どんな人かを知るには…

なんて話がある。
その人が何に怒りを感じるかを知れ、

とはハンターハンターで出てくる言葉。
それも1つ。

何を喜びとし、何に怒りを覚えるかは
とても大切。



困ったとき、これもそうだと思う。

最近、被災地…というと
対象がありすぎて、どこを指すかわからなくなっている、残念ながら。

被災地を訪れたことはないのだけど、
いろんな情報を聞くと、
そこには怒号も響くそうな。



困っているとき、人は助けてもらえることが当たり前だと思いがちである、

これが理由だと思う。

支援物資が遅かったり足りなかったりすると、

支援物資があるということ、それを用意してくれた人がたくさんいるということを
すっかり忘れ、

ない状況だけを見て怒る。




被災しなくたって、人間一緒。

困った状況で、信頼してる人に助けを求めた。

そのときのアクションが十分満足に至るものではなかったとき、

人は失望し怒りを覚える。

助けてもらっているのに。




困ってるのだから助けてもらって当然。

こういう思考の人は、
どこに行っても、不満や愚痴を吐きながら周りを困らせ、
それに気づかずに生きていくのだと思う。

クレーマー心理と変わらない。




以前、郵便局で、
なんで梱包してくれないの!?
客の気持ちをくんでくれないの!?

と憤ってるおばさんがいたけど、
お前の仕事なんだからお前がやれ
と郵便局員は突き返してやればよかったのに、

当然サービス業なのでできず。。。

という光景を見た。

困ってるのだから助けてもらって当然なのだろう。

痛いばばあだなと思ってみてたけど、
彼女は死ぬまでそれに気づかないだろう。




困ってる人を多く見てきて、
けっこう疲れた。

人間は利己的な生き物である。
当然。
人間の1番強い欲求は、生存本能だろう。

まず、自分の利を優先する。



だからこその、利他である。
動物的な本能ではなく、
人間なのだから理性を保ち、論理的に判断をして
行動に移す、それが人間の価値。


困ってるときに人柄が出る。

怖い怖い。