"インプロシンキング"スタジオ報告

インプロジャパンのインプロ・ワークショップ のスタジオ報告です。

【インプロとは】「インプロヴィゼーション(即興)」の略語。「その瞬間のできごとに即興で対応しながら作り上げられていくエンタテイメント」です。詳しくはインプロガイドブック (http://impro.jp) をご覧ください。

【インプロジャパンのコミュニュケーションコース】職場や学校等、日常生活の中でインプロ・シンキングを行うことにより、コミュニ ケーションスキルの向上や発想力の強化を目指すクラスです。(人間関係力の強化に最適)人前で演じることよりもインプロゲー ムを楽しみながら様々な能力を伸ばすことを目的としています。
詳細:インプロジャパン http://www.improjapan.co.jp

【インプロシンキング研修・実施報告】担当者インタビュー/東村山青年会議所様

JC

先日、東村山青年会議所様で、「インプロ・シンキング・ワークショップ」を実施して参りました。
「インプロ・シンキング・ワークショップ」とは、インプロのゲームを通じて、総合的なコミュニケーション力を強化するインプロジャパンオリジナルのプログラム。

日頃、地域の方々と、地域の特性を生かしたまちづくり運動に力を入れていらっしゃる皆様に、
「組織としての団結力を高めるため」として、インプロを体験して頂きました。

終始笑い声の絶えない時間となり、皆様の笑顔がとても印象的でした。
終了後、ご担当の金子愼太郎さんに、実施を終えてのインタビューにお答えいただきました。

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インプロジャパン(I):
今回インプロシンキング・ワークショップを導入された理由を教えてください。


金子さん(K):
実施前、当会議は新体制が発足し間もない為、メンバー同士のコミュニケーションが十分にはかれているとはまだ言えない状態でした。
今後一年間このメンバー全員で一致団結して、共に協力し合い事業運営を行っていく上で重要なチームワークを強化したいと考え、インプロ・シンキング・ワークショップを導入いたしました。

I:
受講中の受講者の方の様子はいかがでしたか?


K:
最初は緊張しているのか、受け身の様子も見られましたが、池上先生による講義とゲーム形式の実践を繰り返す間に、徐々にその緊張もほぐれ、皆終始楽しそうに受講しておりました。
ゲームを通して仲間を呼び合ったり、触れ合ったりするゲームは、進んでいくほど、お互いの距離が縮まっていく事を体感できたように思います。
また、ゲームの間のポイントを掴んだ説明は的確で、みんなが「なるほど!」と思う点が多々ありました。
こういったインプロを通していく中で、メンバーの笑顔が増えていき、最後は今までにないメンバー同士の共感や一体感が生まれたように感じました。


I:
受講前と受講後で、どんな変化が見えましたか?

K:
受講前は、メンバー同士の共同作業経験が少なかったので、お互いギクシャクした部分もありましたが、
受講後は、メンバー同士がより親密になれたと感じました。
特にインプロの中で学んだ「相手との意思の確認」は、他人を思いやれる気持ちや、積極的に手を差し伸べられる気持ちを強く持つ意識が出来たと感じています。
当青年会議所は、委員会毎に例会や事業を行っておりますが、自分が所属する委員会だけではなく、
一緒に頑張ろう、やりきろう、というメンバー全員の一体感が強化された機会だったと感じています。

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金子さん、有難うございました。

ちなみに、皆さんの受講中のご様子は、こちらにお写真を掲載されています。
http://www.hmyjc.com/2016/20160323.htm

インプロジャパンでは、全国にある数多くの青年会議所様・商工会議所様・商工会様で、「インプロ・シンキング・ワークショップ」を実施させていただいています。
毎月の例会や地域での活動イベントなど、多岐にわたってご依頼を賜っております。

ご興味ある方は、是非、info@improjapan.co.jp までお問い合わせください。


【企業研修報告】実施担当者インタビュー/株式会社mediba様

インプロジャパンでは、主催ワークショップの他、
ご依頼を頂き、様々な業種の企業様~行政、団体、学校など教育施設等で、
ご担当者の方々を話し合いながら、実施のねらいに沿ったプログラムを
その都度カスタマイズし、提供しています。

今回ここでご紹介しますのは、先日、沖縄で初めて、
インプロジャパンの研修プログラム「インプロ・シンキング・ワークショップ」
を導入いただきました株式会社mediba様です。

株式会社mediba様は、
https://www.mediba.jp/ 
KDDIのauポータルを中心に広告事業、
メディアプロデュース事業、新規事業を展開されており、
今回は5年前に開設された沖縄支店の管理職の皆様に、
ご受講いただきました。
(※実施の様子をブログに載せてくださっています:
http://bit.ly/1pp4npN

2回の研修を終え、実施を導入いただきました、
研修グループグループリーダーで、CREDO・ES推進室 室長の
直井安雄様に、いくつかのご質問にお答えを頂きました。

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Q1:
「インプロ」を研修にご検討されるようになったきっかけとその理由を
教えてください。

A1:
メンバーの自発性を高める研修を検討していた折、
そのキーワードを実現するものとして、インプロ研修というキーワードに
めぐりあったこと。
テレビ番組でインプロ研修が紹介されているところ、偶然にも目にしたことが
きっかけです。


Q2:
今回、御社の沖縄支店の管理職の皆様を対象として、「インプロ・シンキン
グ・ワークショップ」を実施させていただきましたが、
実施のねらいを改めて聞かせていただけますか?

A2:
実施のねらいとして、考えていたことはこのようなことです。

・議論をするためのスキルとして、発想力、プレゼンテーション力を身につけたい。
・議論するための雰囲気をつくりたい。
・プレストで、躊躇なく活発にアイデア出しができるようにしたい。
・自発性を高めたい。

・周りを巻き込んで、働きかけができるようにしたい。

Q3:
実施されてみてのご感想を聞かせください。

A3:
常に変化する物事や状況をいろいろな角度で捉え、感じ、
瞬間的に創造するトレーニングを実施することで、新しいアイデアや考え方を
導き出すスキルを習得できたように思います。
また、相手の意見を肯定的に捉えることで、相互に意見を言い合える関係性、
雰囲気が醸成できたのではないでしょうか。


Q4:
ご受講者の方々の変化がありましたら、教えてください。

A4:
相手の目的、興味を意識して、感じ取りながら、自分のアイデアとか目的を
しっかりと相手に伝えられるようになってきた印象があります。

また、何かを伝えようとするとき、受け取る人の気持ちを汲み取って想像して
伝えられるようになってきたようにみられます。

Q5:
今後、「インプロ・シンキング・ワークショップ」にどのようなことを期待され
ますか?

A5:
受講したメンバーをきっかけに、組織、チームの雰囲気を良くするための
継続的な取り組みのサポートに期待しております。
インプロが定着して、今回受講させていただいたメンバーの組織が
自発的に運営される組織へと変わることを大いに期待しております。

インプロジャパン研修担当:
これからも、medibaの皆様とお打ち合わせをしながら、
より皆様に活かしていただけるプログラムを創造し、
提供していきたいと思っております。
有難うございました。

【受講生インタビュー46】~「『仕込み』でない、『今』が創る面白さ」~

今回の受講生インタビューは、インプロジャパン・パフォーマンスコースを
ご受講中の『むっきー』こと、向山彰彦さんです。

普段は、ゲームの企画・制作のお仕事をされているむっきーさんが、
インプロと出会ったのは、英語習得の為に通っていた「英語学校」。
その後、インプロジャパンのレギュラークラスに通い始め、
3年が経った昨年、「インプロ・ミニ・フェスティバル」のステージに、初めて出演されました。


なぜ、「インプロ」に興味を持ち、そして、今、「インプロ」の経験を通じて、どんなことをお感じか、
お話を伺ってみました。

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インプロジャパン(IJ):
インプロを始めたきっかけと目的を教えてください。


むっきー(M):
元々、英語学校で、授業の一つとして「インプロ」と出会いました。
即興で英語をしゃべらされ、ある種、追い詰められた感の中、
自分の中から思いがけない表現が出てきたことが、自分にとって「インプロ」の原体験でした。


目的が英語習得だったこともあり、「トレーニング」として捉えていた「インプロ」でしたが、
その授業の最後の発表会で、その場に必死になってやっていたら、観ている人達にウケたんです。
そこで、「インプロ」のエンターテイメント性について考えるようになり、
「人を楽しませるもの」への探求心から、「インプロ」への興味が湧き、
日本語でも体験したくて、単発でワークショップを実施しているところに顔を出すようになりました。


IJ:
やはり、お仕事柄、「人」を楽しませるものへの興味があるのですね。


M:
もっと言うと、
自分が携わる分野は「仕込み」で面白さを創造する。
それに対して、インプロは「その場」で面白さを創造する。


今考えると、自分の仕事は、ゴールを目指して、綿密に計算し、準備していくスタイルで、
そこにはライブ感はなかったので、全く違う分野で新鮮さを感じていたのでしょうね。


色々なところのワークショップを受けたり、公演を観ているうちに、
もっともっと深く知ってみたくなっていき、そんな時、ご一緒した人から、
「がっつりやってみたいなら、インプロジャパンはクラス制でカリキュラムが組まれているからいいんじゃない?」と勧められて、「ベーシッククラス」に通い始めました。


IJ:
あれから3年半が経ちましたね。
継続していくことで、「インプロ」について、何か発見がありましたか?


M:
現時点では、「インプロ」=「スポーツ」のような感じがしています。
スポーツって、プロアマ問わず、プレイヤーがその場で必死になっている様が面白いじゃないですか。
プレイヤーが「今」に真剣に取り組むからこそ、
「勝ち・負け」「成功・失敗」、全てひっくるめての観る面白さを創造している。
そこに、インプロとスポーツのエンターテイメント性の共通点を感じています。


そう感じたのは、昨年の「インプロ・ミニ・フェスティバル」出演ですね。
それに、この「ミニフェス」の出演は、自分自身を大きく変化させてくれました。


IJ:
そのご自身の変化について、詳しく聞かせていただけますか?


M:
初めに話した通り、「インプロ」を始めたのは探求心から。
自己研鑽目的ではなかったのですが、気づくと「インプロ」のおかげで、随分変わりました。
特に、この「ミニフェス」が大きかったです。


まずは、受け入れる力がつきました。
好き嫌いがはっきりしている自分が意固地ではなくなりましたね。
それはインプロに限らず、日常生活でも。
以前は、理不尽に思えることに対して、拒絶するタイプでした。
極端なことを言うと、自分が求める完璧、正解に結び付かなければ、
それはダメと決めつけて、関わりを避けたり。
でも、今は、たとえ考えが違っても、端っから拒絶せず、様子を見て、
そこから何かしらの好ましい道を創る、つまり、状況に応じて、
その場の正解・今のベストソリューションを創るようになっています。


そのおかげで、人間関係においても、友人が増えましたね。
例えば、昔は合わない人とは口を利かないこともありましたが、
そういう風に思っていた人でも受け入れてみると、その後、助けてもらったり、
案外、繋がりが持てたり。
今まで、捨てなくていいものも捨ててたのかなって思います。


IJ:
そういった意識の変化は、ミニフェス出演が影響しているのですか?


M:
はい、それは大きいです。
ショーに出るということは、お客様の前で「インプロ」を見せるということ。
ライブなので、「今のは無し」とか「好き嫌い」で逃げることできない。
始まっちゃったら、何とかしなくちゃいけない。覚悟を決めて。

そうなると、「その場の素材を活かす」ことになるんですよね。


ちなみに、「エンターテイメント」ということで言えば、「人を楽しませるネタ」って、あるんです。
最初は、正直、客前で困ったら、それに逃げれば!なんて、
考えたこともありましたが、それって「インプロ」じゃないですよね。
「仕込み」の笑いであって、「その場」で生まれる笑いではない。
それは、チームメイトに気付かせてもらいました。


「そこに生まれた材料を活かせばいい」と思えるようになると、
余裕も生まれてきました。
昔なら、受け入れられなかったことでも、「どうにでもなるだろう」という
気持ちになっていきましたね。


IJ:
度量が広くなったのですね。


M:
だから、仕事でも大きな変化はたくさん起こりますけど、ほぼ動じなくなりましたよ。
それに怒りの感情や頭にくることも減りました。


「その場を活かす・受け入れる」って、その場の状況をちゃんとしっかりと見れば、
それなりにできることなんですよね。
見てないから、パターンにこだわる、ルーチンでやる。固定概念が生まれて、
それにこだわってしまうんだと思います。

今は、どんなこともどう乗りこなそうかっていうサーファー的な感覚です(笑)。


IJ:
どんな波も楽しめるサーファーですね(笑)。
他にも、お仕事されている現場でのご自身の変化はありますか?


M:
身に着いたスキルという点では、間接的に人をリードできるようなったことです。
命令したり、正論で言うことを聞かせようとコントロールするのではなく、
相手が自ら気づいて動くように、仕向けられるようになりました。
これは、まさにインプロで培った力だと思います。

IJ:
最後に、「今」インプロを継続している理由を教えてください。


M:
一つは、毎週クラスで仲間と一緒にインプロをすることが楽しいから。


もう一つは、昨年ショーに出演してみて、欲が出てきました。
もっとパフォーマンスのクォリティを上げたいです。
今年は、観ている人達を楽しませる「インプロ・パフォーマンス」を目指して、
トレーニングしていきたいと思います。

【受講生インタビュー45】~「チームが教えてくれたこと」~

今回の受講生インタビューは、インプロジャパン・パフォーマンスコースを
ご受講中の『さとぼう』こと、原田里史さんです。

コーチ業を営むさとぼうさんとインプロの出会いは、
コーチングの勉強会でのこと。
色んな人と仲良くなれる方法として、また、普段自分の中に
押さえているものを表現できる場として、
インプロに魅力を感じ、始めたそうです。

あれから、3年。
さとぼうさんは、この冬、初めて「インプロ・ミニ・フェスティバル」の
「シアタースポーツ」(チーム対抗戦)の舞台に立ちました。

3年継続してきたインプロの魅力、そして、
初舞台の挑戦を通じて得たこと、ご自身の変化について、
お話を伺ってみました。
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インプロジャパン(IJ):
インプロを始めた理由の一つが、「自分を出せる場」ということですが、
始める前、人前で表現することには抵抗なかったのですか?

さとぼう(S):
人前で目立つことや演技をすることに対しては恐い反面、興味はありました。

振り返ると、中学生の頃ですね。
ある日の英語の授業で、先生が机の上に椅子を置き、
一人ひとりそこに座らせ、教科書に載っていた『Humpty Dumpty』の
一節を読ませたのです。
普段は人前が得意ではなかったですが、自分を振り切って、
やりきったら、あまり褒めない先生が認めてくれて、
その時、人前で表現することの興味が芽生えたと思います。

また、仕事柄、コミュニケーションを学ぶ中で、
感情表現の大切さ、出し切ることで快を覚える体験を通じて、
表現への興味は湧いていました。

そんな中、インプロのことを知って、自由に自分を表現できるように
なるのではないかと思い、始めました。

IJ:
実際、インプロを始めてみて、いかがでしたか?
また、やってみて分かったインプロの楽しさを教えてください。

S:
インプロを始めた頃は、とにかく無我夢中でできるし、
他の人のアイデアが面白くて、人の数だけの体験ができることが
楽しかったです。
人が好きなので、週1回定期的にクラスメイトと会って、
どんどん仲良くなっていき、インプロ以外でも遊ぶようになったり、
関係性が深まっていく環境も嬉しかったです。

続けていくうち、次第に、インプロでチャレンジしたことを
日常でチャレンジ出来たり、日常で挑戦したことがインプロでも
挑戦できたりするようになっていきました。
例えば、インプロで『動きが停滞すると感情が止まり、
感情が止まると話の展開がなくなる』ことを体験して、
次の時に、その逆をチャレンジしたら、話が進んでいったので、
日常でもそれに置き換えて、挑戦してみたり。
人間関係の作り方でも、インプロでの場の作り方が活かされてて、
学んだことが自分の仕事やプライベートと繋がることで、
インプロがより楽しくなっていきました。

だからか、元々元気なタイプでしたが、
周りから「パワーアップして元気だね」と言われることがあります(笑)。

それに、インプロをやるようになって、普段でも『自由』を
感じられるようになったことも嬉しいですね。
でも、インプロって本当に日常と繋がっているなって思いますよ。
シーンをやっていて『​何をやるのも​自由​なのに、動けなくなる』
そんな自分に驚きます。それって普段も同じ。
どこか、「そうしなきゃいけない」「こうしなきゃいけない」という意識が
出ちゃって、チャレンジしない。

インプロを続けているから、日常でも意識してチャレンジできるように
なってきているのかも。

IJ:
インプロと日常がリンクして、互いにフィードバックされていることで、
自分自身にチャレンジしているって、素晴らしいですね!!


さて、今回、インプロでは、「舞台に立つ」という挑戦を果たしましたね。
発表会ではなく、興行としての『舞台』ということで、
稽古等も、今までと違う経験があったと思います。
今、全てを終えて、どんなことを感じていますか?

S:
今回、チーム対抗戦に出場と言うことで、約2か月間、
チームメイトと稽古を重ねていきました。
稽古前は、クラスメイトだった二人とチームメイトになっていく過程は、
お互いを大きく成長させてくれたと思います。
自分を含め、3人とも​変わっていきました。​

​稽古を通じて、自分自身は、自分が大切にしてきたものをまず置いておいて、
皆で創ることにこだわるようになり、自分のアイデアに固執しなくなっていきま
した。
以前は、自分のアイデアと他を比較してしまったり、
そこへの対抗のアイデアを必死に考えてしまっていましたが、
自分で頑張って出そうとならなくても、2人がいれば先の未来に
困ることはない「3人でいれば大丈夫!」って、
安心できるようになっていました。

あと、ミニフェスに向けて、チームメイトと真剣に向かい合い、
お互いが捉えたことを話したこともいい経験でした。
普段は言いづらくてそのままにしてしまうことも伝え合って。
そうすることで、​自分と相手のこだわりを知ることができました。
稽古は、主観でのやりたいこと​​、シーンの中で客観的に求められることを
チューニングするトレーニングって感じでした。

ただ、今回、実は、終わって悔しさもありました。
それは、優勝を逃したことというより、稽古で「周りを活かす楽しさ」
の感覚を得ていたので、​自分の関わり方ひとつで、
もっと仲間を輝かせることができたのではないかとも思うんです。

IJ:
では、またあの舞台に戻ってこないといけませんね!
その時が今から楽しみです。

ミニフェスを通じて、インプロでの変化について教えていただきましたが、
日常でもご自身の変化を感じていますか?

S:
人ともっと深く関わろうと思うようになりましたね。
稽古でチームワークが生まれていく過程で気づいたことです。

相手はこういう人だとか相手が苦手だとか決めつけて
足を踏み入れずにいたり、心地良い人だけを求めたりなど、
関係性作りを諦めるのではなく、敢えて関わることで関係性は
変わるんだって、そう思います。

そこまで​深く​関わってくれた2人にとても感謝しています。

これからは、​もっと暑苦しく(笑)人に関わりたいです。

IJ:
ここまでお話を伺っていて、さとぼうさんが「人」に対して
とても興味を持っていることが伝わってきましたが、
どういったところに興味があるのですか?

S:
その人の​歩んでいる​ストーリーに興味があります。
誰しも過去があって、「今」があって、これからどこに行くというストーリー。
また、人それぞれ興味あるものに対する温度感が全然違って、
そこにも、ストーリーがある。
「今」を中心に、その人にあるストーリーにとても興味があります。

IJ:
さとぼうさんが「今」を創るインプロが好きな理由は、
そこにもあるのかもしれませんね。
これからも、さとぼうさんが仲間と“今”を創造し、
生み出すインプロ・ストーリーを楽しみにしています。

有難うございました。

【出演者インタビュー】~「可能性と共創にワクワクするインプロ」~

今回のインタビューは、11月27日~開催の「インプロ・ミニ・フェスティバル」
の第1回目に出演し、今回、10年ぶりに出演される即興歌劇団・ハイスピリッツ
代表の大浦さやかさんです。

インプロ歴は、まもなく20年。
インプロジャパン設立当初からクラスを受講し、
公認講師として、たくさんのクラスで、指導に携わっていてくれていました。
現在活躍するインプロパフォーマー達の中には、さやかさんに教わった方達も
多くいることと思います。

その後、独立し、即興集団インプロモーティブの主宰として、
数々の公演をプロデュース、出演の他、インプロ講師として活躍。

3歳の息子さんがいらっしゃる現在では、「ママタレント」ならぬ
「ママインプロヴァイザー」として、いつも元気にパワフルに活動されています。

「即興女優」として、既に多くの舞台に立っていながら、
今回、古巣「インプロジャパン」で久々にクラスを受講し、
“ミニフェス”に戻ってきたさやかさんに、お話を伺ってきました。

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インプロジャパン(I):
さやかさんにとって、インプロの魅力を一言でいうとなんですか?

さやか(S):
「可能性と共創にワクワクする!!」です。 
  
I:インプロのおススメの見方を教えてください。

S:踊るあほうに見るあほう、同じあほなりゃ踊らにゃ損!損! 
というかんじで、
参加して一緒に楽しんで見るほうが何倍も楽しいですよ。

I:講師として、パフォーマーとして、活躍し、インプロ公演の演出なども
手掛けているさやかさんですが、今、また、なぜ、インプロジャパンの
クラスを受講されているのですか?

S:リーダーや講師をしていると、自己流になりがちだったり、
誰も指摘してくれなくなりますよね。
なので、師匠の下で指導を受けてスキルアップをしたり、新しい気づきや
発見をする事は講師としてもパフォーマーとしても、とても大事な事だと
思っています。海外の女優や声楽家は、プロになっても、師匠の下でレッスンを
受け、技術のメンテナンスをしているそうです。

そして、色々なメンバーとインプロする事で様々な体験経験する事は、
インプロの幅を広げてくれます。
インプロは、学べば学ぶほど、奥が深く、いつになっても「習得できた!」
というゴールを感じる訳でなく、
もっと自由に、もっとクリエイティブに、もっと直感的に、
もっとチームワークよく、もっと表現豊かに、、、、
と楽しみが∞ですよね。
『Yes!And~』ですら、まだこんなに奥があったか!というくらい、
何層にも深みがあり、楽しいのです。
できた気になっていい気になるよりも、さらなる向上と深みと成長への探究心も
あります。

インプロ愛ですね。

見る目は肥えていて指摘はできても 自分では実行や体現出来ていない、
そんな風になるのは嫌ですしね。
井の中の蛙や、お山の大将で、指導していい気になっていても、
本当に実力はつかないと思うので。
小さいプライドとかこだわりでカッコつけてないで、いいパフォーマー、
表現者、役者、になる事のために指摘をしてもらえる環境に飛び込んで、
一喜一憂しながら、精進したいと思います。
  
いろいろ、並べましたが、一番は、なおみさんが好きだから、
また師匠の下で学びたいというのがありますね。

あ、あと、子連れでインプロができるなんて、最高です!!!
世の中のママさんにも、そういう機会を沢山作ってあげたいと思うくらい!!

I:今回、数年ぶりに「インプロ・ミニ・フェスティバル」にご出演されますが、
どんなことを楽しみにされていますか?

S:今回、マエストロに出演します。
最近ではディレクターの側にいたり、アシスタント側にいたりして演出サイドか
らマエストロショーに関わっていましたが、出演者側で即興作品を作れる事が
楽しみでワクワクしています。

I:最後に、読者の皆様に、ミニフェスの見どころを教えてください。

S:社会人だったり、主婦だったり、年齢層も仕事も個性もスキルも、経験値も
バラエティー豊かな仲間達がステージに立ちます。
インプロジャパンでトレーニングを真摯に積んで来たメンバーが、
満を持して臨む晴れの舞台。
意気込みや、気合いの入り方が違います。
シアスポのチームも、隙間の時間を見つけては稽古を重ね、
ロングフォームのメンバーも稽古を重ね、
舞台の成功だけでなく、自己成長もこの期間にしていこうという試みで、
皆さん参加されて取り組まれています。
熱さや熱意やチームワークや命がけ具合は かなりの温度が感じられると
思います。
寒い冬でも観に来たらホクホク気分で帰れるんじゃないでしょうか。

I:有難うございました!

今回お話をお伺いした、大浦さやかさんの情報は、
下記でご覧いただけます。

さやかHP http://sayaka.jp.net/
ハイスピリッツと さやか ブログ http://ameblo.jp/ing48
ハイスピリッツ Facebookページ https://www.facebook.com/improvHighSpirits

【受講生インタビュー44】~「意志を持ったイエスアンド」~

今回の受講生インタビューは、インプロジャパン・パフォーマンスコースを
ご受講中のこずえさんです。

普段は、メーカーの営業として、平日は毎日遅くまで働いているこずえさん。
彼が受講するクラスは、土曜の早朝にもかかわらず、
日々の忙しさも疲れも全く見せないほど、いつも仲間達と楽しそうにインプロをされていて、
そんな彼のインプロの姿からは、温かい人間性と楽しみを生み出す
クリエイティビティを感じます。

一緒にいる仲間達も見ている観客も笑顔にさせるこずえさんに、
インプロについて、聞いてみました。
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インプロジャパン(IJ):
インプロを始めたきっかけを教えてください。

こずえ(K):
会社の先輩がインプロをやっている姿を見て、
面白そうだなと思って、始めは体験クラスを受講しました。


IJ:
どんな点が面白そうに見えたのですか?


K:
「イエスアンド」の考え方に興味を惹かれましたね。
ただ受け入れるだけでなく、自分のアイデアを出していくところが
面白そうだなって。
実際にやってみて、その楽しさを実感しました。


IJ:
こずえさんは、本当に、いつも楽しそうにインプロをしていますね(笑)。
その姿に、観ているこちらもどんどんそこに引き込まれていきます。


K:
はい、すごく楽しいです。
自分を取り繕わずに、思ったことを出して、皆でワイワイと楽しみ、自由でいられる。

最初はみんな知らない間柄なのに、短い時間であっという間に、親密になれる。
インプロの「受け入れ合う」という場が、誰でも楽しく安心して、出しやすい空間を作っているんだと思います。


それと、特に発表会は好きですね。
クラスで皆で一緒に積み上げていき、最終日に、お互いが集中して、その時出来上がる空間が良いです。
皆との繋がりを感じられます。

IJ:
インプロのレギュラークラスに通い始めて3年ということですが、
始めた当初からその楽しさはずっと変わりませんか?


K:
楽しいということには違いないですが、
楽しく思っている内容が変わってきていると思います。


始めの頃は、皆でワイワイすることが楽しかったけど、今は、皆と「創る」ことが楽しいです。


IJ:
その「創る」ということについて、もう少し詳しく教えてもらえますか?


K:
インプロって、何気ないことでも、ぽっとそこにあるものでも、そこにいる一人ひとりが繋がり、
積み重なっていくことで、思いもよらない世界が生まれる・・・

クラスを継続していく中で、その「創る」感覚が面白くなってきました。

一人ひとりがすごい事を言ったり、やったりしなくても、それぞれが自分らしくいることで、
いろんな味がつき、そこに世界や作品が生まれる、という実感を味わえてきたからかな。

特に、今、インプロをやっていて楽しいと思うのは、
バラバラに存在しているモノや人や世界観だったりが、意図せず繋がってきて、
一つのコンセプトとなって創り出されるところ。


うまくいった時って、それぞれの主張が重なっていく中で、
自然と皆が同じ一つの世界の中にいるって感じられます。


それって、インプロだけに限らないですね。


IJ:
日常生活の中で、リンクする場面はありますか?


K:
普段は会社員ですが、会社も一人ではなく、色んな人々と繋がって、重なって、何かを成し遂げる。
これはインプロの「創る」と同じ感覚です。


自分に固執していると、何も生まれないけど、柔軟に対応して、
色々なことを積み重ねていくと、前に進めます。


インプロで培った力はそういう面でも役立っています。


IJ:
インプロを継続してきたことで感じる、ご自身の成長について、教えてください。


K:
「受け入れること」に、自分の意志を持てるようになったところかな。


トラブルに対しても、「困った」と悩むではなく、「それであれば、自分はこうしたい」と、
次へのアクションを意識するようになってきています。

人との関わりの中でも、同じことが言えます。
自分が思ったことと違う反応や答えが相手から来た時、
以前は、その違うことにフォーカスしていて、「なぜ?」って思っていました。
自分の出す考えやアイデアに固執していたのかもしれません。


でも、今は、相手の反応を受け入れ、そこで自分がやりたいことを生み出せるようになってます。

「相手を喜ばせたい気持ち」こそが「イエスアンド」だって思うんです。
その気持ちが、瞬間瞬間で自分の意志を生み出している気がします。


IJ:
どんな時にも自分の意志を持つ。
だから、いつもインプロのステージ上で楽しそうなのですね。
観ているこちらも一緒に遊んでいる気分になるほど、楽しくなる理由はそこにあるのかもしれませんね。

最後に、3年間レギュラークラスを継続している理由を教えてください。


K:
ここに、何でも受け入れ合える仲間がいるからです。

【受講生インタビュー42】~「感動を生みだす」インプロ~

今回の受講生インタビューは、インプロジャパン・パフォーマンスコースを
ご受講中のNINOさんです。

NINOさんは、インプロジャパンのレギュラークラスの中で、最年長の66歳!
誰よりも好奇心旺盛で、チャレンジ精神に溢れるNINOさんのインプロ人生は、
昨年の「東京インプロフェスティバル」観劇からスタートし、
なんと、今年のフェスは、9公演全てをご覧になってくださいました。

定年前は外資系認証機関に勤務され、現在は、国際ファシリテーター協会で
アジア地域を舞台に活躍されているNINOさん。
数多くの人生経験の中で、既に多くの喜びや感動をご存知のNINOさんが、
なぜ、今、インプロにはまっていらっしゃるのか、その魅力について、
お話を伺ってみました。

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インプロジャパン(IJ):
インプロのワークショップを受講し始めたきっかけを教えてください。


NINOさん(N):
元々、活動しているファシリテーション協会の仲間から、
「インプロ」の話は聞いていました。
「即興劇」と言っても、きっとその場に反応する程度の
表面的なことなんだろうと思いつつ、まずは観てみようかと、
昨年の「東京インプロフェスティバル(TIF)」に行ったのが、
きっかけです。


実際観てみると、「インプロ」は、表面的な面白さではなく、
人間の深いところやそれぞれの関係性とそのドラマがあり、
通常の演劇とはまた違った深いものが見えてきて、非常に驚きました。
舞台上で感情のやり取りがドラマになっていく様子とその奥深さに
興味を持ち、その後すぐに、ワークショップを受講し始めました。


IJ:
なぜ、そこにご興味を持たれたのでしょうか?


N:
例えば、ファシリテーションを行う会議では、環境、背景の違う人達が
それぞれの立場で参加します。
表面的に話すだけではなく、それぞれの想いが絡み合い、
互いの感情も生まれてきます。
そういった人間同士の絡み合いの中で、
この「インプロ」が、いいヒントになると思ったからでしょうね。


私はこれまで、左脳的な思考を必要とする仕事が多く、
議論を論理的に組み立てたり整理したりする事に重点をおく世界にいました。
あるビジネスモデルを元に、体系立てて、答えを導き出していくタイプの思考です。


でも、「インプロ」を観て、感情が言葉を生み、ストーリーが創られ、
また、言葉だけでなく、体の表現で間接的に伝え合い、感じ合うことで、
直感・感覚から答えが生まれていく右脳的な創造の世界があること知りました。


コミュニケーションの場では、瞬間的に相手との間に沸々と湧き出てくる感情や
空気を捉えていく右脳と、論理的に冷静に組み立てていく左脳の両方の融合が大切です。


そこで、「インプロ」で右脳を鍛え、左脳と右脳が融合された感覚を身につけたいと始めました。

そのTIFがきっかけなので、
インプロを始めて、もう1年になりますね。


IJ:
継続のご受講、有難うございます。
実際、インプロをやってみて、お気づきになったことを教えてもらえますか。


N:
クラスを受講していて感じることですが、インプロでは
リスクに飛び込むということの意味を身体で体験できます。

いきなりお題を与えられると、迷いとかこれはだダメだと絶望に近い行き詰りを
感じることがあります。
しかし、目をつぶって思い切ってそのドアを蹴破って飛び込んでみると、
入る前には思いもよらなかった感情が生まれ、イメージが広がり、
そこにドラマが展開し、そして。何よりも一緒に演じている仲間が
突破口を見つけてくれたりします。 
これはドアを開けなければ絶対に見えない世界ですね。


恐らく、これが、私のような初心者が感じるインプロの
一番難しいところでかつ醍醐味なんだろうと思います。


これって実社会にも当てはまるのではないでしょうか。
例えば、新しいプロジェクトに直面した時、始める前にはうまくいくかどうか
大きな不安にかられます。
しかし、実際に行動してみると次々と新しい情報が入り、
難局があっても助けてくれる仲間が現れ、しばしば感動的な
チームワークが生まれます。

そうなるだろうと頭では分かっていても、実際にリスクに飛び込むのは大変です。
でも、インプロではそれを何度も何度も体験させてもらえます。


素晴らしいことですね。


IJ:
NINOさんのその姿に、我々講師陣も多くの感動と刺激を頂いています。
恐らくお仲間の皆さんもですね!


N: 
いえ、こちらこそ、ここまでの1年間情熱あふれる講師陣と
毎週会う素晴らしい仲間達からとんでもないエネルギーを頂いています。 

うまく行かなくて自己嫌悪に陥ることもしょっちゅうありますので、
本当に助けられています。


IJ:
さて、ここで、今回の「東京インプロフェスティバル」をご覧になった
感想を伺いたいと思います。

9公演全てご覧になっていただき、本当に有難うございます。
ご覧になって、何をお感じになりましたか?


N:
ひと言でいうと、『可能性』ですね。

人が絡み合うと、こんなことが生み出せるんだという
人の創造力の可能性を見せてくれました。

意外性が散りばめられ、客の想像力を超えて、恐らくパフォーマー達も
想像を超えた結論に辿り着くからこそ、イキイキとしていているんでしょうね。

それに、観客からこんな世界が観たいと要望が出せて、それを活かして
見せてくれるし、皆で驚きを創って楽しむエンターテイメントでした。


公演では様々な団体の色々な個性のパフォーマー達が同じ舞台で共演していました。
団体が違えば、やり方も違うでしょう。
なのに、その人達が、打ち合わせなしで瞬時にコラボし合い、噛み合っていくのが、
とても印象的でした。


インプロは思いつきで出来上がる軽いお笑いと思っているようでしたら、
一度観てみるといいと思います。


IJ:
ご覧になりながらも、NINOさんの右脳も、存分に動いていたのでしょうね。


さて、NINOさんの今後の夢をお聞かせいただけますか?


N:
インプロを通して、よりたくさんの『感動』を得たいし、あわよくば仲間達と一緒に提供したいです。 
それが夢です。

やはり、「生きててよかった」と思えるのは、考えてもみなかった『感動』に出くわして泣いたり、
笑ったり、ワクワクしたりする時ですからね。 
振り返ると、学生の頃から、それが自分にとって一番大切な想いだったような気がします。


IJ:
失礼ながら、NINOさんは、既に多くの感動と出会ってきていると思うのですが…。


N:
今までの人生では、『感動』の多くは偶然に向こうからやってきていました。
インプロは、自ら『感動』を生みだすことができます。
だからいくらだって『感動』と出会えるのです。

新しいものを創造することで、深い『感動』をたくさん得たいですね。


IJ:
そう考えると、未来にワクワクしますね!


では、最後に、今年のTIFのテーマは、『リンク』でしたが、
NINOさんは、インプロで未来に何を繋げたいですか?


N:
もちろんワクワクする、感動する世界。


その意味で、自分が関わるコミュニティとインプロを繋ぎ、
融合させて、将来新しい感動の方程式が生まれれば最高ですね。


そんなことがいつか起きる予感がしています。

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