↑ 最年少の女の子が作った『たまの精』。他にも2匹いました。
ちなみにお散歩に行くときは、ウチワで動かします(笑)
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今月のキッズクラスは、ジュニアクラスもシニアクラスも人数が少なく、
また加えて、保護者の方達もインプロをやったことがあるお母さん達だったので、
急遽、2クラス合同での親子ワークショップを実施することにしました。
キッズ側は、下は年長さんから小学校6年生まで。
そして、そこにお母さん達も加わり、一緒にインプロ。
最初にウォーミングアップのゲームの時から、お母さん達も子どもに戻って大はしゃぎ。
大人げないったらありゃしない(笑)。
でも、その様子に、子ども達も大爆笑。
「お母さん、今日、いっぱい笑ってるー!」と、突っ込まれたり(笑)。
その後のインプロも、楽しかったですね~!
ただ、はしゃぐだけではなく、しっかりお話も出来上りました。
ワンワードで出来上がったお話は、赤ずきんちゃんのその後のお話。
大きくなった赤ずきんちゃんがケーキ屋さんを開き、
そこに例の狼がやってきて、また食べられるかと思いきや、今度は赤ずきんちゃんのケーキをばくり!
その味に夢中になり、ずっと食べていたくて、赤ずきんちゃんの下で働くようになって、
人手が足らなくなって、道行く人達に一緒に働いてくれないか誘って、
いつの日か、赤ずきんちゃんの町の皆がケーキ屋さんになって、
その町が「オールケーキアイランド」となり、結果、町の人々は甘いものばかり食べるから
みんな虫歯がある人達になったというお話になりました。
また、最後には、全員で劇!!
お話のカギを握ったのは、子ども達がランダムに言った『ペホマテ』。
まずは子ども達に、これが何なのか聞いてみました。
鳥の神様で、霧がかかった山の奥に住んでいて、
ペホマテは多くの鳥たちと共に山を守っている。
何故、守っているかというと、もしこの山や鳥が荒らされるようなことがあると、
地球上に光がなくなり、地球自体が2つに割れ、たいように吸収されてしまうから。
という事でした。
早速、このお話の劇をみんなでやってみることにしました。
そして、出来上った劇がこちら。
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ペホマテと鳥たちは、山に希少価値の高い鳥がいると狙って悪い人間達がやってくると、
いつも懲らしめていたが、ここ最近、欲深い人間達がやってくる回数が増えてきた。
鳥たちは、人間達が本当に懲りるように、深ーい落とし穴を掘り、そこに針を敷き詰める計画を立てた。
彼らはまんまと罠にはまり、穴に落とすことが出来た。
しかしながら、その時、鳥たちにとって大事な宝、1,000羽以上の鳥が宿っているタマゴが彼らに奪われてしまった。
鳥たちは焦ったが、長老の鳥がいいことを思いつく。
「タマゴが孵ったら、可愛い鳥たちが生まれて、その鳥たちがなついたら、人間の心も変わるかもしれない」
すると、他の鳥が、
「その後、鳥たちが人間を攻撃するか、助けてあげるかだけど、助けてあげて町に返してあげたら、
人間は、その後、鳥の大切さを他の人達に伝えてくれるかもしれない」
それを聞いた鳥の神様の「ペホマテ」は、タマゴの中にいる鳥たちにメッセージを送った。
「鳥たちよ、タマゴから出て、人間を助けてあげるのだー」
一方、深い穴に落とされた人間達。
宝のタマゴは手に入ったが、どうここから脱出していいのか分からない。
その時だった。
バリ、バリバリバリッッッーーーーーーーーーーーーーーーー
大きなタマゴが割れ、1000羽の鳥たちが一気に飛び出してきた。
ヒナどりはそれは可愛く、ピヨピヨ鳴き、人間になつく姿はとても愛らしく、
悪人たちの心も次第に癒され、優しい顔になっていた。
そして、ついに、その1000羽の鳥たちが大群になって動き出した。
何と人間達を宙に浮かせ、穴から出し、町まで無事に連れて行ったのだった。
1週間後。
助けられた人間達を中心に、鳥を人類の神と讃える人々が増えてきた。
それからというもの、人間たちによって鳥は崇拝されていくようになり、
二度とその山に近づく悪者はいなくなった。
こうして、地球を守ることが出来たのだった。
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大人と子どもが混じり合い出来上がったステキな物語でした。
そして、今日、何より、大人達をうならせたのが、
小6の女の子と最後の振り返りの一言。
「今日は、小さい子から大人まで、色んな人達のアイデアが聞けて楽しかった。
いろんな考えがあるから、だから面白いものができるんだと思った」
こちらが教えるのではなく、そこに自分で気づいているその姿に、
大人達は大感動!!
また、一緒にやってみることで、我々大人達もたくさんの発見をもらいました。
「ワンワードの時、子ども達が、じっくりと考えて、自分が思ったことを言葉にしていることに感心した」
「インプロはしっかり聞く・見るが大事で、待つことが大事だなぁと思った。普段は急かしちゃうけど、待ってみるとしっかり考えている子どもの姿や子どものすごい想像力を実感できた」
「子どもはあちこち走り回ってはしゃぎまわりながらも、しっかり他の子が言ったことも聞いていて、その世界の中で、きちんとアイデアを出していて、ホントすごい!」
などなど。
ホントに、幸せがいっぱい詰まったぜいたくなひと時でした。
次回のキッズクラスは、11月3日(金祝)。
親子インプロではなく、いつも通り、子ども達だけのキッズクラス。
子ども達がのびのびと遊び回るインプロ劇の世界を是非楽しみにいらしてください。
http://www.improjapan.co.jp/2017/07/24/kids-2/
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