EDU IMPRO ブログ

インプロジャパンが行っている教育分野でのインプロ活動をEDU担当、峰松佳代がレポートいたします。 https://www.improjapan.co.jp

カテゴリ: 中学生インプロ

8月の最後、中高生クラスの発表会がありました。
コロナ禍の間に、小学生から中学生になり、高校生になったメンバーも。。。

小学生から続けてきた3名が挑戦した発表会には、
保護者の他、インプロジャパンのメンバー達や
既に社会人になった先輩たちも観に来てくれました。

今回は、ゲーム形式のインプロの他、
「It's」というスタイルを彼ら向けに少しアレンジして、
20分程の人間模様を描いた即興ドラマに挑戦しました。

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即興ドラマのお題は「風船」。

はじめに、それぞれが「風船」について語ります。

「風船。それは、子どもの時にもらうと嬉しいもの」
「風船。それは、どこまでも高く飛ぶもの」
「風船。それは、キラキラした場所で手に入るもの」

続いて、お話の舞台について語ります。

「ここは、山の上にある家です」
「そこには、子ども達が手を放して飛んできた風船がたくさんあります」
「そこには、ピエロが住んでいます」

そして、それぞれの役を自己紹介。

・タカヤ 小学2年生 
・ゆう  ピエロ 
・たなか 会社員 

もちろんここまでのこの語りも即興です。
そして、ここから、即興劇のスタートです。

タカヤが大好きなお母さんから買ってもらったお気に入りの風船が手から離れてしまい、
それを追っかけて行くところから物語は始まりました。

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タカヤが追いかけていくと、そこには、その風船を捕まえた大きなピエロがいました。
ピエロがタカヤに渡そうと思ったその瞬間、横から大きな鳥がそれを取っていってしまいます。
ピエロは、鳥に「それは彼の風船だから返してあげて欲しい。他の風船をたくさんあげるから」
と交渉し、小屋に連れて行きます。

一緒に着いて行ったタカヤはその風船の多さにびっくり!
そして、その中に、ふるーい風船を見つけます。
実は、その風船は、ピエロが10年以上前に遊園地で働いていた頃、
ある少年が風船を飛ばしてしまい、それを追いかけてきたところ、
山の上にいっぱい風船が飛んできていることを知り、以来、小屋で風船を預かっていたのでした。

その話を聞き、タカヤはピエロと一緒に、この風船の持ち主を探そうと提案。
ピエロも、その少年のことが気になっていたので、一緒に探しに行くことにしました。

場面変わって、都会のある会社。
遅刻や忘れ物が多いタナカは、いつもミスばかりで上司にも呆れられる始末。
ある日、仕事がうまくいかないタナカは、仕事をさぼって遊園地へ。

なんと、そのことが、偶然の再会を引き寄せました。
ピエロと再会したタナカは、ピエロが持つ風船に驚きます。
しかも、その風船。
タナカの手に触れた瞬間、タナカから離れず、どんどん大きく膨らみ、
タナカを押さえようとしたピエロと共に、どんどん上空へ!

それを見たタカヤは、小屋に戻り、たくさんの風船を持って、彼らを追いかけていきます。
上から自分達の住む世界を見て色々なことを思った3人は、
その後、ピエロの友達の鳥たちに手伝ってもらい、小屋に戻ることができました。

久々に子ども達と交流をしたピエロ。
子どもの頃の大切なものを取り戻したタナカ。
上空からはじめて高いところから世界を見たタカヤ。

3人は、今度は風船で小屋を浮かばせて、風船を探している人たちに届けてあげようと約束をし、
別れたのでした。

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劇が出来上がった後、また、改めて、「風船」について語ります。

「風船。それは、誰かと誰かを繋ぐもの」
「風船。それは、どこまでも高く人を飛ばすもの」
「風船。それは、大人も子ども心に帰れるもの」

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今、ここに生まれる「劇」の中に、生きる。
だからこそ、登場人物として、パフォーマーとして、
同じタイムラインで、心が動き、思考がアップデートしていきます。

ほんの20分。
劇中に生きたことで、物の見方が広がった彼らのインプロは、
観ているお客さまにも、何か考える時間をくれました。


自分と違う人物を生きる演劇。
自分が創る即興。

その二つを同時に行うインプロをお客様の前で体験した彼らは、また一つ逞しくなっていました。
中高生クラス発表会



0825中















突然ですが、皆さんにとって、「ことば」はどんな存在ですか?
企業研修で、時々、非言語コミュニケーション活動の後の振り返りで、
「言葉の大切さを知った」というお声を聞くことがあります。
そして、それと同時に「でも、相手に集中すれば、なくても伝わってくる」ともおっしゃっています。


私たちは、「ことば」という便利なツールのおかげで、お互いを分かり合えたり、
密なコミュニケーションを取ることができます。
ただ、時に、その言葉に頼りすぎてしまい、言葉の向こうにあることに気づかず、
逆に、その言葉の意味だけを取って、傷ついたり、誤解をしてしまったり、
また、本意でないことが伝わってしまったり、、、という経験、誰しも少なからずあるかもしれません。
「言外」に存在するもの。それも含めて受け取り合いたいものです。


先日の中高生クラスでは、子ども達がインプロのワークを通じて、
まさに「言葉の向こうにあるもの」に気づいてくれていました。
この日行ったインプロゲームでは、意味のない言葉「ジブリッシュ」でシーンを創りました。

感動的な釣りの場面、恐怖の山登り、龍を倒し感謝を捧げるシーンなど、、
いずれも、「ジブリッシュ」で伝え合い、演じていきました。

物語づくりでは、日本語とジブリッシュを交互に語り、
ある楽器が老夫婦の窮地を救うというお話が出来上がりました。

その中で、彼らが気づいたこと、それは、頼もしささえ感じました。

・「ジブリッシュ」の向こうにある相手の想い、その行間を考えるのが楽しかった。
・感情が伝わり合い、分かり合えた感覚が嬉しかった。
・相手に読み取ってもらうためには、例え「ジブリッシュ」であっても、自分が何を伝えたいという気持ちをしっかり持つことが大事。

そこには、言葉尻だけの平面的なコミュニケーションではなく、
自分の感覚を総動員して、立体的・空間的にやり取りをすることを楽しむ姿がありました。

そして、この日の最後は、すべて日本語で少し長めの即興劇。
ここまでのところで、言葉に頼らず演じてきたことが大いに発揮され、
キャラクターたちの心が繊細に動き、それが物語となっていきました。

舞台は、海底のど真ん中にある大きな大きなビニールハウス。
実は、人魚たちがここで人間達を飼っているという、物語のスタートはちょっと怖いものでした。
ある日、ビニールハウスの中でお花を育てて暮らす少女ハナちゃんと、
その花を外から眺めて楽しむ人魚の子ども達、ロザちゃんとパラちゃんの間に、
友情が芽生えるところから、物語は進み始めます。

ハナちゃんたちを救い出すため、この世界を牛耳る人魚の魔女が住む城に忍びこみ、
奮闘したロザちゃんとパラちゃんのおかげで、最後には、人間と人魚の共存社会が誕生しました。

今回、特に感心したのは、リアクションから生まれる次の展開でした。
前半、ジブリッシュで、相手役の気持ちに寄り添ったり、仲間が伝えたいことを読み取ろうとしていたことが、登場人物たちの心が動き、次の行動を起こすということに繋がっていたのかもしれません。

即興で演じることを通じて、様々な感情と触れ合い、自分のフィルターを通して伝え合う、
そんなコミュニケーションを楽しいと語ってくれていた彼らのこれからが益々楽しみです!

今年のゴールデンウィークは、4年ぶりにスタジオでキッズクラスと中高生クラスが開催されました。

GW真っただ中の5月3日は、中高生クラス。
少人数、しかも中学生はおらず、
キッズクラスに日程が合わなかった小学生と高校生たちの組み合わせ。
逆に同世代にはない発想を楽しむ姿は、さすがのインプロ力。

クラス最後は、オリジナル劇。
まずは、五十音を一文字ずつ繋ぎ、出来上がった言葉が「い な す み」。

「いなすみ」は、青く、茄子みたいで、木からブランブランとぶら下がっている細長い、ちゃぷちゃぷ感触の食べ物。
山奥の石の上に生えている木になっていて、実は地球上にあるすべての栄養源は、この「いなすみ」であり、野菜も、果物も、肉も、魚も、この「いなすみ」に含まれている栄養素が、少なからず入っていて、逆に、これがないと育たないと言われているのだ。
1つの県に5本くらいある(しかもあるのは日本だけ)とされていたが、近年、減っており、
一説には、1つの県に3本くらいしかない(地球上で)ということで、何とかしようと立ち上がった兄妹たちは、この「いなすみ」を探し出し、見事地球の食糧事情を救うという劇が誕生しました。

初めての組み合わせだったのにも関わらず、創造性豊かで、リスクに飛び込むストーリー展開に感心しました。


そして、ゴールデンウィーク最終日は、キッズクラス。
この日は、小学校5,6年生と中学生、そしてOGの大学生が参加してくれました。
はじめましての小学生もいる中、最初の風船パスゲームから盛り上がり、
次第に拾い合い、サポートし合う姿から、あっという間にチームになっていきました。

鯉のぼり家族の冒険のお話では、マンホールに落ちた末っ子鯉のぼりを泥まみれになりながら、探しに行くお父さんが登場し、お互いが出す発想を楽しみ合っている様子が、互いの表現欲求を引き出し合っていました。現に、最後の振り返りでも、お互いのアイデアが面白かったと感想を言ってくれている子が多くおり、嬉しくなりました。

また、最後の「みつばち家族」のお話では、いろんな味の蜜を探すみつばちたちが、ある日、
母の日の為に、お母さんに苦みのあるコーヒー味の蜜を探しに旅に出るというものでした。

大作になったので、ここでご紹介しますね。
きっと、苦みのある花は、暑いところにあるから、太陽に照らされて、焦げた茶色花を探そうということになったみつばちたちは、30年、誰にも注目されずにいた枯れた花を見つけます。
初めて蜜を吸ってもらったその花は、自分が役に立つことを知り、嬉しくて蜜を大放出。

蜜だらけになったみつばちは、その花の蜜をコーヒー屋の近くなど、世界各地のコーヒー好きのところに運び、とうとう、月のウサギのところにも運ぶことに!
一緒についてきた花は、宇宙に初めて花を根付かせることに。
その時、みつばちたちは思い出します。
そもそも、お母さんにこの苦い蜜を運びたかったのだということを。
みつばちたちは、宇宙に花を残し、また地球に戻っていったのでした。

身体いっぱいにお互いの表現を楽しみ合う姿に、こちらもワクワクが止まりませんでした。
新年度、自分のアイデアと友達の発想を面白がって、楽しい日々を送ってくださいね!

こちらの絵は、クラス後のホワイトボード。
お絵かきタイムがあるのも、キッズ恒例が戻ってきた感じで嬉しいわ!(笑)
kids2305




3月から、久々に対面WSが再開した中高生クラス。

先月は経験者ばかりだったので、久々にリアルで会える喜びも重なって、
互いのアイデアと喜びのエネルギーが掛け算のように広がり、
2時間ノンストップで、スタジオにどんどんと物語が湧き上がってきました。

前半は場所をイメージするワークからストーリーづくり。
身の回りにある物たちの世界を覗いたり、海底の渦やパンダの隠れ家に行ったりする中で、
彼らならではのファンタジーの中にあるリアルを感じるストーリーが誕生しました。

場所をイメージした後は、言葉からイメージするワーク。
五十音から1字ずつランダムに言い、新しい言葉をつくるということを、
キッズクラスの頃からよくやっているのですが、この日も、
「たえじ」という生き物や「おなど」という博物館が、
互いの想像力を受け入れ合う中で、創造されていきました。

そして、後半は、みんなが大好きな劇づくり。
今回は、「桜」という単語から連想するシーンをいくつも創り、
そこから、徐々に一つの物語が生まれ、最後に、
「桜」というものが何かを自分の目線で語ってもらいました。

連想したシーンからは、
桜の目線、毛虫の目線、和菓子屋さんの目線、新入生の目線、
先生方の目線、卒業生の目線、後輩の目線、春を感じさせるものたちの目線、、、

が見られ、そこから誕生したドラマは、
ドキドキしながら入学式を迎えた高校生達が、
ある「桜」の下、新しい友達と共に新生活をスタートするというものでした。

誕生したドラマを演じた後、彼らから見た「桜」とは、

「出会いと別れを迎える人間達の心を温めてくれるもの」
「時に、人々のところに動いてくるもの」
「高校生活そのもの」

・・・など、でした。

即興で役を演じることで、見えてくるものを掴むメンバー達。
そこには、言葉の奥に広がる世界を楽しむ姿があり、
観ているこちらも、色々気づかされ、発見の連続でした。

彼らのインプロから、
「言葉」は伝達の手段だけでなく、
自分の考えや想いを引き出す『スイッチ』でもあることを改めて思いました。

今年度も、キッズクラスや中高生クラスで、
子ども達が言葉の奥に広がる世界を楽しめるよう進めていきたいと思います。


あ、そうそう!
最後に、この中高生クラスの中には、リアルにこの4月に入学式を迎えた子がいました。
先日のクラスの時に、嬉しそうな表情で、
「入学式の日、友達出来た!自分から声掛けたよ!」と報告してくれました!
クラスでそのシーンを演じたことが、声を掛ける勇気に繋がったのかも?!
その表情が頼もしく、喜びのお裾分けをもらいました

【次回の中高生クラス】5月3日(水祝)14:00~16:00
https://www.improjapan.co.jp/workshop/youth/

先日、「キッズシニア&中学生クラス」の後、
子どもたちだけでインプロの話をする時間がありました。

以前は、スタジオに来て、休憩時間や終わった後に交流する機会がありましたが、
ここ2年、オンラインでの実施で、私抜きでみんなだけで話す時間がなかったので、
先日、ふと思い立ち、子ども達に提案してみました。

すると、「うん、いいよ!」と笑顔で受け入れてくれたので、
そこで、私はカメラオフにし、子ども達だけのオンライン・インプロ座談会が始 まりました。

突然始まった子ども達だけのトーク、しかもオンラインにもかかわらず、
お互いの言葉に相槌を打ったり、大きくリアクションを取りながら話す姿に、
感動してしまいました。

当初は子ども達のために、、と思って設けた機会で、
たった5、6分の時間ではありましたが、
そこには、とてもリアルな素敵な言葉に溢れていました。
そこで、今回は、皆さんに、是非彼らの言葉を届けいたい!
と思い、ご紹介させていただきます。

この日参加していた子ども達は、小6~中3生とOGの大学生。

本人たちに掲載は承諾もらいましたが、特定を避ける為、
お名前は伏せます。
極力、彼らの会話をそのまま残し、ご紹介しますので、
彼らの表情を想像しながら、お読みください。

===============================
:インプロってさー、他人の天才さと自分の天才さに気づけるからいいよね!

みんな:(笑)うん、うん!

:なんか・・インプロって、自分の意見とかを、自由に表現できるから楽しいなと思います。

:そうだよねー。

:インプロって、自分だと考えつかないことをやってのける人達が周りにいるし、
逆に、自分も相手が思ってもないようなことをしている可能性もあるというところで、
だから、一人じゃ絶対思いつかないようなストーリーがどんどん展開されていくなぁって。
それって、なかなか珍しいこと、いろんなものがある中でも。

インプロに限らずとも、複数人で何かするってことはあって、
例えば、みんなで意見を寄せ合って発表するっていうことだったり、、
そういうことに通ずるものがあるなと思ったりする。

ねぇ、実際、インプロやってて、ここで役立ったっていうことある?

みんな:あるあるあるー!(笑)

:全力でごっこ遊びできるから、楽しいしさー。
なんか、他の人と話しているときも、すぐに否定したりしないで、
その人の考え方をしばらく聞いて、それが面白くなっていくといいなぁと思いながら聞いてる。

:うん。
インプロって、ほんと、「自分と他人の意見が違うから楽しい!」っていうのがある気がするなぁ。

:うん、うん!
学校で道徳とかの勉強とかする時に、「相手の立場になる」とか、
インプロやってなかった時は考えづらかったけど、インプロやってから考えやすくなって・・

:あー、そうそう!

:だから、インプロやるのって大事だなって思った。

:あと、自己肯定感上がるよねー

:うーん!(はにかみながら笑顔)

:そうだねー(深く頷く)

:インプロの話ってさ、自分がそこにいなかったらできないじゃん。
例えば、今日やった「ワニ」の話も、4人いないと絶対できなかったじゃん。
それってなんか、嬉しいよね。

みんな:(笑いながら大きく頷く)

:あとさ、インプロって、物語とかをつくるから、想像力とかも養われていくというか、、、
そこがまた面白いよね!

:(楽しそうな笑顔で何度も頷く)

:お互いの立場になって物事を考えるのって、絶対に必要なってくるし。
実際、学校生活で必要なものなわけじゃん。
そういうのをやりながら楽しめて、いろんな物語もつくれて、一石何鳥?五鳥く らい?

みんな:(笑)

:インプロだからこそできることがあるなぁと思ったりする。

:ねー、そうだよねー。

小さい頃さ、スゴイ自由人って言われてて、
一人でぴゅーっと遊んでいくタイプの子で、他の子と全然遊ばないって感じだったけど、
インプロやって、他の人と遊ぶのって楽しいんだなぁと思うようになって、
友達を作れるようになりました!

みんな:(微笑みの表情)

:インプロは、不正解とか正解とかないから、自分の意見を話しやすいし。
勉強の時とかでも、自分の意見を言うのは大事だなぁって思うようになった。
何でも言わないと分からないから。

みんな:そうだよねー。(それぞれで頷く表情)

:あと、一緒にやった人に興味が湧くよね!

みんな:(笑顔で何度も頷く)

:こういうのが好きなのかなぁとか、すげー面白い人だなぁとか。

:お互い、全く同じ人間はいないわけで、
そこで今まで過ごしてきた時間も違うし、環境も違うし、触れ合ってきた人も違うし、
その中で、この人のここが自分と違うな、じゃあ、そこを楽しもうっていう風に考えながら、
一緒にやっていく、、みたいな。

:私は、その違いが考え方だけでなく、年とか境遇とかも取っ払って、ガンガン話せるから嬉しい。
インプロするって、最初に懐を見せるようなものだと思っているからさー、一緒にやってしまうと、スラスラ話せる。

:(笑いながら)うん、そうだねー。

:こういう考え方をするんだ!って分かるから、接しやすいし。

:考えの違いを楽しめるようになるよねー。

かよ:まだまだ話がつきなそうだけど、ここでお時間になっちゃったので、
今日はここでおしまいにするね。
みんなが、しっかり自分の言葉で話していて、他の人の話にもリアクションしている姿に、
感動しちゃったよー。

(と言うと、笑顔でお互いに拍手をし始める子どもたち)
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子どもたちにも伝えましたが、私自身が感動してしまったことと同時に、
改めて、彼らが持つ自分で考える力に感心しました。

インプロキッズクラスは、学校や塾と違って、「今日はこれを習います!」というわけではありません。
インプロのルールの下、即興で劇をしたり、物語をつくる。
言ってみれば、ただただ、みんなで「インプロ」というゲームで、遊んでいるといっても過言ではありません。
にもかかわらず、子ども達は社会生活の中で何が必要であるか、
自らで考え、インプロをやることで自分が何ができるようになったかをしっかりと理解してくれていたのです。

繰り返しますが、私は子ども達に教えたことは「インプロ」のルールだけで、あとは一緒に劇や物語を創っていただけです。


今、世の中には、大人たちが「コミュニケーション」を学ぶための講座がたくさんあります。
我々のインプロジャパンのコンテンツもそうですが(笑)

ただ、そこで大切なのは、
その「やり方」や「何をすべきか」を知ることではなく、
自分で何に気づき、どうしたいかを考え、行動に起こせるかということなのでは ないでしょうか。

「遊び」の重要性を改めて実感させてもらった子ども達の姿でした。

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