皆さん、『ドキンド石ころスライダーレイ』って知っていますか?
知らないですよね(笑)。
だって、これは、キッズクラスの子ども達がつけたある星の王子の名前ですから。

2月のキッズクラスは、初めて参加の子も加わり、
この日も彼ら自身から生まれてくるアイデアに、見ている大人達も大笑い。
というのも、「大人の当たり前」を見事に壊し、全く違く角度から攻めてくるんですから。
「なるほどね~」「そういう発想もあったか!」
子どもの視点のバリエーションに驚かされ、あっという間の90分でした。

話は戻り、子ども達が作った、『ドキンド石ころスライダーレイ』のお話をここでご紹介しましょう。
まずはじめに、みんなである森の川について、どんな川か想像して、スタート。

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森にある川は、山の1500メートルの地点からふもとまで続いていて、
細くて、流れが速く、割れた小さな隕石や石がグルグルと廻っており、
色は紫色で臭いにおいがしていた。

その森には、小人たちが住んでいて、昔はこの水を飲んだり使っていたが、
ある日、隕石がこの川に落ちてきてから、彼らの生活は変わった。
隕石はごろごろとたくさん落ちてきて、それと一緒に落ちてきたのが、
『ドキンド石ころスライダーレイ』だった。
実は、彼は、れかみん星の王子だったが、宇宙飛行中、隕石にぶつかり、
その隕石と共に、地球に落ちてきてしまったのだった。

その衝撃で記憶をなくした王子、自分がどこから来たのかもわからずにいたが、
巨大な体を持つ彼にとって、小人や人間達は小さく、彼にとって美味しい獲物であった。
小人や人間を食べてはどんどん大きくなってきており、人間達が退治しようとすると
パワーで壁を作り、彼らが来られないようにしていた。
彼の体の色は、紫色。
その彼が、普段川で生活をしている為、川はどんどん紫色となり、
地球は彼によって、どんどん様変わりし、また人間もどんどん減ってしまって、
地球の人達は対策もなく、困っていた。

一方、彼の故郷「れかみん星」。
実は、この星はかつて銀河系で一番大きな星だったが、
『ドキンド石ころスライダーレイ』がいなくなって以来、どんどんと小さくなってきていた。
というのも、この星にはある秘密のエネルギーを持つ石があり、それを王子が触ることで、
この星は大きさを保っていたのだった。
なので、王子がいなくなった今、その石のエネルギーが出なくなってしまったのであった。
れかみん星の人達は、大変困っており、王子を何とか連れ戻さなければならないと思っていた。
そんな時、王子がどこにいるか情報が入った。

星の代表者たちは、地球に彼を迎えに行くことにした。
地球を知らないれかみん星人たちは、何があるか分からないので、
彼らの必須アイテムを持っていくことを忘れなかった。
それは、
「死んでも生き返れる玉」
「どこへでも飛んで行ける玉」
「触ると、互いが仲間になれる犬」

実は、この星は、宇宙で一番大きいだけでなく、宇宙一技術も発達していた。
ロケットは、あっという間に目的地の地球にワープできたのだった。

案の定、着いた瞬間に、残り少ない地球人達が彼らを討ってきた。
しかし、彼らには、「死んでも生き返れる玉」があった。つまり不死身。
彼らを攻撃することは全くもって、意味がなかった。
生き返ったれかみん星人たちは、地球人に近づいていき、
「触ると、互いが仲間になれる犬」を差し出し、あっという間に仲良しになった。

地球人は、彼らがあの得体のしれない危険な生き物を連れ戻しに来たと聞き、
「是非是非!!」と喜び、王子がいる場所を教えてくれた。
それは、標高1500メートルの川の上流付近。
「どこへでも飛んで行ける玉」で、れかみん星人一行は、
王子のもとに向かった。

ようやく会えた王子は、記憶をなくしていたが、
犬に触った瞬間、仲間であったことを思い出し、
自分の星が自分のせいで大変なことになっている事実を聞いた時、
「一刻も早くいかねば!」と、昔の正義感溢れる王子が戻った。

そして、星に戻る王子。
その時、星は人々がぎゅうぎゅうになるほど、小さくなっており、
これ以上は無理という状態になっていた。
王子はすぐに、あのエネルギーを放つ秘密の石を触った。
すると、星は、どんどん大きくなり、元のサイズに戻ることができた。

こうして、れかみん星は平和を取り戻し、
、『ドキンド石ころスライダーレイ』がいなくなってくれた地球も、
自然が再生し、森にも川にも平和が訪れたのだった。

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めちゃくちゃファンタジックで、私も一緒にやりながら、彼らの世界観についていくの必死でした(笑)。
でも、彼らは、なにも疑いなく、その世界をリアルに感じ、どんどんとアイデアを出しており、
まさに、想像力で物語を創造してくれました。

彼らから湧き出るイマジネーションを足し合って、創造する世界。
これは、全てオリジナルで、一つとして同じお話がありません。

まさに、「そんな発想があったのか!」といった、
彼らから生まれてくるアイデアが、インプロでどんどん立体的にリアルに
創り上がっていくからでしょう。

これからも、「大人の当たり前」を超えた彼らの発想がどんな世界を創りだすか、楽しみです!

写真は、一瞬で地球にワープするロケットと、れかみん星人の必須アイテム。

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