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8月は、2回実施した中高生クラス。
ちなみに、この写真は、休憩時間の落書き。
真ん中のウサギのキャラクターは、この日、ごみとして捨てようとした
コンビニ袋が、「まるでウサギみたい!」と言って、誕生しました。
彼らを見ていると、面白いものはどこにでも転がっているんだなぁと感心させられます(笑)。


さて、今月のクラスを振り返ってみたいと思います。

8月前半に行われたクラス。
この日は、初めての子もいたので、初心に戻って、丁寧に積み上げていくことをやりました。
いくつもお話が出来上がりましたが、その一つはピラミッドの奥に広がる秘密の世界。
ピラミッドの中を探検に行くと奥には湖が広がっており、そこを覗くと、そこには我々の世界とうり二つの世界が繰り広げられていたが、実は、そこは人間が誕生する前に世界を制覇していたサメ族が隠れ住む世界で、
もう一度、自分達の世界にしたいと目論み、ここに同じ世界を創造していたという、ファンタジックなお話でした。

また、、もう一つは、森の奥にある森に住む動物を狩るハンターの住処を舞台にした物語。
そこには、ある夫婦で住んでたのですが、ハンターなのは奥さんの方で、
しかも、最近、実はこのハンター、荒れていて、動物達を容赦なくどんどんと狩っており、
森に住む動物達は、彼女をとても恐れていました。
ある日、幼いクマ、テディボーイとテディガールが襲われ、クマ達は悲しみに暮れ、
このままでは森が大変なことになると、クマ達の定例会議の席で、彼女に復讐をする為、
クマ達は結束して、とうとう小屋を襲撃することを決めたのでした。
しかし行ってみると、そこには気弱な旦那だけ。
彼の話を聞くうちに、旦那に同情したクマ達は、女ハンターを殺さずに、旦那を大切にするように、
そして、乱暴に命を奪うものではないと彼女を説得したのでした。
クマ達の会議シーンやクマ達がハンターに対する感情を吐露する場面など、
ファンタジックでありながらも、どこかリアリティある世界観は、まさにお話を作りながら、
そこに生きている彼らの物語づくりに、いつもながら感心しながら見ていました。


そして、8月後半に行われたクラスは、経験者ばかりで、しかも全員高校生。
皆小学生の頃からのベテランインプロヴァイザー達で、どんなインプロゲームでも、遊びどころを見つけて楽しむことができます。
しかしながら!!
この日は夏バテなのか?、慣れたメンバー達ばかりだからなのか?、
最初は、出来上がるものがグダグダで、「あれ~、全然ダメ~」と自分達で批評する始末(笑)。

そこで、集中して、その場をイメージするゲームを1つ入れました。
すると、いつもの感覚を取り戻し、創られていく世界を楽しみ始め、どんどんと膨らませていく彼女達。
「イルカの隠れ家」というタイトルのお話では、
人間達に水槽にいれられ、観察されているイルカ達が、設置されたカメラを嫌い、
何とかそれから逃げようと、水槽の中にある小さな家に隠れようとするイルカ達。
すし詰め状態にひしめき合い、家に入りきれないイルカ達が、窓や扉からはみ出ながらも、必死に隠れる様子が
手に取るように見えてきた瞬間から、彼らのエンジンはフル回転!
いつものごとく、お互いのアイデアにどんどん掛け算して物語が出来上がっていきました。

この日は、感情でのシーンづくりも楽しかったようです。
仲良しの女子高生達(彼ら曰くJK)が夏の最後の思い出作りに、やってきた海の家。
自意識過剰になったり、ドキドキ、ワクワクしたり、嫉妬したり、友情が生まれたり、
博愛の想いが芽生えたり、、、、
こちらが指定した感情に、瞬時になり、その感情を使ってシーンを続けていくことをやったのですが、
彼女達曰く、今までで一番と言ってもいいほどの出来栄えだったようです。
「感情出しているだけで、話が繋がっていった!」と、喜んでいました。
こちらから見ていて、その要因は、彼女達の感情の出し方でした。
感情というのは、その感情を抱く何かしらの対象があるわけですが、彼女達は、
こちらが感情指定するたび、その都度、必ず、その物語の中にあるナニカに対して、
感情を持っていたからこそ、一つのお話としてつながることが出来たのです。
その後も、性格と感情が活かされ合ったシーンが生まれており、
前半はエンジンが掛かっていなかった彼女達も、後半は大人顔負けのパフォーマンスに、私も拍手の連続でした。


ただ、関わって遊ぶのが楽しかったインプロから、即興で演じながら、作品を創る楽しみを覚え始めた彼女達。
リアルな感情が生み出すドラマ、ストーリーも出来るようになってきました。

年末には発表会を予定しています。
今年はどんなパフォーマンスを見せてくれるのか、、今から楽しみです!