2007年09月25日

2007/9/17(月・祝) ワンコインショー インプロジャパン 峰松 佳代

ワンコイン070917

今月のワンコインショーは、芸術の秋をからだいっぱいで楽しむ、
そんな遊び心満載のショーとなりました。


舞台上に貼られた白い紙。
そう、これこそが今回もワンコインショーを一段と楽しませてくれたアイテムでした。

プレーヤー達はシーンごとにそこに自由自在に絵を描いていきました。
真っ白な大きな紙が、時には背景になり、時には小道具になり、
そして、時には登場人物達の心情を表す抽象画となったり・・・
初めから最後まで、この白い紙も大切なプレーヤーの一員でした。

そして、ショーはこの紙にプレーヤー達皆で描いた一枚の絵から始まりました。
タイトルはお客様から頂いた「カーニバル」。

ある小さな街に、やってきたカーニバルの団長、ピエロが子ども達と共に
色とりどりの風船に揺られて、大空を翔けるカーニバルの物語が誕生しました。

また、その他にも、温暖化により氷が解けていく南極で、生き延びようとする
野生の動物達の物語や、お客様も一緒に舞台に上がって、おとぎの国の宮殿に行って、ナイトという称号をもらった夫婦の物語が誕生しました。


最後にできた物語は、ある少年が自分の未来への一歩を踏み出すというもので、
タイトルは「現在・過去・未来」。

色づけされた様々な場面を紡ぎ、誕生したこの物語をご紹介しましょう。

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シム・・・
時空を超えて異空間に存在する彼は、強い使命をもった若者が未来に迷った時、
手を差し伸べてきた。
真っ白なノートと共に。


2007年、ここに自分が進む道が見えない高校生がいた。
彼の名前は、田村タケシ。
引きこもって何もしたくなっていたタケシのもとに、あの「シム」がやってきた。

気がつくと、タケシの手には、「シム」からの贈り物、何も書いていないノートがあった。
そのノートこそが、タケシの思いを実現させるノートであったのだが、
当の本人は、自分が実現させたい思いすら分からない状態であった。

タケシは自分の目の前に、山積する問題を一つひとつ挙げてみた。
どれもこれも、ノートを使えば、あっという間に解決した。


しかし、使っていくうちにどんどん実現するなかで、タケシはふと思った。
果たして、実現させているのはノートなのか。

結局、タケシは、ノートに頼るのをやめることにした。
そして、自分が感じていること、思っていること、それを言葉にして表現してみた。
すると、タケシにははっきりと見えてきたのである。
自分の進む道、「進路」が・・・。


「シム」・・彼は時空を超えて存在する歴史そのもの。

「シム」がタケシにくれたノート、それはタケシ自身の心だったのかもしれない。

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次回のワンコインショーは、10月21日(日)16時〜です。

毎回、色々なスタイルのショーが観られるワンコインショー。
次回も是非ご期待ください。

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