してみました。
といってもほんのさわりだけですが。。。

ホライズン・スキャニングの特長は未来予測などする際に、技術の進化と社会(市場)の変化を掛け合わせること。
製品開発に用いれば、斬新な新商品アイディアを生みだすことも期待できます。

今回は短時間だったので、社会変化の予兆の言語化(スキャニングマテリアル)とスキャニングマテリアルから作る社会変化シナリオは事前に用意しました。
また、対象とする技術は自動運転に設定し、自動運転が社会(市場)へ与える影響領域やテーマも事前に用意しました。

ワークショップでは、
社会変化シナリオと自動運転技術が影響をあたるテーマを掛け合わせたマトリックス表(インパクトマトリックス表)を手元においてアイディア創造にチャレンジしました。


それで結果は

「新商品アイディア創造に使える」手応えがありました。

実施プロセス、フレームワークが明確なためすぐに実践できます。


ただし、実ビジネスに導入するには、未来シナリオ策定を効率よく進めるための工夫が必要だと感じました。そのためにはテーマ設定が重要です。


先が読みにくい時代だからこそ、バックキャスティング思考が重要。
変化が急で激しく先が読めない社会状況では、”今日”のビジネスの実践には、「エフェクチュエーション(Effectuation)」の行動原理を取り入れ、市場と向き合うことが重要です。
しかし、だからといって長期的な視野を持たなくて良いということではありません。

将来の事業の種を生みだす役割を担う研究開発部門などでは、バックキャスティング思考によるホライズン・スキャニングが活かせるのではないでしょうか。

セミナータイトル「自社の強みを活かした開発マーケティング実践講座」

開催日時 2017/3/8(水)

開催場所 大阪 滋慶医療科学大学院大学

参加料  49,980円

セミナーのねらいと概要
技術を利益に結びつけるには技術開発とともに、マーケットを設定し理解する市場開発が必要です。
そのためには、開発とマーケティングを融合した開発マーケティングが効果的です。

本セミナーでは、自社の強みを活かして商品開発を進めるための、市場志向の考え方と開発マーケティングの基礎的な知識を習得するとともに、自社の強みを活かした開発テーマの創出方法、市場調査、コンセプト創造、事業性・ビジネスモデルの評価方法など開発マーケティングの一連のプロセスを演習を通じて体得します。

<プログラム>
1.技術者が押さえておきたいマーケティングの基礎
 
2.開発マーケティングの全体像

3. 開発マーケティングの導入と実践

4.新製品の事業性・ビジネスモデルの評価方法

5.開発マーケティング実践の課題

詳細はR&D支援センターのHPでご確認ください。 HP

当社では、企業様でのオンサイトセミナーも承っております。

詳細 セミナー・研修のページ

以前(といっても7年も前)トリクルアップについて書きましたが、研究開発において、その重要性をますます感じます。
研究開発や商品開発で用いる時の「トリクルアップ」による商品開発は以下のようにとらえることができます。

新技術を実用化するにあたり、理想的な機能や価格を目標設定しチャンピョンスペックの商品をめざすのではなく適応する市場や用途を限定することで機能や性能をある程度のレベルに設定し実用化をし、その次のアクションとして、マーケットの動向や反応を新たな商品開発に活かす。

例えば、電気自動車や燃料電池機器など次世代エネルギー社会を構成する中核商品は目標スペックと価格の両立が普及の課題となっていますが、早期普及には、限定用途での商品を多産する。
マーケットの反応や要望をもとに商品を進化させていく、、「プロシューマ」の取り込みが重要ではないかと考えます。

トリクルアップ戦略は、新エネルギー関連商品にとどまらず、BOP向けコンシューマ商品など他の分野でも活かされる、商品開発の現場に、まさに今こそ、トリクルアップが大切ではないでしょうか。

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