2009年04月23日

2009/3/22 (日) ワンコインショーVol.38  インプロジャパン 峰松佳代  

少し前になりますが、前回のワンコインショーは、なんと4人ものメンバーのデビューでもありました。
まずは、ワンコインショーデビューのメンバー達、おめでとうございます!!
とにかく4人とも、モチベーションが高く、エネルギッシュで、一緒に出た我々も新しい風に大きな刺激を受け、はじめから終りまで止まることなく、ショーは走り続けました。

最初のゲームは、「名作1分の3本立て」。
お客様から頂いたお題は、「花咲かじいさん・白雪姫・ニューシネマパラダイス」
“ニューシネマパラダイス?!”
このゲームに選ばれたプレイヤー達は、どうやらこの名作映画を知らなかった様子(笑)。
そんな彼らが作りあげた“ニューシネマパラダイス”は、映画を知らない南国の島に映写機を持ち込んで、映画を広めるという、まさに“new”な作品でした。

中盤には、色々な感情の変化を使ってシーンを創っていく「エモーショナルチェンジ」というゲームでは、
たぬ吉という28の男が「結婚」を手に入れたある夏の物語が誕生したり、
また、ある名作のその後のお話では、「一寸法師」が人間の悩み相談室を開業している物語が誕生しました。

途中には、お客様だけが解答を知っていて、プレイヤー達の駆け引きを楽しんでもらうゲームもやりました。
それは、「チェーンマダーエンダウメント」というゲーム。
最初のプレイヤーだけ、自分がどこの場所でどんな凶器で殺されるかを知っていて、言葉を使わずに、
次のプレイヤーにその場所でその凶器で殺されるよう仕向けていき、1分間で殺されるというもの。
殺したプレイヤーは、今度は次に出てくるプレイヤーに、今思っている場所と凶器で殺されるように仕向けていき殺される・・それがどんどん続いていくというものでした。
今回は、お客様から「台所」と「アジシオ」という単語をもらい、スタート。

なかなか伝わらないことに、プレイヤーも必至。そんな様子を楽しむお客様達。
「あ〜!!」「うっ〜!!」「う〜ん??」
サイレントで芝居をするプレイヤーをよそに、お客様のいろいろな声がスタジオに響き渡っていました。


多くのお客様にも見守られ走り続けたプレイヤー達にとって、いよいよこの日最後のゲームとなりました。
最後のタイトルは、「雨の江戸城・ポンポロリン」。
聞いただけで、わくわくしてくるタイトルですね!くださったお客様、ありがとうございます!

ストーリーは、江戸時代、江戸城に雨の日だけ、響き渡る「ポンポロリン」という音が
心を和ませるなんとも素敵な音色に遠く異国の地、英国から想いを馳せるトムという青年から始まりました。

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「雨と霧に囲まれた日ほど、憂鬱な日はない」
そう語る英国人達にとって、雨は心を暗くさせ、ひと時、寒々しい雨が降ると、街全体が暗くなっていた。
母国を愛するトムは、「雨の日でも皆が楽しくいられたら・・」と思っていた。

そんなとき、トムの耳に、はるか遠くの日本という国の江戸城で、素敵な雨の音色「ポンポロリン」が聞けるという噂が入ってきた。
しかし、時代は、日本でいうところの江戸時代。
鎖国真っ只中の日本に、トムが行くことは至難であったが、なんとか滅多に行くことのない日本行きの船に乗り込むことができ、「ポンポロリン」を求めて、トムはいざ出発したのであった。

乗船すると、そこには、変わった人物達が乗っていた。
フランスかぶれの紳士、マジックと称してあらゆるものを奪い取るスリ男、英国レディ気取りの女性、
日本びいきの英国侍、そして、無賃乗車でもぐりこんだ少年・・なかなかコミュニケーションが取ることが
難しい彼らであったが、長旅の中、彼らも次第にトムがいう「ポンポロリン」という音に惹かれ始めた。

まだ、聞いたことのない「ポンポロリン」。
長い乗船の間、トムをはじめ、彼らにとって、この「ポンポロリン」がいつしか夢の音となり、
いろいろな想像を膨らませていた。
「聞いてみたい」・・そうその一心だったのである。
そして、ようやく到着した日本。彼らは、トムに続き、迷うことなく江戸城へ向かった。

その頃、彼らが江戸城に向かっていると聞きつけた江戸城では、鎖国下に、他国が攻めてきたと武装し始めていた。
家来達に、そそのかされた殿も、父上、母上からいただいたこの城を守らなければ・・と思っていた。

そこにやってきたトムら一行。
武装することもなく、笑顔で江戸城を見上げる彼らの様子に、殿は不思議に思い、耳を傾けてみた。
すると、彼らの口からは「ポンポロリン」の声が。
攻め込む武士達を横目に、楽しげに「ポンポロリン」を合唱する彼ら。

殿は、彼らに「ポンポロリン」と尋ねてみた。
すると、彼らは「ポンポロリン」と返してきた。
それから、殿とトムらの「ポンポロリン」の会話は続き、気がつくとこの「ポンポロリン」一つで意思の疎通ができるようになっていたのであった。

こうして、トム達が発した「ポンポロリン」という音が、心を通い合わせ、見事、トムは江戸城から「ポンポロリン」の音をもらうことができた。

数年後、世界中で「ポンポロリン」という言葉が広まっていた。
そして、その言葉の周りには、人々の和みと笑顔が溢れていた。
そう、この時いたトム一行は、心通わせた「ポンポロリン」という言葉を自分の国に持ち帰り、いつしか彼らから広まっていったのであった。

そして、トムが持ち帰った雨の音というと…
今では、江戸城だけでなく、エリザベス宮殿でも、雨の日は「ポンポロリン」の音色が響き渡っているそうである。
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温かいお客さまの笑い声とエネルギーでより盛り上がった今回のワンコインショー。

たくさんの刺激をもらい、パフォーマー達にとっては、また新たなスタートとなりました。

次回は、5月6日(水・祝)19時30分から同じインプロジャパンスタジオで行われます。

GW最終日、是非、お休みの疲れをワンコインショーで笑い流してみませんか?


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