"インプロシンキング"スタジオ報告

インプロジャパンのインプロ・ワークショップ のスタジオ報告です。

【インプロとは】「インプロヴィゼーション(即興)」の略語。「その瞬間のできごとに即興で対応しながら作り上げられていくエンタテイメント」です。詳しくはインプロガイドブック (http://impro.jp) をご覧ください。

【インプロジャパンのコミュニュケーションコース】職場や学校等、日常生活の中でインプロ・シンキングを行うことにより、コミュニ ケーションスキルの向上や発想力の強化を目指すクラスです。(人間関係力の強化に最適)人前で演じることよりもインプロゲー ムを楽しみながら様々な能力を伸ばすことを目的としています。
詳細:インプロジャパン http://www.improjapan.co.jp

【TIF出演者インタビュー】~「インプロは相手との∞ループ」~

いよいよ「東京インプロフェスティバル(TIF)」開催まで、あと2週間を切りました。

今年で8回目を迎えるTIF。
国内外の27団体、80名以上が集まる今年のインプロの祭典に、
インプロジャパンからも、多くのパフォーマー達が出演します。
5日間9プログラム、様々なショースタイル、
個性豊かなパフォーマー達の集結に、いずれも見逃せません!!


そこで、本日は、出演者の一人である
りぃこと、高橋里枝さんに、お話を伺いました。


7月3日(日)15時開演「マエストロTM」に、インプロジャパンを
代表して出演するりぃさんは、現在声優としても活躍中。
10年以上前、声優の勉強の一環で始めたインプロでしたが、
現在では、彼女のライフワークの一つとなっています。

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インプロジャパン(IJ):
現在、様々なインプロショーに出演しているりぃさんですが、
りぃさんが考える「インプロショー」の魅力と観客としての楽しみ方を
教えて下さい。

りぃ(R):
なんといっても、全て「即興」ということです。
でも、ただ即興で対応しているのではなく、積み上がって物語になっているところ。

時々、芝居として観ていて、帰ってから、
「そういえば、即興だったんだよね~」と、
その瞬間に出来上がっていたことに、改めて興奮してしまったり。


今、目の前で出来上がっていく作品のその先を、
パフォーマーも観客も誰も読めないとこも楽しめるところ。
パフォーマーの心理を想像したり、それが垣間見れたりするのも、
インプロならではの楽しみ方だと思います。

あと、インプロには、趣向を凝らした様々なゲームがあり、
そのルールがあることで、よりショーアップされて、
即興で魅せることを楽しませてくれます。


私は、観てると「自分だったら、どう表現するかな?」とか考えて、
やってみたくなっちゃいます(笑)。


IJ:
では、パフォーマーでもあるりぃさんにお聞きします。
りぃさんにとって、「インプロ」はどんな存在ですか?

R:
「自信を取り戻せるところ」。


一緒にやっている仲間が褒めてくれるから(笑)。
根底にあるイエスアンドのおかげで、枠に捉われず、
共演者を信じて、いい意味で無責任に自分を出せている気がします。
そのことで周りと繋がりを感じられて、個として認められているって思えるんです。

その「自分を解放できる」というのも、インプロの魅力の一つだと思います。
インプロは演者が脚本家。
演じることで、何にでも成れて、好きな方向に話を持っていける。
答えがないから、自由に、、、遊びの延長みたいです。
「遊び心」って、色々なことに興味が湧いてくるから、
自然と周りの人の言葉や話にも、心が動いて、吸収したくなりますよね。
「自分を解放」することで「周りと繋がり」を感じられるんです。


だから、「インプロ・パフォーマンス」が、
色んな人達に広がって欲しいって思ってます。


IJ:
「インプロのパフォーマンスをすること」・・がですか?


R:
はい、そうです。

インプロって、メリットしかないと思います。
まず、人前でやることで、見られてキレイになりますし(笑)。


「恥ずかしさ」って、相手を受け入れる足かせだと思うんです。
「恥ずかしい」という気持ちって、どこか閉鎖的で、
相手を、周りを拒絶している感じがします。


でも、その「恥ずかしさ」を捨てて、必死に表現して、
相手の心を動かして、自分の心を動かせるって、素敵なことじゃないですか?

インプロは即興で演じてお話を作っていくので、
大事なのは、相手との今を受け入れ合うこと。

一方通行ではない、『人と循環し、∞ループが生まれる』
それが『インプロ』。


相手の世界が広がれば、自分の世界も広がっていくループだと思うんです。

それを、皆に味わってもらいたいです。


IJ:
人との繋がりが、きっと楽しくなりますね。

その視点からショーを観るのも一つですね。
舞台上のパフォーマー同士の繋がりを楽しめそうです。

それでは、最後に、今回のフェス出演に当たって、
今の心境と意気込みを教えてください。


R:
マエストロは、様々な団体の人が出演され、
ほぼ初合わせの人達ばかりなので、まさに、何が起こるか分かりません。
すごくワクワクしています。


ここで宣言します!
・マエストロでは、2ケタのキャラクターをお見せます!
・何かしら、妖怪を演じます!


どんなキャラクターが誕生するか、どんな妖怪かは、
当日のお楽しみに!是非、劇場で観てください!!!


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初めてインプロ観るお客様の心をも、あっという間に掴み、虜にしてしまうりぃさん。
彼女のインプロを観て、つい声に出して笑ってしまう人も少なくありません。

彼女が出演する「マエストロTM」は、
お客様が審査員となって行われる個人対抗戦です。


是非、劇場に足をお運び頂き、彼女の∞に広がる世界を生でお楽しみください。

【受講生インタビュー47】~「インプロは、まさに一期一会」~

今回の受講生インタビューは、インプロジャパン・パフォーマンスコースを
ご受講中の『きよぽん』こと、辻騎志さんです。

普段は、研修講師・経営コンサルタントの顔を持つ辻さんが、
インプロを始めたのは5年前。
昨年は、インプロジャパン主催の劇場公演出演を果たし、
パフォーマーとしての意欲も見せてくれている辻さんに、「インプロ」の魅力を伺ってみました。


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インプロジャパン(IJ):
インプロを始めたきっかけと目的を教えてください。

きよぽんさん(K):
インプロについては、書籍で知ったのですが、
実は、それ以前に、コミュニケーションのスキルとして、
インプロの根幹である「イエスアンド」は知っていました。

仕事柄、コミュニケーションについて、以前から学んでおり、
よく言われていた「yes but」の手法については、まず「うん」と受け止めて、
「でもね」と自分の意見を言うスタイルに、相手の心を閉じる感覚があり、
ピンと来ていなかったのですが、それに対して、「yes and」を知った時、
「それでね・・」という感覚が、相手の心に入っていく感じがして、気に入っていたんです。


そんな時、インプロのことが書かれていた書籍を読み、
「yes and」とは、「インプロ」からのことだったのかと興味が湧き、
受講したのがきっかけです。


IJ:
それから5年。
インプロを続けていらっしゃる理由はどこにあると思いますか?


K:
今でも忘れられないのが、始めて間もない頃のあるクラスでのことです。
講師にファシリテートしてもらいながら、シーンを演じ、お話を作っていったのですが、
その中で、自分自身が心から感動したことがありました。

その作品は、自分が主役で、ある目的の為に、必死に頑張るのですが、
残念ながら結果はうまくいきませんでした。
しかし、その必死にがんばったプロセスを仲間に受け入れてもらえ、自分も救われたというお話でした。

そこには、役になりきり、必死にやっている自分がいて、
終わった時、即興でこんな感動するシーンができるんだと思いました。


今考えると、それがインプロを続けている私の原体験のように思います。


それから、もっとうまくなりたい、というパフォーマンスする上での欲が出てきました。


IJ:
私も、その時、アシスタントとして、そのクラスにいましたが、
きよぽんさんの心がリアルに動き、舞台の上で生きていたことを今でも、覚えています。
作品もそうですが、役に集中して、即興のシーンの中で、
起こる出来事に向かい合うきよぽんさんの姿に、感動しました。
その体験がきよぽんさんを惹きつけていったのですね。


ここで、きよぽんさんが思う「インプロの魅力」を教えてください。


K:
まずは、「仲間と共に作品を作る喜び」ですね。
これだけ長く続いているのは、仲間の存在は大きいですね。
週1回、目標に向かって、互いに頑張る仲間に会えるのは楽しみです。


そして、予想外の展開が生まれるところは面白いですね。
インプロは、まさに「一期一会」で、「生」のもの。

お互いでアイデアを受け合いながら、即興で創っているからこそ、
思いもよらない、その時しか味わえない、一度だけの物語が生まれます。



昔は、他の人のアイデアを「え?」って思ってしまったり、「なんでだよ~」と
思ってしまう事もありましたが、一緒にやっている仲間達がとんでもなく面白いので、
予想外の連続です(笑)。
今は、それを楽しめています。


自分でやらなきゃ・・という意識から、他者の良いところが見えてきて、
それを楽しめるようになったのかな。


IJ:
個性的なお仲間が多いですものね(笑)。


そんな中で、自然とご自身にも変化があったのですね。
他にもご自身で変わったなぁと思う事があれば、聞かせていただけますか?


K:
失敗する自分を許せるようになりましたね。


3か月くらい前に、そんなことを実感することがありました。
大勢の人前で話す機会があったのですが、その時、明らかなる失敗をしてしまったのです。
実際、その最中に、自分で失敗に気づいたのですが、その状況を受け入れ、対処していました。


もし、あれが以前の自分なら、終わった後も「やってしまった・・」と
長く引きずっていたでしょうが、今の自分はすぐ切り替えられました。


これは、即興で創っていくインプロをやっていたからだと思います。


それに、カッコつけなくなりました。
ひょうきんさが出てきたのかな。
娘には「面白いパパ」だと思われています。
昔の自分だったら、家で踊ったりしなかったでしょう(笑)。
家庭が明るくなりましたね。
娘もインプロやっているから、時々、一緒にインプロで遊んでいます。


IJ:
お家で一緒に「インプロ」。楽しそうですね。
素敵なパパですね!


最後になりますが、今後、どんなインプロパフォーマーになりたいですか?


K:
もっと地に足をつけて演じれるようになりたいです。
舞台で「その役が生きている」姿を見せられるように。
その役を通じて、人生観や社会観を伝えられたら、
観ている方々に、人生に対する深い感動を与えられるようになりたいですね。


古くから、
「人生は、喜怒哀楽の4者を出でず」
という言葉がありますよね。
以前は、理性や道理を重視していた自分がいましたが、
今は、大事なことは「感情」だなと思っています。


いつか、インプロでも、お客様が共感して、感情移入してくれるような
それぞれの日常にある、笑いあり涙ありの人間味溢れるドラマを創りたいです。

【インプロシンキング研修・実施報告】担当者インタビュー/東村山青年会議所様

JC

先日、東村山青年会議所様で、「インプロ・シンキング・ワークショップ」を実施して参りました。
「インプロ・シンキング・ワークショップ」とは、インプロのゲームを通じて、総合的なコミュニケーション力を強化するインプロジャパンオリジナルのプログラム。

日頃、地域の方々と、地域の特性を生かしたまちづくり運動に力を入れていらっしゃる皆様に、
「組織としての団結力を高めるため」として、インプロを体験して頂きました。

終始笑い声の絶えない時間となり、皆様の笑顔がとても印象的でした。
終了後、ご担当の金子愼太郎さんに、実施を終えてのインタビューにお答えいただきました。

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インプロジャパン(I):
今回インプロシンキング・ワークショップを導入された理由を教えてください。


金子さん(K):
実施前、当会議は新体制が発足し間もない為、メンバー同士のコミュニケーションが十分にはかれているとはまだ言えない状態でした。
今後一年間このメンバー全員で一致団結して、共に協力し合い事業運営を行っていく上で重要なチームワークを強化したいと考え、インプロ・シンキング・ワークショップを導入いたしました。

I:
受講中の受講者の方の様子はいかがでしたか?


K:
最初は緊張しているのか、受け身の様子も見られましたが、池上先生による講義とゲーム形式の実践を繰り返す間に、徐々にその緊張もほぐれ、皆終始楽しそうに受講しておりました。
ゲームを通して仲間を呼び合ったり、触れ合ったりするゲームは、進んでいくほど、お互いの距離が縮まっていく事を体感できたように思います。
また、ゲームの間のポイントを掴んだ説明は的確で、みんなが「なるほど!」と思う点が多々ありました。
こういったインプロを通していく中で、メンバーの笑顔が増えていき、最後は今までにないメンバー同士の共感や一体感が生まれたように感じました。


I:
受講前と受講後で、どんな変化が見えましたか?

K:
受講前は、メンバー同士の共同作業経験が少なかったので、お互いギクシャクした部分もありましたが、
受講後は、メンバー同士がより親密になれたと感じました。
特にインプロの中で学んだ「相手との意思の確認」は、他人を思いやれる気持ちや、積極的に手を差し伸べられる気持ちを強く持つ意識が出来たと感じています。
当青年会議所は、委員会毎に例会や事業を行っておりますが、自分が所属する委員会だけではなく、
一緒に頑張ろう、やりきろう、というメンバー全員の一体感が強化された機会だったと感じています。

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金子さん、有難うございました。

ちなみに、皆さんの受講中のご様子は、こちらにお写真を掲載されています。
http://www.hmyjc.com/2016/20160323.htm

インプロジャパンでは、全国にある数多くの青年会議所様・商工会議所様・商工会様で、「インプロ・シンキング・ワークショップ」を実施させていただいています。
毎月の例会や地域での活動イベントなど、多岐にわたってご依頼を賜っております。

ご興味ある方は、是非、info@improjapan.co.jp までお問い合わせください。


【企業研修報告】実施担当者インタビュー/株式会社mediba様

インプロジャパンでは、主催ワークショップの他、
ご依頼を頂き、様々な業種の企業様~行政、団体、学校など教育施設等で、
ご担当者の方々を話し合いながら、実施のねらいに沿ったプログラムを
その都度カスタマイズし、提供しています。

今回ここでご紹介しますのは、先日、沖縄で初めて、
インプロジャパンの研修プログラム「インプロ・シンキング・ワークショップ」
を導入いただきました株式会社mediba様です。

株式会社mediba様は、
https://www.mediba.jp/ 
KDDIのauポータルを中心に広告事業、
メディアプロデュース事業、新規事業を展開されており、
今回は5年前に開設された沖縄支店の管理職の皆様に、
ご受講いただきました。
(※実施の様子をブログに載せてくださっています:
http://bit.ly/1pp4npN

2回の研修を終え、実施を導入いただきました、
研修グループグループリーダーで、CREDO・ES推進室 室長の
直井安雄様に、いくつかのご質問にお答えを頂きました。

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Q1:
「インプロ」を研修にご検討されるようになったきっかけとその理由を
教えてください。

A1:
メンバーの自発性を高める研修を検討していた折、
そのキーワードを実現するものとして、インプロ研修というキーワードに
めぐりあったこと。
テレビ番組でインプロ研修が紹介されているところ、偶然にも目にしたことが
きっかけです。


Q2:
今回、御社の沖縄支店の管理職の皆様を対象として、「インプロ・シンキン
グ・ワークショップ」を実施させていただきましたが、
実施のねらいを改めて聞かせていただけますか?

A2:
実施のねらいとして、考えていたことはこのようなことです。

・議論をするためのスキルとして、発想力、プレゼンテーション力を身につけたい。
・議論するための雰囲気をつくりたい。
・プレストで、躊躇なく活発にアイデア出しができるようにしたい。
・自発性を高めたい。

・周りを巻き込んで、働きかけができるようにしたい。

Q3:
実施されてみてのご感想を聞かせください。

A3:
常に変化する物事や状況をいろいろな角度で捉え、感じ、
瞬間的に創造するトレーニングを実施することで、新しいアイデアや考え方を
導き出すスキルを習得できたように思います。
また、相手の意見を肯定的に捉えることで、相互に意見を言い合える関係性、
雰囲気が醸成できたのではないでしょうか。


Q4:
ご受講者の方々の変化がありましたら、教えてください。

A4:
相手の目的、興味を意識して、感じ取りながら、自分のアイデアとか目的を
しっかりと相手に伝えられるようになってきた印象があります。

また、何かを伝えようとするとき、受け取る人の気持ちを汲み取って想像して
伝えられるようになってきたようにみられます。

Q5:
今後、「インプロ・シンキング・ワークショップ」にどのようなことを期待され
ますか?

A5:
受講したメンバーをきっかけに、組織、チームの雰囲気を良くするための
継続的な取り組みのサポートに期待しております。
インプロが定着して、今回受講させていただいたメンバーの組織が
自発的に運営される組織へと変わることを大いに期待しております。

インプロジャパン研修担当:
これからも、medibaの皆様とお打ち合わせをしながら、
より皆様に活かしていただけるプログラムを創造し、
提供していきたいと思っております。
有難うございました。

【受講生インタビュー46】~「『仕込み』でない、『今』が創る面白さ」~

今回の受講生インタビューは、インプロジャパン・パフォーマンスコースを
ご受講中の『むっきー』こと、向山彰彦さんです。

普段は、ゲームの企画・制作のお仕事をされているむっきーさんが、
インプロと出会ったのは、英語習得の為に通っていた「英語学校」。
その後、インプロジャパンのレギュラークラスに通い始め、
3年が経った昨年、「インプロ・ミニ・フェスティバル」のステージに、初めて出演されました。


なぜ、「インプロ」に興味を持ち、そして、今、「インプロ」の経験を通じて、どんなことをお感じか、
お話を伺ってみました。

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インプロジャパン(IJ):
インプロを始めたきっかけと目的を教えてください。


むっきー(M):
元々、英語学校で、授業の一つとして「インプロ」と出会いました。
即興で英語をしゃべらされ、ある種、追い詰められた感の中、
自分の中から思いがけない表現が出てきたことが、自分にとって「インプロ」の原体験でした。


目的が英語習得だったこともあり、「トレーニング」として捉えていた「インプロ」でしたが、
その授業の最後の発表会で、その場に必死になってやっていたら、観ている人達にウケたんです。
そこで、「インプロ」のエンターテイメント性について考えるようになり、
「人を楽しませるもの」への探求心から、「インプロ」への興味が湧き、
日本語でも体験したくて、単発でワークショップを実施しているところに顔を出すようになりました。


IJ:
やはり、お仕事柄、「人」を楽しませるものへの興味があるのですね。


M:
もっと言うと、
自分が携わる分野は「仕込み」で面白さを創造する。
それに対して、インプロは「その場」で面白さを創造する。


今考えると、自分の仕事は、ゴールを目指して、綿密に計算し、準備していくスタイルで、
そこにはライブ感はなかったので、全く違う分野で新鮮さを感じていたのでしょうね。


色々なところのワークショップを受けたり、公演を観ているうちに、
もっともっと深く知ってみたくなっていき、そんな時、ご一緒した人から、
「がっつりやってみたいなら、インプロジャパンはクラス制でカリキュラムが組まれているからいいんじゃない?」と勧められて、「ベーシッククラス」に通い始めました。


IJ:
あれから3年半が経ちましたね。
継続していくことで、「インプロ」について、何か発見がありましたか?


M:
現時点では、「インプロ」=「スポーツ」のような感じがしています。
スポーツって、プロアマ問わず、プレイヤーがその場で必死になっている様が面白いじゃないですか。
プレイヤーが「今」に真剣に取り組むからこそ、
「勝ち・負け」「成功・失敗」、全てひっくるめての観る面白さを創造している。
そこに、インプロとスポーツのエンターテイメント性の共通点を感じています。


そう感じたのは、昨年の「インプロ・ミニ・フェスティバル」出演ですね。
それに、この「ミニフェス」の出演は、自分自身を大きく変化させてくれました。


IJ:
そのご自身の変化について、詳しく聞かせていただけますか?


M:
初めに話した通り、「インプロ」を始めたのは探求心から。
自己研鑽目的ではなかったのですが、気づくと「インプロ」のおかげで、随分変わりました。
特に、この「ミニフェス」が大きかったです。


まずは、受け入れる力がつきました。
好き嫌いがはっきりしている自分が意固地ではなくなりましたね。
それはインプロに限らず、日常生活でも。
以前は、理不尽に思えることに対して、拒絶するタイプでした。
極端なことを言うと、自分が求める完璧、正解に結び付かなければ、
それはダメと決めつけて、関わりを避けたり。
でも、今は、たとえ考えが違っても、端っから拒絶せず、様子を見て、
そこから何かしらの好ましい道を創る、つまり、状況に応じて、
その場の正解・今のベストソリューションを創るようになっています。


そのおかげで、人間関係においても、友人が増えましたね。
例えば、昔は合わない人とは口を利かないこともありましたが、
そういう風に思っていた人でも受け入れてみると、その後、助けてもらったり、
案外、繋がりが持てたり。
今まで、捨てなくていいものも捨ててたのかなって思います。


IJ:
そういった意識の変化は、ミニフェス出演が影響しているのですか?


M:
はい、それは大きいです。
ショーに出るということは、お客様の前で「インプロ」を見せるということ。
ライブなので、「今のは無し」とか「好き嫌い」で逃げることできない。
始まっちゃったら、何とかしなくちゃいけない。覚悟を決めて。

そうなると、「その場の素材を活かす」ことになるんですよね。


ちなみに、「エンターテイメント」ということで言えば、「人を楽しませるネタ」って、あるんです。
最初は、正直、客前で困ったら、それに逃げれば!なんて、
考えたこともありましたが、それって「インプロ」じゃないですよね。
「仕込み」の笑いであって、「その場」で生まれる笑いではない。
それは、チームメイトに気付かせてもらいました。


「そこに生まれた材料を活かせばいい」と思えるようになると、
余裕も生まれてきました。
昔なら、受け入れられなかったことでも、「どうにでもなるだろう」という
気持ちになっていきましたね。


IJ:
度量が広くなったのですね。


M:
だから、仕事でも大きな変化はたくさん起こりますけど、ほぼ動じなくなりましたよ。
それに怒りの感情や頭にくることも減りました。


「その場を活かす・受け入れる」って、その場の状況をちゃんとしっかりと見れば、
それなりにできることなんですよね。
見てないから、パターンにこだわる、ルーチンでやる。固定概念が生まれて、
それにこだわってしまうんだと思います。

今は、どんなこともどう乗りこなそうかっていうサーファー的な感覚です(笑)。


IJ:
どんな波も楽しめるサーファーですね(笑)。
他にも、お仕事されている現場でのご自身の変化はありますか?


M:
身に着いたスキルという点では、間接的に人をリードできるようなったことです。
命令したり、正論で言うことを聞かせようとコントロールするのではなく、
相手が自ら気づいて動くように、仕向けられるようになりました。
これは、まさにインプロで培った力だと思います。

IJ:
最後に、「今」インプロを継続している理由を教えてください。


M:
一つは、毎週クラスで仲間と一緒にインプロをすることが楽しいから。


もう一つは、昨年ショーに出演してみて、欲が出てきました。
もっとパフォーマンスのクォリティを上げたいです。
今年は、観ている人達を楽しませる「インプロ・パフォーマンス」を目指して、
トレーニングしていきたいと思います。

【受講生インタビュー45】~「チームが教えてくれたこと」~

今回の受講生インタビューは、インプロジャパン・パフォーマンスコースを
ご受講中の『さとぼう』こと、原田里史さんです。

コーチ業を営むさとぼうさんとインプロの出会いは、
コーチングの勉強会でのこと。
色んな人と仲良くなれる方法として、また、普段自分の中に
押さえているものを表現できる場として、
インプロに魅力を感じ、始めたそうです。

あれから、3年。
さとぼうさんは、この冬、初めて「インプロ・ミニ・フェスティバル」の
「シアタースポーツ」(チーム対抗戦)の舞台に立ちました。

3年継続してきたインプロの魅力、そして、
初舞台の挑戦を通じて得たこと、ご自身の変化について、
お話を伺ってみました。
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インプロジャパン(IJ):
インプロを始めた理由の一つが、「自分を出せる場」ということですが、
始める前、人前で表現することには抵抗なかったのですか?

さとぼう(S):
人前で目立つことや演技をすることに対しては恐い反面、興味はありました。

振り返ると、中学生の頃ですね。
ある日の英語の授業で、先生が机の上に椅子を置き、
一人ひとりそこに座らせ、教科書に載っていた『Humpty Dumpty』の
一節を読ませたのです。
普段は人前が得意ではなかったですが、自分を振り切って、
やりきったら、あまり褒めない先生が認めてくれて、
その時、人前で表現することの興味が芽生えたと思います。

また、仕事柄、コミュニケーションを学ぶ中で、
感情表現の大切さ、出し切ることで快を覚える体験を通じて、
表現への興味は湧いていました。

そんな中、インプロのことを知って、自由に自分を表現できるように
なるのではないかと思い、始めました。

IJ:
実際、インプロを始めてみて、いかがでしたか?
また、やってみて分かったインプロの楽しさを教えてください。

S:
インプロを始めた頃は、とにかく無我夢中でできるし、
他の人のアイデアが面白くて、人の数だけの体験ができることが
楽しかったです。
人が好きなので、週1回定期的にクラスメイトと会って、
どんどん仲良くなっていき、インプロ以外でも遊ぶようになったり、
関係性が深まっていく環境も嬉しかったです。

続けていくうち、次第に、インプロでチャレンジしたことを
日常でチャレンジ出来たり、日常で挑戦したことがインプロでも
挑戦できたりするようになっていきました。
例えば、インプロで『動きが停滞すると感情が止まり、
感情が止まると話の展開がなくなる』ことを体験して、
次の時に、その逆をチャレンジしたら、話が進んでいったので、
日常でもそれに置き換えて、挑戦してみたり。
人間関係の作り方でも、インプロでの場の作り方が活かされてて、
学んだことが自分の仕事やプライベートと繋がることで、
インプロがより楽しくなっていきました。

だからか、元々元気なタイプでしたが、
周りから「パワーアップして元気だね」と言われることがあります(笑)。

それに、インプロをやるようになって、普段でも『自由』を
感じられるようになったことも嬉しいですね。
でも、インプロって本当に日常と繋がっているなって思いますよ。
シーンをやっていて『​何をやるのも​自由​なのに、動けなくなる』
そんな自分に驚きます。それって普段も同じ。
どこか、「そうしなきゃいけない」「こうしなきゃいけない」という意識が
出ちゃって、チャレンジしない。

インプロを続けているから、日常でも意識してチャレンジできるように
なってきているのかも。

IJ:
インプロと日常がリンクして、互いにフィードバックされていることで、
自分自身にチャレンジしているって、素晴らしいですね!!


さて、今回、インプロでは、「舞台に立つ」という挑戦を果たしましたね。
発表会ではなく、興行としての『舞台』ということで、
稽古等も、今までと違う経験があったと思います。
今、全てを終えて、どんなことを感じていますか?

S:
今回、チーム対抗戦に出場と言うことで、約2か月間、
チームメイトと稽古を重ねていきました。
稽古前は、クラスメイトだった二人とチームメイトになっていく過程は、
お互いを大きく成長させてくれたと思います。
自分を含め、3人とも​変わっていきました。​

​稽古を通じて、自分自身は、自分が大切にしてきたものをまず置いておいて、
皆で創ることにこだわるようになり、自分のアイデアに固執しなくなっていきま
した。
以前は、自分のアイデアと他を比較してしまったり、
そこへの対抗のアイデアを必死に考えてしまっていましたが、
自分で頑張って出そうとならなくても、2人がいれば先の未来に
困ることはない「3人でいれば大丈夫!」って、
安心できるようになっていました。

あと、ミニフェスに向けて、チームメイトと真剣に向かい合い、
お互いが捉えたことを話したこともいい経験でした。
普段は言いづらくてそのままにしてしまうことも伝え合って。
そうすることで、​自分と相手のこだわりを知ることができました。
稽古は、主観でのやりたいこと​​、シーンの中で客観的に求められることを
チューニングするトレーニングって感じでした。

ただ、今回、実は、終わって悔しさもありました。
それは、優勝を逃したことというより、稽古で「周りを活かす楽しさ」
の感覚を得ていたので、​自分の関わり方ひとつで、
もっと仲間を輝かせることができたのではないかとも思うんです。

IJ:
では、またあの舞台に戻ってこないといけませんね!
その時が今から楽しみです。

ミニフェスを通じて、インプロでの変化について教えていただきましたが、
日常でもご自身の変化を感じていますか?

S:
人ともっと深く関わろうと思うようになりましたね。
稽古でチームワークが生まれていく過程で気づいたことです。

相手はこういう人だとか相手が苦手だとか決めつけて
足を踏み入れずにいたり、心地良い人だけを求めたりなど、
関係性作りを諦めるのではなく、敢えて関わることで関係性は
変わるんだって、そう思います。

そこまで​深く​関わってくれた2人にとても感謝しています。

これからは、​もっと暑苦しく(笑)人に関わりたいです。

IJ:
ここまでお話を伺っていて、さとぼうさんが「人」に対して
とても興味を持っていることが伝わってきましたが、
どういったところに興味があるのですか?

S:
その人の​歩んでいる​ストーリーに興味があります。
誰しも過去があって、「今」があって、これからどこに行くというストーリー。
また、人それぞれ興味あるものに対する温度感が全然違って、
そこにも、ストーリーがある。
「今」を中心に、その人にあるストーリーにとても興味があります。

IJ:
さとぼうさんが「今」を創るインプロが好きな理由は、
そこにもあるのかもしれませんね。
これからも、さとぼうさんが仲間と“今”を創造し、
生み出すインプロ・ストーリーを楽しみにしています。

有難うございました。

【出演者インタビュー】~「可能性と共創にワクワクするインプロ」~

今回のインタビューは、11月27日~開催の「インプロ・ミニ・フェスティバル」
の第1回目に出演し、今回、10年ぶりに出演される即興歌劇団・ハイスピリッツ
代表の大浦さやかさんです。

インプロ歴は、まもなく20年。
インプロジャパン設立当初からクラスを受講し、
公認講師として、たくさんのクラスで、指導に携わっていてくれていました。
現在活躍するインプロパフォーマー達の中には、さやかさんに教わった方達も
多くいることと思います。

その後、独立し、即興集団インプロモーティブの主宰として、
数々の公演をプロデュース、出演の他、インプロ講師として活躍。

3歳の息子さんがいらっしゃる現在では、「ママタレント」ならぬ
「ママインプロヴァイザー」として、いつも元気にパワフルに活動されています。

「即興女優」として、既に多くの舞台に立っていながら、
今回、古巣「インプロジャパン」で久々にクラスを受講し、
“ミニフェス”に戻ってきたさやかさんに、お話を伺ってきました。

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インプロジャパン(I):
さやかさんにとって、インプロの魅力を一言でいうとなんですか?

さやか(S):
「可能性と共創にワクワクする!!」です。 
  
I:インプロのおススメの見方を教えてください。

S:踊るあほうに見るあほう、同じあほなりゃ踊らにゃ損!損! 
というかんじで、
参加して一緒に楽しんで見るほうが何倍も楽しいですよ。

I:講師として、パフォーマーとして、活躍し、インプロ公演の演出なども
手掛けているさやかさんですが、今、また、なぜ、インプロジャパンの
クラスを受講されているのですか?

S:リーダーや講師をしていると、自己流になりがちだったり、
誰も指摘してくれなくなりますよね。
なので、師匠の下で指導を受けてスキルアップをしたり、新しい気づきや
発見をする事は講師としてもパフォーマーとしても、とても大事な事だと
思っています。海外の女優や声楽家は、プロになっても、師匠の下でレッスンを
受け、技術のメンテナンスをしているそうです。

そして、色々なメンバーとインプロする事で様々な体験経験する事は、
インプロの幅を広げてくれます。
インプロは、学べば学ぶほど、奥が深く、いつになっても「習得できた!」
というゴールを感じる訳でなく、
もっと自由に、もっとクリエイティブに、もっと直感的に、
もっとチームワークよく、もっと表現豊かに、、、、
と楽しみが∞ですよね。
『Yes!And~』ですら、まだこんなに奥があったか!というくらい、
何層にも深みがあり、楽しいのです。
できた気になっていい気になるよりも、さらなる向上と深みと成長への探究心も
あります。

インプロ愛ですね。

見る目は肥えていて指摘はできても 自分では実行や体現出来ていない、
そんな風になるのは嫌ですしね。
井の中の蛙や、お山の大将で、指導していい気になっていても、
本当に実力はつかないと思うので。
小さいプライドとかこだわりでカッコつけてないで、いいパフォーマー、
表現者、役者、になる事のために指摘をしてもらえる環境に飛び込んで、
一喜一憂しながら、精進したいと思います。
  
いろいろ、並べましたが、一番は、なおみさんが好きだから、
また師匠の下で学びたいというのがありますね。

あ、あと、子連れでインプロができるなんて、最高です!!!
世の中のママさんにも、そういう機会を沢山作ってあげたいと思うくらい!!

I:今回、数年ぶりに「インプロ・ミニ・フェスティバル」にご出演されますが、
どんなことを楽しみにされていますか?

S:今回、マエストロに出演します。
最近ではディレクターの側にいたり、アシスタント側にいたりして演出サイドか
らマエストロショーに関わっていましたが、出演者側で即興作品を作れる事が
楽しみでワクワクしています。

I:最後に、読者の皆様に、ミニフェスの見どころを教えてください。

S:社会人だったり、主婦だったり、年齢層も仕事も個性もスキルも、経験値も
バラエティー豊かな仲間達がステージに立ちます。
インプロジャパンでトレーニングを真摯に積んで来たメンバーが、
満を持して臨む晴れの舞台。
意気込みや、気合いの入り方が違います。
シアスポのチームも、隙間の時間を見つけては稽古を重ね、
ロングフォームのメンバーも稽古を重ね、
舞台の成功だけでなく、自己成長もこの期間にしていこうという試みで、
皆さん参加されて取り組まれています。
熱さや熱意やチームワークや命がけ具合は かなりの温度が感じられると
思います。
寒い冬でも観に来たらホクホク気分で帰れるんじゃないでしょうか。

I:有難うございました!

今回お話をお伺いした、大浦さやかさんの情報は、
下記でご覧いただけます。

さやかHP http://sayaka.jp.net/
ハイスピリッツと さやか ブログ http://ameblo.jp/ing48
ハイスピリッツ Facebookページ https://www.facebook.com/improvHighSpirits
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