元号が令和となった最初の日、5月1日。
インプロジャパンスタジオでは、「おやこでインプロしよっ!の会」が開かれました。
参加してくれたのは、0歳児~2歳児のお子さんを持つIJメンバー達。

開催のきっかけは、お子さんが生まれ、報告をしてくれるメンバー達の
「スタジオに顔を見せに行きたいです!」
「キッズクラスはいくつからですか?早くやらせたい!」
「夢は親子インプロです!」
と言ってくれる言葉からで、それならば、皆で一緒に会えれば、、、と、企画しました。

「インプロ」をよく知っているメンバー達が、
親となり、子どもにインプロをやらせたいと思ってくれている・・・
こんなに幸せなことはありません。

令和になった最初のワークショップが、この「親子インプロ」になったことは、
ある種、温かい光が差す明るい未来への道を感じさせてくれる出来事でした。


当日は、現在も継続受講してくれているメンバーから、
以前通ってくれていた懐かしいメンバーまで・・・
中には、中学生の時に、お母さんとベーシッククラスを受け始めて以来、
大学生になるまで通ってくれていたメンバーも来てくれました。


シートを広げ、皆でランチしながら、のんびりスタートした「おやこでインプロしよっ!の会」。

そのうち、子ども達が場所に慣れ、自由に動きはじめました。
色んなことに興味津々。
気がつくと、スタジオは子ども達の遊び場に!

そして、そこにいるのは、、、そう、インプロが大好きな大人達ばかり。
子ども達の動きにイエスアンドして、その場その場で生まれる世界、
まさにそれこそがインプロ・ストーリーです!!
しかも、大人達がインプロすれば、それをじーっと見て、その世界にスルっと入ってくる子ども達。

そんな平和で、幸せいっぱいの贅沢な空間がここにありました。


この写真は、子ども達が描いたお絵かき。

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これに、大人達で一文字ずつ言いながらタイトルをつけ、物語も誕生しました。

タイトルは 「れ い わ の ひ の は ど り」。

それは、森に住む、環境に合わせて羽の色を変えられるという特徴を持つ鳥の一族の
お話で、王族の血を引く「ポポ」だけは、羽の色を変えられない白いままであったが、
ある日、一番星が出るかでないかの時、金色の輝きを始め、
そこから暖かいエネルギーが一面に広がり、そのことで、鳥たちが羽根を鳴らし、
その音が「れ い わ」という響きで、世界を平和に包み込んだという物語となりました。


また、こちらは、3匹のクマとキリンの物語をパパママが演じている様子。

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パパママが演じるクマとキリンが食べ物を探している場面では、
ボールを「はい」と渡しに行く愛くるしい姿も!


こうして、3時間という時間はあっという間に過ぎ、
飽きることもなく、スタジオを楽しんでくれたようでした。


優しく、大きな懐で子ども達を包み込み、イエスアンドするパパとママ。
どんどん広がる子ども達の世界。
希望に満ち溢れていると言っても過言ではないひとときでした。


最後に、ご参加のメンバー達がコメントをくれたのでここでご紹介します。

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■ももこ■
自分が中学の時にインプロに参加した当時は、
周りの参加者の皆さんがお兄さんやお姉さん、お母さんといった家族のようで、
今回そこに息子と参加できてとても嬉しかったです^_^
6ヶ月の赤ちゃんはまだまだ自分の主張を言葉や動きでは表せませんが、
そんな中からも一緒にお話を作ることができて楽しかったです。
ぜひまた機会があれば参加したいです。

■耕太郎■
子どもが遊びたくなる道具もたくさんあり、
子ども達がやりたいことを叶えられる贅沢な時間でした。
大人がインプロしたら、二歳の息子も真剣に見ていて嬉しかったです!
また参加したいです!

■ケンジ&きより■

IJで一緒にインプロを学んでいた仲間たちの子どもが
スタジオに集まって一緒に遊んでいるのを見て、
とても不思議な気持ちになりました。
時の流れを感じるというか。。。
将来、この子たちがこのスタジオで
一緒にインプロするのかなぁとか思うと、
過去から未来に繋がる壮大なドラマを感じました。
あと、自分の子どもにインプロする姿を見てもらえて良かったです。
まあ覚えていないと思いますが。笑 (ケンジ)

いつか家族でインプロをしたいと思っていたので、
その第1歩が踏み出せました。
そして、一緒にインプロをしていた仲間が
親子連れで集まるという夢の共演で、
とてもわくわくする空間でした。
また、子どもはいつも自分の世界があって遊んでいるようなのですが、
インプロを通して子どもの遊びの世界に
もっと一緒に入っていけるようになりたいなと改めて思いました。
次回の開催、楽しみにしています。(きより)

■まさえ■
子どもがいる事で、出来なくなった事も沢山あるけど、
その分違う新しい経験が出来るようになった事を改めて実感しました。

親になってみて初めて気づいたのですが、
子どもはいつも、家でも、保育園でも、お店に行っても、どこへ行っても、
あれダメこれダメと言われ続けていて、心は自由なのに、
不自由な世界に放り込まれてしまったんだなあと思います。
(あれダメこれダメと言うのは私なのですが、
危険な事ばかりするので、止めざるを得ないことだらけな毎日です。
子どもは止められても不自由とは思ってはいないかもしれませんが)
そんな中、インプロのスタジオではあれもやっていいよ、これもやっていいよ、
という経験をさせてもらえたので、子どももとても嬉しかったのではないかと思いました。