京都には音楽の妖精がいることをあなたは知っているだろうか。

その名は谷次勉さん。

妖精はこの世で言うと、50代の男性だ。

ぼくが谷次さんのステージを初めて見たのはたしか、2007年の夏だった。

 

 

暑い夏。祇園祭の真っ只中、あの頃は大分に住んでいて、子供も生まれたばかりだった。

 

 

あの夏、京都の伝説のライブハウス拾得にやってきた時に谷次さんに出会った。

 

谷次さんは足に鈴をつけて、独特な歌を絶叫していた。

おどろいた。

 

 

それから年に一度は拾得の飛び入りライブに来ていたが、いつも谷次さんはいた。

どうやら伝説的な人らしくって、そのエネルギーは年々テクニックとともに増している気がした。

拾得の飛び入りライブにかれこれ、20年くらい出てるらしい。(この前、ご本人に聞いた)

「こんばんはー!音楽の妖精、谷次勉と申します」という出だしで始まる、飛び入りデーのトリをつとめる谷次さん。

 

 

谷次さんを見てると、中一の頃に買ったブルーハーツのファーストアルバムの「ダンスナンバー」を思い出す。

「ダンスナンバーで踊り続けよう、くだらないことはたくさんあるけど、誰かが決めたステップなんて関係ないんだでたらめでいいよ、かっこ悪くったっていいよ。そんなこと問題じゃない、君のことを笑う奴は豆腐にぶつかって死んじまえ」

 

こんな人が実在して、今もずっと踊り続けていることを見れるなんて、最高だと思う。

そして、素晴らしいことに京都のミュージシャンやお客さん、スタッフさんも谷次さんをちゃんとリスペクトしている。

 

 

 

最近はじめた、自ら動き出している人にフィーチャーするKITENの活動。

トップバッターはこの世で自らの意思で踊り続ける、音楽の妖精、谷次さんをご紹介しようと思う。

「美しいってこういうことやねん」

そんなこと間違っても谷次さんは言わないけれど、妖精はこの世の人たちに魔法の言葉で語りかけるのだ。

 

*谷次さんは京都拾得の飛び入りライブデーに毎回出演されています。

ぜひとも一度そのライブを観に行ってください!!