M'sProject

2008年03月24日

2008/3/15(土) Member's Project vol.3 インプロジャパン 峰松 佳代

91574c4b.jpg先日、3月15日(土)にインプロジャパンスタジオにおいて、パフォーマンスコース受講生企画公演「Member's Project」が行われました。

「Member's Project」とは、既に公演経験のある受講生の公演企画を実現するというプロジェクトで、
今回は、インプロを始めて間もなく5年が経つOさんによる企画。
「インプロ」とその仲間達をこよなく愛し、大切にしているOさんの想いが熱くこもった公演となり、
温かい笑いと声援送ってくれるお客さまの下、舞台上は終始エンジンフル回転状態でした。


今回のショーは、以前にインプロジャパン主催「インプロ・ミニ・フェスティバル」のシアタースポーツ出場経験者達によるインプロゲームショー。
プレーヤー達は、当時の懐かしい衣装に袖を通し、懐かしい登場曲に乗って参上しました。
あの頃のドキドキ感、ワクワク感、ショーに向けて仲間達と何度も稽古をしていた時のこと、、、
そんな気持ちがフラッシュバックされ、リハーサルの時から、横に立つ仲間達と自然と高揚するその気持ちを楽しんでいました。


そんな楽しい仲間達と創り上げた最後の物語は、「ピーターパンの休日」。
あのピーターパンが、大好きなウエンディと一緒にいるため、大人になるという物語でした。

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ピーターパンは、ウエンディが大好き!
お部屋には、ウエンディのポスターや、ウエンディとの思い出のもの、そして、
ウエンディと会える日に赤丸がついたカレンダーなど、あちらこちらにウエンディへの想いがいっぱいであった。

そんなピーターパンがある日のお休みの日、ウエンディのもとへ行くと、そこには浮かない顔をしているウエンディが・・。
実は、明日の誕生日でウエンディは大人になってしまうとのこと。
つまり、ピーターパンともう一緒に遊んだり出来ないのだ。

そんな悲しそうなウエンディを見て、ピーターパンは彼女を連れ出し、
最後に思う存分、ネバーランドを楽しませてあげようと思った。
ウエンディへの想いが詰まった自分の部屋を案内したり、大空を飛び回ったり、
2人は思いっきり最後の休日を楽しんだのであった。

そして、この日の休日が終ろうとしていたそのとき、ピーターパンの心に変化が現れた。
(もっと一緒にいたいなぁ。ウエンディだけが大人にならなくても、僕も大人になれば、いつまでだって一緒にいられるんだけどなぁx・・)


一方、ネバーランドに住むピーターパンの仲間達も、二人の様子を見ていて思っていた。
(2人が一緒にいられる方法、それはピーターパンが大人になること。そして、
もしかしたら、そろそろそのときが近づいているのではないか・・)と。

それぞれのそんな想いが交錯して、ピーターパンにかけられていたネバーランドの魔法が
なんと、少しずつ少しずつ解け始めたのであった。


日付を変える時計が鳴ったとき、ウエンディは誕生日を迎え、大人になった。
そして、その彼女の前には、ピーターパンも立っており、彼女にもその姿はしっかり見えていた。
そう、ピーターパンも大人になったのであった。


いつもピーターパンがウエンディを覗いていた窓からは、
ネバーランドの住民達が、ちょっぴりうらやましく、心から大人になった2人の愛を温かく祝福しているのであった。

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私達プレーヤーにとって今回の公演は、
時に当時のチームメイトと、時にそのチームを超えて「インプロ」をお客さまと楽しむ中で、
何もないところに、集まった人々のエネルギーで生み出される瞬間を改めて感じ、
自分達の「インプロ」に対する想いも再確認できた時間だったように思います。


また、これから、それぞれの「インプロ」人生が始まります。

「瞬間」を大切にする想い、「誕生」を喜ぶこころ、会場一帯に広がる「一体感」の楽しさを
忘れずに、お互いまた一歩前に踏み出して行きます。

そして、これからも、お客様にお楽しみいただけるショーをお観せできるよう、頑張っていきたいと思います!


観に来てくださったお客さま、ご来場誠に有難うございました!!

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2006年08月10日

2006/7/20 Member's Project vol.2 インプロ・ジャパン 峰松 佳代

少し前になりますが、受講生企画による公演、メンバーズプロジェクトの第2弾が
ここ、岩本町のインプロ・ジャパン スタジオで行われました。
今回の公演は、インプロをはじめて3年以上経つ男性のOさんによる企画で、ロングフォームという
長めの物語を即興で創っていくスタイルで行われました。

この日の物語のタイトルは、お客様から頂いた「変身」で舞台は、未開のジャングル。
人肉を主食とする種族の一人が、訪れた開拓者達や植物学者、そして「愛する人々」の力によって、
人間を食べる対象から共存する仲間として想うようになるという物語。
この未開のジャングルで出会った登場人物達は、互いの触れ合いによって次第に感情が影響し合っていきます。
そして、この物語の終わりには、登場したものは全て、様々な意味で「変化」をしていきました。
ただし、自然が生きているジャングルを除いては・・

この日舞台に上がった7人のプレーヤー達は、「今その瞬間を生きること」を通して、
1時間近くのこの物語を誕生させました。
それは、全く何もない舞台上に、本当に架空の村を誕生させた瞬間でもありました。
もしかしたら、この地球上のどこかにこのジャングルが、未開の地のまま残っているかもしれません。

今回の公演の企画を務めたOさんは、とにかくインプロが大好き。現在5つのクラスを受講しており、
インプロがない生活は考えられないといつも豪語しています。
そんな彼に、今回の公演を終えて感想を聞いてみました。
「今回の公演を通して、インプロに携われる喜びを改めて感じています。公演は、多くの人々によって支えられている。
 自分のこの恵まれた環境に今は感謝の気持ちでいっぱいです。これからよりステキなショーを提供していくために、
 スタッフの方々、お客様、共演者の皆と共有するその瞬間を常に大事にしていきたい。と新たに強く決意を固めました。
 皆さん、有難うございました。これからも宜しくお願いします。」

Oさんをはじめとする、この日の出演者のうち3人は、9月に行われる「インプロ・ミニ・フェスティバル」の
ロングフォームの回に出演します。17日19時から場所は新宿プーク人形劇場です。
是非、この日誕生する物語をお見逃しなく!!

http://www.impro.jp/minifes/


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2006年07月17日

2006/7/6 Member's Project vol.1 インプロ・ジャパン 峰松 佳代

この7月から、インプロ・ジャパンでは、パフォーマンスコース受講生企画公演「Member's Project」が始まりました。

これは、受講生の中から出てきた企画を公演として実現するというプロジェクト。
第一弾の今回は、2年以上インプロを続けている男性Sさんの企画によるものでした。
彼は、毎クール複数クラスを受講し、今までの受講生による数々のショーにも出演経験のある、インプロを愛するひとり。
その彼の呼びかけで集まったインプロ大好きな出演者達も
仲間とインプロを出来る喜びを味わい、ショーに臨みました。

この日のショーは、ひと言で言うと「インスパイア」。
たくさんの瞬間にお互いがインスパイアされている瞬間を観ることが出来ました。
ショーのスタイル自体もそうでした。
まず、お客様から頂いた単語からひとつインプロのゲームをし、
その後、一人の役者がそこからインスパイアされて思い出話を語る。
そして、その後、その話からインスパイアされたシーンを創るといった
パターンを繰り返すという形で行われました。

最後には、あるお客様のご両親と自転車と思い出話からインスパイアされ
生まれた物語は、
ちょっと非現実的なテイストも含まれた心温まるお話。

小さい頃、両親に買ってもらったキティちゃんの自転車が今も捨てられない美代子。
でも、周りの友達は皆電動自転車。
ペダルが片方壊れかかっていた美代子の自転車では、皆と並んで走ることも出来ない。
美代子は、意を決して、お父さんと一緒に商店街にある古い自転車屋さんに・・・
美代子は、潔く自転車屋のおじさんに自分の自転車を引き渡し帰ろうとした。
その時だった。ふとその自転車との昔の思い出が蘇る。
「キティ1号・・そういえば、私あの自転車に名前をつけたんだった・・」
「おじさん、その自転車、やっぱり捨てません。その自転車を使って、
 新しい自転車を作ってください!」
解体を始めようとしていたおじさんの手を止め、美代子はそう言った。
おじさんは、彼女のその強い眼差しに、自転車への愛情を感じ、何とか彼女の
想いを形にしてあげようと、必死に作り直した。
そして、数日後。そこには、今までに見たことがないくらい近代的なキティちゃんの自転車が完成した。
その名も、キティホーク。何人でも乗れるこの電動自転車に美代子は興奮した。
その姿を見て、微笑む自転車屋のおじさん。
少女と自転車屋のおじさんの自転車への愛する心が融合した物語でした。

この日のショーは、プレーヤー、スタッフ、お客様・・・お互いの心が影響し合い、融合して創られたことが、
偶然にも最後の物語とリンクしていたように思います。

最後に、企画者のSさんにショーを終えての感想を聞いてみました。

「ショーに対して、更に貪欲な気持ちが生まれた。それは、一緒にやっている仲間達と
そこにあるものを信じることができ、そこに無限の可能性を見ることが出来たから。
もっとやりたい、もっと頑張りたい。そんな意欲でいっぱいです。」

メンバーズプロジェクト第二弾は7月20日(木)20時から。
今度は少し長めのロングフォーム。
また、ここで彼らのインプロへのパッションをかんじることができるでしょう!今から楽しみです。

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