2005年06月26日

インプラントと審美

デンタルダイヤモンド出版より、夏の増刊号が出版されます
「審美修復-ここが知りたいQ46-] と題し審美修復を極めるためための疑問にズバリ答えた46のヒントが、編集コンセプトとなっています。

セラミック修復や最新の接着技法や、メタルフリーブリッジ、ファイバーコアなど日常の臨床に役立つテーマを簡潔にまとめた46のヒントが満載です。

この増刊号に、インプラント関係で二編の論文を発表しました。
今年の初めに、執筆の依頼を打診された際、著者の大多数が大学の先生であった事もあり、少し躊躇しましたが、自分自身の臨床結果に成績を付けて頂くつもりで執筆致しました。

「前歯部2歯欠損を審美的にインプラント修復するには」
「インプラントにおける審美的な上部構造の作り方」 の二編です。
前述の日本歯科評論に続く今年になって三編めの発表です。


インプラント治療の審美性の獲得には、どうしても骨の移植が必要となります。
私の臨床では、患者さんとの相談結果にもよりますが、高い審美性の獲得をご希望された場合は、90%以上の症例で骨移植手術を行っています。

今日のインプラント治療には、骨移植手術や歯肉の移植手術が、付加的治療として重要な役割を占めています。これらの処置を的確な診断のもと、適切に行える事が、高い治療結果をもたらします。

この際、問題になる事が移植に用いる骨の問題ですが、ウシなどの他種生物の骨や、死体から採った他家生物の骨などから成る骨補填材などを使用するケースがあるようですが、自分の臨床では、100%患者さんの骨だけを用いる骨移植手術を採用しています。この方法が最も安心した治療が行えると考えています。

これから一般化するであろう、インプラント治療ですが、治療結果や術式のさらなる情報公開が望まれるます。  

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2005年06月23日

学会終了

6月も残すところあと少しとなりました。
第二週、三週と、日本顎咬合学会、OJ(オッセオインテグレーションスタディークラブオブジャパン)と連続して発表、参加と慌ただしい日々が続きました。特に、OJメイン演者のサーシャジョバノッビッッチ先生は私の恩師でもあるため、成田空港への送り迎えをしたり、お食事にご一緒したりと、数日診療室を休診したため、曜日の感覚と日にちの感覚がピンと来ません。

明日はノーベルパーフェクトの埋入手術+二回目の骨造多手術です。このインプラント、前にもこのブログで書きましたが、サーシャジョバノッビッッチ先生が開発に携わったインプラントで、前歯部専用に開発された最新のインプラントシステムです。
先日、Drサーシャにお会いした時、患者さんの口腔内写真と、レントゲン写真で先生にアドバイスを頂き、手術に備えました。この患者さんは、矯正治療や骨移植手術を乗り越えやっと埋入手術となった患者さんです。治療終了時には、本物の歯と区別のつかない様な美しい形の歯肉と前歯を手に入れる事の出来るよう、スタッフ全員全力で手術に望みます。

学会会場で、久々にお会いした先生方や歯科技工士、歯科衛生士の数名の方々と、このブログの話になりました。結構、業界の方々にも読んで頂いているようで...........

そんなこんなで6月も終わろうとしていますが、今月は歯科ネタでブログを書いていない事に気づきました。専門家も読んでいると思うと結構プレッシャーですしね。 

ちょっと充電..........企画考案中..............。  
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2005年06月16日

OJ

先週末、日本学咬合学会が三千名を超える参加者で賑わい、無事終了しました。
発表も終わってほっとしたのもつかの間、今週、土日曜は「 OJ 」オッセオインテグレーション スタディークラブ ジャパンが開催されます。
私も、理事として参加するため、明日から休診です。
この会は、日本におけるインプラント治療に関する学会の中で最もレベルの高い学会と言えるでしょう。正会員になるための診査のレベルも高く、正会員の会員数も100名に満たないほどしかいません。

現在、インプラント治療を行う施設は数多く存在します。病院選びはますます難しくなりますが。同会の正会員の病院でのインプラント治療を受診は、高い信頼性で、指標になると思います。

各歯科医師の治療技術の情報や、学会活動などが、もっと解りやすくオープンになればいいですね。  
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2005年06月11日

日本顎咬合学会速報 Vol 3

皆さん、ディズニーランド等で3D の映画ってご覧になった事がありますか?
そうです、あの眼鏡をかけて映画を見ると画面が立体的に見えて、思わず手を伸ばせば、触れるんではなかと勘違いしそうな映像です。
実はこの映像、専門的には、立体視と呼ばれる技術です。この技術を応用し、CT撮影をしたデータを立体に再構築、その画像を、特別な眼鏡をかけて見ると、骨が目の前に出現したかのような、バーチャル映像になって見えるシステムが学会で紹介出来るかもしれません。

東京フォーラムで催される、日本顎咬合学会での発表内容です。

先日、このプロトタイプご紹介できるか否か、と書きましたが、間に合いました!

メガネをかけてバーチャルの骨を見る。まさにSF
後は、予定通り、前歯部の審美インプラントについての症例報告です。
明日、午後15:30からとなります。

もうすぐ開会式です........  
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2005年06月06日

日本顎咬合学会速報 Vol 2

今週末から開催される、日本顎咬合学会で発表する事は、以前のブログでも書いてきました。
前歯部の審美性の重要視される部位でのノーベルパーフェクトと呼ばれる、スキャロップ形状を持つインプラントの臨床応用例についての発表とも、前回のブログで報告致しました。

週末になって新しい動きが.........
私のプレゼンに少し追加の可能性が出てきました。

・・・それは・・・バーチャル...........。

皆さん、ディズニーランド等で3D の映画ってご覧になった事がありますか?
そうです、あの眼鏡をかけて映画を見ると画面が立体的に見えて、思わず手を伸ばせば、触れるんではなかと勘違いしそうな映像です。
実はこの映像、専門的には、立体視と呼ばれる技術です。この技術を応用し、CT撮影をしたデータを立体に再構築、その画像を、特別な眼鏡をかけて見ると、骨が目の前に出現したかのような、バーチャル映像になって見えるシステムが学会で紹介出来るかもしれません。

患者さんの骨が目の前であらゆる方向から立体的に観察する事が可能です。まさにSF、近未来の診断システムですが、まだ研究段階です。
この技術、ある会社が6月22日から東京ビックサイトで催される、第13回産業バーチャルリアリティ展に参考出展予定のプロトタイプです。それをいち早く公開予定となりましたが、しかし、このプロトタイプモデル、現時点でも調整中、今週末の日本学咬合学会に間に合うかどうかまだ解りません。間に合えば、私のプレゼン時に10分程度デモを行う予定ですが、現段階では調整が間に合うか微妙な状況です。
会場に眼鏡を用意してお待ちしています.....。追って、当ブログにて報告します。
宣伝になってしまいごめんなさい。

手術の診断は眼鏡をかけて、バーチャルの骨を見て行う、そんな時代が、すぐそこまで来ているのかもしれないですね......  
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2005年06月04日

日本顎咬合学会速報

来週、11日12日と東京フォーラムで日本学咬合学会学術大会が行われます。三千人を超す歯科関係者が集う日本最大規模の学術大会です。
本大会で発表を行う事は、以前んのブログにも書きました。プレゼンテーション製作に大忙しです。当院の歯科衛生士も発表を行うため、病院全員で準備を行っています。

本大会では、前歯部のインプラント治療専用に開発されたスキャロップ型のインプラント「ノーベルパーフェクト」の臨床応用についての臨床報告を行います。
従来のインプラントの埋入の骨形態とノーベルパーフェクトの埋入後の骨形態は異なります。より審美的に有利なのです。
この事を説明するには、三次元的な骨の形態を再現した、3Dアニメーションによる、シミュレーションが有用と考え、これを用いて解説します。上手く行くかな?
お楽しみ........

ノーベルパーフェクトの抜歯即時埋入と骨移植を用いた埋入の各ステップビデオによる外科術式の解説。続いて特別に考案した、ノーベルパーフェクト用のカスタムアバットメントとプロセラアバットメントの比較。そして3Dアニメーションが今回の発表の柱です。

少し専門的に成りすぎましたが、インプラントは進化を遂げながら、益々、普及し発展するでしょう。特に今回発表するインプラントのように、審美性の重要視される部位のインプラントは、ここ数年の、トピックスです。治療を受ける患者さんにとっては良い時代となりました。歯科医師の腕が試される時代とも成りました。  
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2005年06月02日

インプラント手術と静脈内鎮静

安全なインプラント手術を行うために

手術部位には一般の歯科治療時に用いる麻酔薬と同様の局所麻酔を十分に行います。全身には静脈からの点滴により、薬を使い深く眠った状態に麻酔をかけます。全身麻酔とは異なり、揺り起こせば問いかけに答えられられる程度です。ちょうどお酒を飲み過ぎてしまい記憶が全くないような状態になります。

手術中の眠っていれば恐怖感もないため、血圧や心拍数は正常な状態のまま手術が行えます。従って、お体の弱い方やご高齢の方でも局所麻酔のみで行うよりも安全なインプラント埋入手術が行えるのです。手術終了時には麻酔を覚ます薬を用いて麻酔から目覚めます。


局所麻酔だけでインプラント手術が行えるか?

インプラント埋入の三次元的位置関係、(位置・角度・深さ)はその後の処置やメインテナンスの行ない易さ、咬み合わせの関係など治療の精度に大きく影響します。従って埋入手術を行なう際には、安全に行なう事はもちろんですが、高い精度で埋入ポジションの決め、インプラントの埋入を行なう事が必要となります。

そのためにも、全身状態や痛みのコントロールを麻酔科医に任せ、術者が手術に専念できる環境で手術を行なう事が精度の高い手術を行なう事ができるのです。

インプラントの埋入本数が多い場合や左右同時に埋入手術を行なうような場合は、局所麻酔のみでは、術式的に無理が有ると考えます。、局所麻酔だけでは覚めてしまい、痛みを伴い、麻酔の追加をしても効かない状態になってしまいます。途中で麻酔が効かなくなってしますと、早急に手術を終了させなければず、手術精度の低下や、手術計画の変更など、望ましくない結果を招く原因となります。

従って現在のインプラント手術には麻酔科医による、静脈内鎮静は必要なものとなっています。
  
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