夏休み最終週、関東圏内にある私立中学校の英語キャンプの中で、インプロワークショップをやらせていただきました。
グローバル教育が求められるようになった昨今、英語教育の一環として呼んでくださる学校が増えてきており、
元々、一般の子ども達に表現教育の一つとして、演劇を伝えたいと思っていた私としては、とても嬉しい限りです。
この学校でも、今年で3回目。
毎年、夏休みの最後の週に行われる、2泊3日の英語キャンプの中に取り入れてもらっています。
授業は、もちろんすべて英語で、それ以外の時間も極力英語で過ごす日々。
とは言え、インターナショナルスクールでも、帰国子女が多い学校というわけでもないので、
英語だけで伝え合うのは、最初は大変。
しかも、最後には英語でプレゼンテーションの時間もあるキャンプなのです!
そこで、彼女達が言葉に捉われず、恥ずかしがらずにコミュニケーションを取り、人前で堂々と表現をする力を身につけさせたい、、、、
と、いうことで、プログラムの中に、インプロを活用したトレーニングが取り入れられるようになりました。
3年目となった今年は、事前情報として、先生方から、「今年の生徒は、とても大人しくて、リアクションも小さいです」と聞き、ワークショップに臨みました。
確かに大人しい生徒さん達。
こういう時、最初のパフォーマンスを見せる時間はドキドキです。
まずは、「即興劇」と聞いて、抵抗感を持ったり、引いたりしないように心掛け、彼らの様子を見ながら、場を温めていきます。
笑顔が見えてきた子ども達、少しずつこちらとの距離が縮まり、こうなってくると、あとは子ども達の中に眠る面白がるスイッチを使っていくだけ。
「言わなきゃ」から「言いたい」に変わっていく彼女達の姿と共に、インプロを楽しんできました。
最後は、グループに分かれて、インプロゲームで発表。
どのグループも、お互いで助け合って、皆の前で、しっかりと発表をしてくれました。
はじめは「シャイ」に見えた彼女達の姿でしたが、終わるその頃には、もうありませんでした。
夏休みに有意義な時を過ごした彼女達が、秋にどのような実りをつけるか、楽しみです!
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