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何かを始める時の動機や、スタート地点の景色って大切だ。

そこが間違ってたり、現在やってることがその方向性とずれてるとだいたい上手くいかない。

 

例えば、仲間を作りたいっていうのが最初の動機だったとする。

そうして、何かをはじめて行くと案外、仲間ができなくって、そのうち一人でやっているその行為の純粋性を高めていくこと自体が目的になってたりする。

 

もちろん途中で物事が変わることはよくあることだし、変化すること自体はいいこと。

でも、「最初の動機って何?それって今とどれくらい離れてて、そもそもそれでいいの?」って時々振り返るべきだ。

 

そういう事例を最近いくつか見ることがあって、なるほどなあ。と思った。

そんなおかしなことが起こるっていことは、最初の動機と今やってることが離れてしまっとるんや。と他人事ながら思った。

 

自分も気をつけたい。

 

このブログに当てはめていうと、最初はお金が欲しくってこのブログを始めた。

ブログって儲かるらしいじゃないか!ということで。

でも、残念ながらその才能は自分にはないらしい。儲かっていない。

 

で、さらにその動機を手繰っていくと、京都に移住して環境が変わったことで生活の不安があった。

家族もいるし、仕事もあるし。でも、大丈夫か??

不安、恐怖。

 

そこから始まっていた。

もともと京都に来たいと思ったのは、5年前の京都北山トレイルで嵐山の奥の方の山を流れる川がエメラルドグリーンで驚いたことと、この街自体の雰囲気がたまらなく好きだったからだ。

何をしているかわからない人がたくさんいて、通り過ぎるべっぴんさんの格がちょっと違う。

そんなエキセントリックかつ、ごった煮のこの街の空気が大好きだった。

 

自由とか、想像力とか、楽しさを求めてやって来たのに、恐怖感や、不安に捕らえられ、お金のためにこのブログを始めた。

 

初期衝動が絡まって、いつの間にかよくわからん場所に来てしまってたようだ。

 

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プログラミングは科学のエッセンスの向こう側に、人類の叡智がカラフルにこだまする。

音楽は想像力のバネを使って、成層圏をキリモミし、軽やかに月面にタッチする。

夕方に耳に入れたAppleAirPodsを二回叩いて、「くるりの音楽が聞きたい」と話しかけると始まるくるりの曲たちは、この街の空気に絡まって、この世は生きる価値のある場所だと教えてくれる。

柔らかくって、楽しくって、自由な何か。それが最初の動機だったのだ。

じゃあ、そこに帰ろう。今すぐにでも。と、数日前に思った。

 

 

今日はたまたま、お客さんと話し込んでたら思わず「初期衝動について」ということでお互いのなんだか恥ずかしいけど、これはマジなんだぜというトークになってしまい、時間を忘れて、体温をあげながら話をした。

 お客さんと別れて、暗くなった烏丸通りを南に歩いていると、夕方にしては随分と空気は暖かくなってもう首をすくめて歩かなくってもいい感じだった。

軽いハイテンション。

余計なものが2、3個落っことせた感じだ。

 

 

 

そして今は夜。さっきまで外から聞こえたボイラーのような音はなくなって、キーボードを叩く音と、ヒーターの音だけが聞こえる。

春がくるな。

 

 

 

初期衝動と春の風。

 なんか楽しみだ。