昨日は、毎度楽しみなキッズクラスの日。
子ども達が創る想像の世界を存分に楽しませてもらいました。


昨日は、子ども達が表現した海の底から出来上った物語がありました。
それは、色々なお魚や貝、ハートを持った人魚姫がいて、奥の方には、宝物があり、そこの前には、宝物を守るレーダーが対になってあるという世界。

(なんだか、面白いストーリーが生まれそう・・)と思い、
子ども達に、ここの場所と宝物について、問いかけていきました。

まずは、場所と宝物の名前。
これは、キッズクラスお馴染みの一文字ずつ言って決めました。
ランダムな言葉繋ぎから生まれる意味が分からない言葉と言うのは、子ども達のワクワク度を上げてくれるのです(笑)

場所は「くうまよか」。
そして、宝物は「かきますた」。

名前が決まったところで、子ども達にどんな場所か聞いていきました。
子ども達によると、「かきますた」を守るために、レーダーが宝を狙う人間を見つけると、海の中にある滝が人間に向かって「ガァー」ってなるそうです。そして、そこ滝には防犯カメラもついていて、いつでもそこに生きる魚達が見張っているほど、海の生き物達にとって、「かきますた」は大切なものだったのです。

なぜ、そんなに大切なのか、子ども達に聞いてみました。
すると、「かきますた」がその場所からなくなると、海の水が一気に消えてしまうからとのことでした。
背景が決まったところで、お芝居のスタートです。

「ここが、海の宝が眠っていることろか~、宝を盗んで売れば、俺も億万長者だぁ~」と、私が扮する海賊が、
宝に近づこうとしたとたん、滝役の子ども達の凄い水圧で全く前に進めず、あまりの勢いに、退散することに…

海賊を退治できたことで、喜んでパーティを始める魚達の目を盗んで、再度挑戦!
そして、なんと、「かきますた」を盗むことができました!
しかし、その瞬間、水がなくなり、海のあらゆる生き物達は、どんどん倒れ始めてしまいました・・。
が、ハートを持った人魚姫だけは助かったのです!
助かった人魚姫は、ハートを持ちながら、愛を持って、皆に触っていきました。
すると、魔法が掛かり、1匹、そして1匹と見る見るうちに蘇る海の生き物達。

水がなくても、大丈夫!
とは言え、やはり海は大切。
元気になった海の生き物達は、海に水を取り戻す為、「かきますた」を奪い返しに行きました。
無事、海の宝物を取り戻し、元あった場所に置くと、なんと水がどんどん溢れ出し、地球は全部海になってしまいましたが、人魚のハートの魔法のおかげで、良い人間達は水の中でも暮らせるようになり、海の生き物達と仲良く、暮らすようになったのでした。
ちなみに、悪さをする海賊達は銅像になって、「かきますた」を見張る防犯カメラとなりましたとさ。


子ども達とインプロをする時、私が大切にしていること、それは子ども達が創る世界の中で、私も一緒に存在し、その世界にいそうなキャラクターで生きるということです。
そうすると、私自身も、彼らがその場その瞬間に創り出すイマジネーションの世界をカラフルにリアルに感じられ、それが楽しくなり、自然と「イエスアンド」が生まれてきます。

子ども達にとっても、「かきますた」がある海の世界に、先生はいるはずないですよね(笑)。


この日は、他にも、ゴミだらけの島にある建物をゴミを食べる動物や、くちばしにたくさん溜められるペリカンや、お掃除が上手なアライグマや犬が掃除すると、実はそこは魔法使いのおばあさんが生まれたお城だったことが判明し、皆でおばあさんもきれいに掃除したら、お姫様になって、皆できれいなお城で暮らすことになったお話もできました。


途中にトイレ休憩を挟んで、90分。
彼らの溢れるイマジネーションは留まることを知りませんでした。
その証拠に、大人による時間という都合上(笑)、私が物語を締め、「おしまい」と言うと、
「え~、まだ終わらない~」や、「まだある~」と訴えてくれます。
今までにも、その続きを文章や絵で描いてきて、次のクラスの時に見せてくれるという子達もいました。


そして、何より思うことは、もう何百回と子ども達とインプロをやってきていますが、当たり前ながら一度として同じお話が出来上がったことがありません。1回のクラスでいくつも物語は誕生していますので、それを考えると、私は彼らのおかげで、何千もの物語の世界を味合わせてもらってます。なんて幸せ者なのでしょう。

次回も、どんな物語の世界に誘ってもらえるのか、とても楽しみです!!