2009年07月29日

インプラント外科実習

インプラントコース090726


インプラントの専門学会で講演したと思ったら一週間が過ぎ、日曜には明海大学歯学部同窓会が主催するインプラントのベーシックセミナーが開催され、外科実習の講師を努めて参りました。

今回のテーマはインプラント外科です。

本研修会では定番の豚の顎を用いた、インプラント一次外科、二次外科をそれぞれ行いました。
豚の顎を用いたインプラントの埋入実習は最近では各研修会で行われていますが、本研修では少し普通とは違います。
なんと、実習で用いる豚は、一体一体CT撮影済みです。前回の診査診断の講習では、受講の先生方には今回用いる豚を実際にSIMPLANTと言うインプラント埋入解析ソフトで、埋入計画を診査診断しました。
その豚で今回、埋入実習していただきました。

PCのモニター上で考えた三次元的埋入位置を、今回は具現化すべく埋入です。

一次手術、二次手術と一日格闘していただき、最後は模型にも埋入していただきました。
今度は、この模型を用いて印象採得、上部構造作製と残りのカリキュラムは進んでゆきます。  

Posted by implant418 at 19:39Comments(0)TrackBack(0)

2009年07月20日

インプラントの学会ーOJ

OJ前日001OJ前日002
インプラント専門学会に、オッセオインテグレーション・スタディクラブ・オブ・ジャパンがあります。
本ブログでも幾度となく、会の話題を書きました。
2009年度の年次大会が18、19日と開催され、今年は、歯科技工士部門での教育講演を任命され、1時間半の講演をして参りました。

今年の会のテーマは
「CT・CAD/CAMによって変わるインプラント治療」と題し、ガイデットサージェリーを中心とした講演内容で開催されました。

私の講演内容も、フラップレスサージェリーをいかに成功に導くかを主たるテーマに講演を組み立てました。
今日話題のフラップレスサージェリーですが、難しい事は手術よりも術前の診査診断にあると強調してお話をしました。
すなわち、工業技術の進歩でサージカルガイドは高い精度で製作されます。しかしガイドの設計はPCのモニター上で行うため、適切なインプラントの埋入ポジションの診断には、かなりの経験値が必要となるのです。

診断を的確に行うために必要な項目の一つに、失った歯を頭蓋骨に対して三次元的に適切な位置にリポジショニングするための診断があります。
このことに誤差が生じると、インプラントの周囲骨に不適切な力が加わりインプラント失敗の原因になる事が知られています。
このことから、インプラントの埋入ポジションと咬合力のが周囲骨に及ぼす影響を、三次元有限要素解析を用いて実験した結果を考察を加え発表し、長期的に安定した治療結果を獲得するために必要な埋入ポジションの診断をする事の重要性をお話ししなした。

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上段の写真は、前夜の様子。お手伝い頂く先生と徹夜状態です。

下段の写真は、当日の、ユンケル飲んで頑張っています。
記念写真は、歯科技工士のカリスマ、増田長次郎先生に座長を務めて頂き、記念の一枚。
  
Posted by implant418 at 09:43Comments(0)TrackBack(0)

2009年07月18日

明日は...OJ

DHAインプラントコース071201DHAインプラントコース071202

明日は...

オッセオインテグレーション・スタディークラブ・オブ・ジャパン
通称名 OJ です。

インプラントの学会では国内トップクラスのレベルを持つ学会です。
今年の年次大会で、歯科技工士部門の、教育講演を任命され、1時間半の講演の準備をして参りました。
時間がたつのは早いもので、あっという間に前日です...(^_^;)

今夜は徹夜かも...

演題は

「ガイデットサージェリーの変貌
―欠損補綴として考えたときの変革と堅守―」

 今日のインプラント治療の進化はめまぐるしい。数年前までは考えられなかった治療術式が、新しい治療コンセプトとして次々と提唱されている。その結果、臨床の現場で治療術式の選択を困惑させることもしばしばである。高精度なCT撮影が可能となったこと、解析ソフトが進化したことによる、コンピュータガイデットサージェリーがその一つとして挙げられる。
 進化した工業技術が歯科へ参入し、ガイデットサージェリー信頼性高く臨床応用可能となったが、その原点は診断用ステントや、埋入用のサージカルステントから構成されるインプラント補綴を成功させるために必要なアプローチから始まる。如何に厳密に制御されるドリルシステムであっても、欠損補綴治療として必要なインプラント補綴を事前に診査診断するこが、術式導入のスタートと言える。
 すなわち、最終補綴を単に補綴物の形態としてのみ捉えるのではなく、一口腔単位からなる顎口腔機能の回復に必要な補綴物として三次元的にリポジショニングすることで、インプラント治療が成功すると考えるからである。このことを術前から歯科医師と歯科技工士とがリレーションシップを図り、最終的なゴールを共有し治療を進めることが、ガイデットサージェリーを含む全てのインプラント治療には大切である。
 インプラントの表面性状の改良、外科支援システムやマテリアルの開発やその情報は、ややもするとそれが全てのように感じられてしまう。だからこそ、欠損補綴治療として変わらない概念を踏襲し、新しく変わる技術を取り入れ、変貌するインプラント治療を考察したい。


写真は、先週の日曜に行われた
HDAセミナーのインプラント導入編の実習の一コマです
今回も1時間半の講義と実習をお手伝いいたしました。  
Posted by implant418 at 14:33Comments(0)TrackBack(0)

2009年07月01日

インプラントベーシックコース

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インプラントのベーシックコースが日曜日に開催されました。
明海大学歯学部同窓会が主催するこのコース、講師を任命され、今回で3年目となります。
月一回の4回コースですが、毎回授業内容パワーアップした内容にリニューアルしています。

第一回めのテーマは診査診断
インプラント治療の大切な項目であり、全てのスタートとなる項目です。

診査診断をまず2つに分けました。
一つは、目の前の症例をどのように考えるのか。すなわち、治療をするに当たり、欠損を生じた部分のみを考えれば良いのか、残存歯を含めた全体を考えなければならないのかに分類すべきであるとお話ししました。

そして、歯を失って来院する患者さんは、後者であることが多いことも...
そのことを、診断せずにインプラントのみに目がいってしまうと、長期的にはトラブルを生じる危険性が有ることを解説し、インプラントの診査診断とは、欠損補綴治療の診査診断に他ならないことお話ししました。

インプラントを施術しようとする部位のみを見るのでは無く、全体を見ることの重要性を理解して頂いた後に、インプラントを行うためにその部位をいかに診断するかを解説いたしました。

まず、診断用ワクシングの重要性、次にそれを用いた撮影用ステントの製作の仕方。
次に、レントゲンの読影のポイントと、CT撮影の方法とタイミング、CTデータの解析の方法を、いくつもの臨床例をもって解説の後、実習です。

レントゲンのトレース4症例の後、インプラント埋入解析ソフトを用いて解析実習です。解析は一人一台のPCを用い十分な時間をとってじっくりと行いました。
一通りの解析が終わった後、来月行うインプラントの埋入実習に用いる豚顎のCT解析を行いました。
今回、各先生が解析した豚顎を用い、来月はインプラントの埋入実習を行います。

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本コースはなんと宿題も出ます。
上の写真は、診断用ワクシングと、CT撮影用ステントを来月までに製作してもらうための解説です。
この模型は、サージカルステントを用い模型にインプラント埋入後、印象採得、上部構造製作と、一連して行います。

4回で患者さんを最後まで治療するのと同じステップを、豚顎と、模型を用いて解説する予定です。
  
Posted by implant418 at 20:37Comments(0)TrackBack(0)