February 28, 2010
バカ親の回想(2〜3歳の頃)
ごく小さいときから、とにかく音に対する感覚が鋭い子でした。
2、3歳の頃、おもちゃのサックスを買ってやりましたが、でたらめに吹くことは全くしませんでした。
我が家では常に音楽をかけていました
(Jaco Pastorius やPat Metheny 等のジャズ系や Steely Dan 等のロック系、
あるいは Stevie Wonder などのR&B系)。
息子は、それに合わせて「ぷー。」とか「ぽー。」とか鳴らすわけですが、
そういったBGトラックに対していわゆる「外れた」音を鳴らしたことがありませんでした。
私も音楽が何より大好きで、バンド歴も長く、ジャズ理論もそれなりに勉強しましたので、
(演奏は一向に上達しませんが)耳だけは肥えてしまいました。
今鳴っている音が音楽的にふさわしいか、あるいはそうでないかは分かるつもりです。
全くの勘で吹いた音がたまたま音楽的にかなっていただけかもしれません。
しかし、「ただの一度も」外したことはありませんでした。
息子はそのとき鳴っている音楽を聴いて、それにあった音を選んで吹いていた
のだと思います。
ほかにも家にあったピアノを一人で鳴らしたりしていましたが、
その、ただの遊びが音楽的に破綻してしまうことはありませんでした。
息子の指先から出てくる音は、なにかしら「音楽」に聞こえました。
「弾けば音楽になる」のでした。
この時点で超がつくほど親バカとなっていた私は、
いつか読んだ栗本薫の「キャバレー」の一節を思い出しました。
「君がジャズ(音楽)を選んだんじゃない。ジャズ(音楽)が君を選んだんだ。」
この子の音楽の力を育ててやらないといかんと思いました。
ほんとに親バカですみません。
2、3歳の頃、おもちゃのサックスを買ってやりましたが、でたらめに吹くことは全くしませんでした。
我が家では常に音楽をかけていました
(Jaco Pastorius やPat Metheny 等のジャズ系や Steely Dan 等のロック系、
あるいは Stevie Wonder などのR&B系)。
息子は、それに合わせて「ぷー。」とか「ぽー。」とか鳴らすわけですが、
そういったBGトラックに対していわゆる「外れた」音を鳴らしたことがありませんでした。
私も音楽が何より大好きで、バンド歴も長く、ジャズ理論もそれなりに勉強しましたので、
(演奏は一向に上達しませんが)耳だけは肥えてしまいました。
今鳴っている音が音楽的にふさわしいか、あるいはそうでないかは分かるつもりです。
全くの勘で吹いた音がたまたま音楽的にかなっていただけかもしれません。
しかし、「ただの一度も」外したことはありませんでした。
息子はそのとき鳴っている音楽を聴いて、それにあった音を選んで吹いていた
のだと思います。
ほかにも家にあったピアノを一人で鳴らしたりしていましたが、
その、ただの遊びが音楽的に破綻してしまうことはありませんでした。
息子の指先から出てくる音は、なにかしら「音楽」に聞こえました。
「弾けば音楽になる」のでした。
この時点で超がつくほど親バカとなっていた私は、
いつか読んだ栗本薫の「キャバレー」の一節を思い出しました。
「君がジャズ(音楽)を選んだんじゃない。ジャズ(音楽)が君を選んだんだ。」
この子の音楽の力を育ててやらないといかんと思いました。
ほんとに親バカですみません。
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コメント一覧
1. Posted by 一ファン March 01, 2010 13:40
そういったお話をお聞かせいただけてとても嬉しいです。
親バカならぬ”ファン”バカの一人ですが、彼の音楽にはどこかしら聴いた人間を夢中にさせてしまうようなところがあると思います。
親バカならぬ”ファン”バカの一人ですが、彼の音楽にはどこかしら聴いた人間を夢中にさせてしまうようなところがあると思います。
2. Posted by なんとか March 02, 2010 20:32
泣いた。
ただただ、悔やまれます。
ただただ、悔やまれます。
3. Posted by chuta March 10, 2010 00:39
ご子息は間違いなく音楽に選ばれた天才でした。神にあまりにも愛されすぎたのでしょう。ご子息の日記を掘り返す作業はいろいろなことが思い出されお辛いことと思います。私は彼に実際会ったことのない、ただ彼の音楽に触れただけの者ですが、このウェブサイトによって彼の一面を伺い知ることができ感謝しております。
4. Posted by March 16, 2010 12:06
彼はやっぱり本物だったんですね…
同年代DTMerとして一度は会って話してみたかったなぁ
同年代DTMerとして一度は会って話してみたかったなぁ