2008年02月27日

DHサミット

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歯科衛生士で組織されている有名なスタディーグループにDHサミットがあります。今週の日曜日に年次定例会が開催されました。今回このスタディーグループに招聘され、半日の講演を行って参りました。

今回の講演内容は、咬合に関するテーマでとの依頼があり、お話の中心は咬合崩壊ケースの対応を臨床ケースを中心にお話ししました。なぜなら歯周病と咬合の崩壊は密接な関係があり、歯科衛生士にとって一つの症例を担当するに際し、歯周組織だけを診ていては目の前の患者さんを治すことは出来ないからです。

専門性や分担制がシステマッチックに行われいる様に思われがちなアメリカですが、細分化の弊害もあるようです。
アメリカの有名な歯科衛生士Anna Matsuishi Pattison が著書ペリオドンタル・インスツルメンテーション(1994)のなかの「共同術者としての歯科医師と歯科衛生士」の項で以下の様に述べています。

「患者の他の治療の必要性を理解しないと、術者としての歯科衛生士の役割は障害される。歯科医師は、治療中に生じた問題を認識し、そしてそれらの問題を歯科医師が適切に処置できる時期に知らせることのできる信頼のおける、知識のある歯科衛生士を必要としている。
このような歯科衛生士は、さらに治療の説明をするうえでも重要な役割を演じ、そして動機づけがうまくいった多くの患者は完全に治療を遂行することができる。
-中略-
歯科医師と歯科衛生士の関係は、健康管理の専門家の活動的なチームであるべきである。歯科衛生士の積極的な役割は仕事をより興味深く楽しくする。さらに、共同術者としてともに働くことにより、歯科医師と歯科衛生士双方の効果が増し、それにより患者に利益をもたらす。」

既に日本の15年以上前に歯科衛生士の役割が、チーム医療の一員としての歯科衛生士の重要性をの述べています。そして、歯科衛生士が歯科治療全般の知識を持つことの必要性も述べています。

今回の講演では、上記のことを受け、過去に JCPG(日本臨床歯周療法集談会)学会誌で当院の歯科衛生士が投稿した論文から
「歯科医療チームにおいて治療行為に分担はあるが、身につける知識に分担は存在しない。歯科衛生士は豊富な知識を身につけ患者との架け橋になり、良質な医療を提供する医療チーム内で重要な存在になる事が求められている。」
 を引用しメッセージを送りました。
  

Posted by implant418 at 18:21Comments(0)TrackBack(0)

2008年02月11日

インプラントの学会 OJ

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日本のインプラントの学会である、オッセオインテグレーション・スタディークラブ・オブ・ジャパン
通称 OJ が開催されました。私も理事の末席を努めておりますのでもちろん参加しました。

この会は比較的新しい会なのですが、インプラント臨床に関しては高いレベルの学会として認知されています。
年に二回のミーティングが開催されるこの学会には、一般会員と正会員から組織されています。正会員になるためには、学会でプレゼンテーションを行い資格審査を受けることが義務付けられています。
すなわち、ある一定のインプラント臨床を行っていること、そして自分の臨床を科学的に検証し、大勢の歯科医師の前で理論的に発表することが出来て初めて学会の正会員になることが出来るのです。

今日、インプラント治療を希望する患者さんは、インターネット等を使って色々な情報から主治医を捜していることでしょう。その際、OJ の正会員であることは、その先生のインプラント治療のレベルを示す指標の一つとして、かなり信憑性の高い情報となるのではないでしょうか。
もちろん、正会員以外にも質の高いインプラント臨床を行っている先生は大勢いらっしゃいますし、現実に存じ上げていますが、指標の一つとしては有用と思います。自分以外の多くの歯科医師に評価を仰いだ結果ですので信憑性は高いはずです。

インターネットの世界は、迷医も名医になってしまいますし、自己申告で専門医にも成れてしまうバーチャル空間だからです。  
Posted by implant418 at 23:48Comments(0)TrackBack(0)

2008年02月03日

インプラントのベーシックコース

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インプラントのベーシックコースが昨日(土)と今日(日)と開催さ講師を務めて参りました。
今年初めての講習会の二日目はなんと朝から雪です。

朝起きてビックリ、かなり降っています。このまま車で行って帰りはどうなるかな?
なんて、考えながらも車で会場に向かいました。交通量の少ない日曜の朝、今日はいつもよりいっそう道は空いていましたが、会場まではいつも以上に時間がかかりました。

車を降りたときです......
シャーベット状の雪にグシャっと踏み入れてしまいました。
冷たいこと冷たいこと .....

気を取り直し会場入り!

二日目の今日は受講の先生方とも少しうち解けて、お互いにリラックスして一日の講義を行うことが出来ました。
インプラント治療についての講義を行ったのはもちろんですが、歯科治療の質についての考え方も折に触れお話したつもりです。すなわち、インプラント治療の成功とは、インプラント体が骨と接合する事ではなく、一つの口の中で如何にバランス良く機能する事であると。
そのためには、歯を失った部位だけを診るのはなく、なぜ歯を失ったから考え、今口の中全体では何が起こっているかを考る事の大切さ。そして全体的に最も良好な状態を取り戻すためにどうすれば良いのかをじっくりと診査診断することの大切さをお話いました。

もちろんインプラント治療の基本的なことも実習行いながらお話して参りました。

さあ!月末は歯科衛生士向けセミナーです.....(^_^)v  
Posted by implant418 at 20:41Comments(0)TrackBack(0)