"インプロシンキング"スタジオ報告

インプロジャパンのインプロ・ワークショップ のスタジオ報告です。

【インプロとは】「インプロヴィゼーション(即興)」の略語。「その瞬間のできごとに即興で対応しながら作り上げられていくエンタテイメント」です。詳しくはインプロガイドブック (http://impro.jp) をご覧ください。

【インプロジャパンのコミュニュケーションコース】職場や学校等、日常生活の中でインプロ・シンキングを行うことにより、コミュニ ケーションスキルの向上や発想力の強化を目指すクラスです。(人間関係力の強化に最適)人前で演じることよりもインプロゲー ムを楽しみながら様々な能力を伸ばすことを目的としています。
詳細:インプロジャパン http://www.improjapan.co.jp

【クラス紹介】パフォーマンスコース・ベーシッククラス

今日は、「パフォーマンスコース」について、ご紹介いたします。



「パフォーマンスコース」は、810回の連続講座で、最終日には発表会があります。

段階別に分かれているこのコースは、「ベーシッククラス」からスタートします。



現在開講中の「ベーシッククラス」は、先日6回目を終え、いよいよ来週は発表会です。

発表会を前に、先日、クラス終了後、皆さんにここまでを振り返り、「ベーシッククラス」を受講してみての感想を書いてもらいました。

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■受講してみて、インプロの楽しさをとても実感しています。
入門クラスや短期集中クラスでは明かされなかった発想を思いつくための方法を
見つけることができました!
日常生活でも新たな発見や面白いアイディアが生まれてくるようになっています。(
Dango)


■インプロのレギュラークラスを受講するようになって、

世の中の見え方が変わった~!人の表情の変化に敏感になりました。
とてもハッピーです!(のりさん)


■ほぼ勢いだけで始めたインプロですが、友人にインプロジャパンを勧められた訳がわかりました。
基礎をとても丁寧に教えていただけるので、このまま積み上げていけば、
きっと成長できると期待できます。
実はまだ、横文字についていけてませんが続けていきたいです。(のりっぷ)

■僕は自分の気持ちや思っていることを発散するのが苦手だったのですが、
 ベーシッククラスを受講してから少しずつ積極的に自分が出せるようになってきたなと、
インプロをしていても、私生活の中でも感じることが多いです。

自分を出せることがちょっとでもできるようになって、とても気持ちいいです! (ジマ)


■今までは、仕事などでいきなり怒られたり、不機嫌そうにされたりした時、
気持ちがパニック気味になることが多かったけど、受講を始めて、
相手を「受け入れる」ことが自分の中で落ち着いてできるようになりました。
怒った相手も、パニックも自分も受け入れられるようになって、
だんだんと対話がスムーズになってきたと感じています。(ひとみ)


■受講してみて、「インプロ」は直感もとても大切だなと感じます。
自分と繋がること、そして相手と繋がること、自分を信じること。
自分の引き出しが増えていくこと。インプロで得るものの多さ・・・。
それを今感じています。週
1回の楽しみです!
それって、きっと、これからインプロに出会う方にとっても、きっとそうだと感じます!(なお)


■「
Don't think.Just action!!(考えるな、行動するんだ!)」
それに気づくことができました。(だいち)


■特別な流れを自分で創ったりするのではなく、今ある流れに乗れるようになることが
面白いものを創ることに繋がると感じるようになりました。
それを自然と行動にうつせるようになるまでは、練習練習…!!(トミー)


■即興は大好き、自分にわいてくること、起こっていることを
口に出すのは大好きな私。
けれども、クラスの中で、役を自分で決めて、そのシーンに飛び込んでいくということに、
手も足も出なくなった自分に出会いました。それは、自分の中の深い記憶と関連があり、
小学校まで遡って、その想いを抱きしめることになりました。
次の回の時、ちょっとだけど、自分から役をやろうとしている自分に気づきました。
その時、小さく自分でお祝いしました。「よくやったよ!」って。
まだ恐々だけど、自分の中に、役を引き受けたい、その役で呼吸したい、
表現したいって思いがあることに気づいています。
コースに入らなかったら、出くわさなかった私のテーマ。
このテーマに関わったら、いいことがあるって分かっています。
そんな機会をありがとう!コースの仲間とかよさんへ
(まーちゃん)


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発表会を前に、既に多くの気づきとご自身の変化と出会っている 「ベーシッククラス」の皆さんは、まもなく発表会を迎えます。 人前で『仲間』達と一緒に「インプロ」をする経験を通じて、更なる発見と出会うことでしょう。

 

彼らの発表会は、 523日(土)14時~、インプロジャパンスタジオにて行われます。 観覧無料ですので、是非、イキイキとしたメンバー達のインプロを 観にいらしてください。



また、「ベーシッククラス」に興味を持った方は、受講してみませんか?

来月から新規のクラスがスタートします!

65日(金)スタート:毎週金曜日19:3022:00 http://www.improjapan.co.jp/company/class_p1.html#b


 


 


 


 

【受講生インタビュー41】~チームが教えてくれた「自分は変えられる」~

今回の受講生インタビューは、インプロジャパン・パフォーマンスコースを
ご受講中のちーぼーさんです。

普段は、税理士事務所で左脳をフル稼働させてお勤めの彼女ですが、
インプロではいつも豊かなイメージ力で観ている人達を様々な世界に導き、
楽しませてくれます。

「どちらも自分。」
と自信をもって話してくださるちーぼーさんに、
インプロとご自身について振り返っていただき、お話を伺いました。
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インプロジャパン(IJ):
初めてお会いしたのは、2010年の8月。
始めたきっかけは、何だったのですか?


ちーぼー(C):
当時、演劇のワークショップに通っていて、
そこで一緒に受けていた人がよく「インプロ」の事を話していたんです。
そのワークショップが終わることになり、次に何やろうかと思った時、
その話を思い出し、気になって「インプロ」で検索して、
インプロジャパンを見つけ、ベーシッククラスを受講したのが最初です。


IJ:
お仕事とは全く違う分野の「演劇」ですが、昔からやっていらしたんですか?


C:
初めて、「演劇」に触れたのは、小学校3年生の時。
子どもの頃、とても内向的で心配をした母が、当時住んでいた広島で、
NHK児童劇団に入れて、5年生までやっていました。


IJ:
それから、活発になっていったんですか?


C:
いいえ。
その後、こちらに戻り、中学2年生ぐらいからは益々大人しくなって、
一人でいることが多かったです。
それでも、高校も「演劇部」には入っていました。

IJ:
恥ずかしくはなかったのですか?


C:
「私」として話すのは無理だったけど、芝居は他の人になれるので、
何でもできる気がしてました。
今考えると、「自分」でいることに、すごく構えていたと思う。
人の中に入るのが苦手で・・。


IJ:
それで、社会人になっても、余暇で演劇をやっていらしたのですね。
そして、その後、インプロと出会ったわけですが、やってみて、どうでしたか?


C:
はじめは、正解探しをしてしまう自分がいて、
自分が出ちゃうのも恐かったんです。
自分を出して傷つきたくないというか。


でも、インプロをやってるうちに、次第に楽しくなってきました。


IJ:
それはなぜですか?


C:
レールがあってその上を進むことはできるけど、
何もないところからスタートしてクリエイティブなことをするなんて、
やったことがなかったから、どうやっていいのかわからなかったです。


でも、やっていくうちに、自分には創りたいお話、
やりたいことがたくさんあるってことに気づいたんです。
ただ、勇気がなかっただけなのかなって。


IJ:
インプロを始めて、4年半ですね。
続けている理由は何でしょう?


C:
本当は、人と繋がっていたかったんでしょうね。


インプロを続けているのは、年齢関係なくどんな人とも違和感なく、
関われるから。
ここに来ると、どんなことも、皆が受け取ってくれるし、
皆と繋がっていると、どんどん広がって、面白くなっていって…。
相手が何をしようとしているかを見合って、受け取り合って、
出し合っていくのが楽しいです。


IJ:
既に語ってくださっていることもあると思いますが、
ここで、ご自身の変化について、教えてもらえますか?


C:
まずは、自分を褒められるようになったことです。

元々、私は、精神的に弱くて「どうせ」が口癖で、
やってみる前に敵前逃亡するのが得意技でした。


でも、ミニフェス(インプロジャパンが主催する祭典
「インプロ・ミニ・フェスティバル」)に出演するようになり、
チーム稽古等のおかげで、強くなれたと思います。


あるチームでの稽古の時、あまりにもうまくいかず、
精神的にいっぱいいっぱいの時期も重なって、
相手に原因を持ってしまったことがありましたが、
でもそれはうまくいきませんでした。


その時、気づきました。
私は相手を変えようとしていて、
でも、人をコントロールして変えることはできないんだということを。
そして、人にとやかく言う前に、自分がやったらどうなんだと気づき、
そこで、自分の考え方を変えてみました。
すると、それだけで、それまでの世界が違って見え、
どんなこともみんな素敵に見えて、楽しくなっていきました。


それに気づかせてくれたのはチームメイトです。
それからのチームの団結は言うまでもありません。


その後も、毎回、ミニフェスの度に、
「せっかく機会を与えてもらったんだから、何かひとつ乗り越えたい」
と思うようになりました。
その中で、うまくいかない原因を外に向けるのではなく、
自分自身に挑むようになり、
お陰様で毎回、精神的に前向きになっている気がします。


今、私から「どうせ」はなくなりました。
「逃げない」自分になれたので、ちゃんとやるべきことは
やっているという自信がついて、少しは自分を褒めてあげてもいいかな、と。


もう一つの変化は、他者に対して寛容になったと思います。
以前は、人との付き合いに「何もかも共感し合うこと」を望んでいて、
友達にも、感覚が同じ人を求めていました。
相手が違う感覚だと、自分の感覚が否定されている気がして、
そんなことないんですけど、どこかそう思ってしまっていました。


でも、インプロやって、これだけ違う発想があって、
それぞれの発想が違って面白いと思えるようになったことで、
そんなことを求めなくなってきました。


実は、昔は、職場で後輩の一挙手一投足を見逃さず、
すごく厳しく教えていたんです。
自分と同じやり方でないと許さなかったり、
少しの違いも認めなかったり、、、
まるで自分のコピーを作るような感じですね。
それが、コントロールしなくなったのは、
インプロのおかげで、何があっても、自分はフォローしてあげられるという
自信が出てきたこともあると思います。


昔の後輩は、何があったんだろうって不思議がっているみたいです(笑)。


IJ:
インプロのちーぼーさんしか知らない私には、どれも驚く話ばかりです。
インプロで、本当に大きなご自身の変化と出会えたのですね。


これからの夢や想いがあれば、聞かせてください。


C:
今日、こうやってお話して、自分を振り返ってみて、
今思うことは、「インプロを広めたい」ってことです。


今までは、インプロは自分が楽しむものでした。
だから本当にインプロの稽古に来るのが楽しみでした。
でも、今、色んな人に知ってもらいたい。観てもらいたい。


職場もそうですが、普段、コミュニケーションがなさすぎること、
イエスアンドじゃなくて、否定から始まることで、うまく回らない場面をよく見かけます。


私は、インプロと出会う前、生きるのが大変でしたけど、
今、人と繋がれて、生きるのが楽になってきています。
違いを感じ合えるし、色んな発想や自分が思いつかないことに出会い、
知ることができています。


だから、そんなインプロを皆に知ってもらいたい。
インプロを伝えたい。

そんな風に思っている自分に、今、気がつきました。


IJ:
胸が熱くなります。
せっかくなので、最後に、
読者の皆様に、今一番お伝えになりたいことをお願いします。


C:
インプロを通じて私が得たこと、それは、
「他者は変えられない」でも、「自分は変えられる」ということです。


現状を変えたいと思っている人がいたら、
ちょっとものの見方を変えてみて下さい。
物理的には何も変わらなくても世界が違って見えることもあります。


また、自分を変えたいと少しでも思っている人がいたら、
どうせ、と諦めずにやるだけやってみて下さい。
変わりたいとさえ思っていれば、必ず変わります。


IJ:
素敵なメッセージをありがとうございました!

【受講生インタビュー40】~「加点主義」のインプロ~

今回の受講生インタビューは、インプロジャパン・パフォーマンスコースを
ご受講中のにのきんこと、二宮貴彦さんです。

普段は、自動車部品メーカーで、総務人事のお仕事をされている二宮さんが、
インプロを始めて3年。
2度のステージも経験し、今では二宮さんの姿を見て、
ワークショップに通ってくださっている会社の同僚の方々も
いらっしゃいます。

一緒にやっている仲間達にも、観ているお客様にも愛され、
魅力たっぷりの“にのきん”さんに、インプロの魅力について、
伺ってみました。
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インプロジャパン(IJ):
インプロを始めたきっかけを教えてください。

にのきんさん(N):
インプロジャパンが出版している黄色い本「あなたも本番に強い人になれる
(フォレスト出版)」がきっかけです。

会社で発表する時に、評価されると思うとそこに意識がいってしまって、
あがってしまい、思うようにいかなかったりしていました。
子どもの頃から、順番が回ってきて発言するのも嫌で、
それは何を発言するかが分からないのではなく、周りの反応が
恐かったんです。
そんな時、この本を読んで、「失敗を恐れなくて、何事もイエスアンドで、
前向きに考える」というのがいいなと思いました。

その頃、仙台勤務でこんな楽しそうなワークショップ参加出来たらいいなぁと
希望的観測で思ってたら、なんと東京に単身赴任となり、ワークショップ受講が
希望がかないました‼︎ただ初回受けたベーシックコースの3カ月間だけと思っていたんですけど(笑)。

IJ:
もう3年ですね。(笑)。

N:
ベーシック終わった時は、クラスの皆が続けると言ったので自然と自分も・・

でも、そのうち、発表すること、自分で表現することが楽しくなってきまし
た。

それも、その場で自分が感じたことを表現することが楽しいです。

IJ:
恐がっていた「表現すること」が楽しいと思えるようになったとのことです
が、にのきんさんが思う「楽しい表現」とは何ですか?

N:
体が自然と動いて、皆と繋がったことが、形になることです。

もし思考に行ってしまい、自分だけで考え込んでしまって、
感じたことを表現できないとわけが分からなくなるし、
それは何とも繋がってないから。

IJ:
なるほど。
ただ単に「発信」だけの表現ではないのですね。

ここで、にのきんさんから見た「インプロ」の魅力について、
伺いたいのですが、会社の同僚の方も、にのきんさんの影響を受けて、
ワークショップに参加してくれていますね。

N:
総務人事の仕事をしてて、従業員のパフォーマンスが上がるように対策をすることが
求められる部署なんですけど、理想は、「減点指導」ではなく、
良いところを褒めて個性が伸びる組織風土。
インプロは、まさにそれだと思います。
少しでも、身近な人達から知って前向き、上向きに明るいチームワークが花咲かないかなぁと…。

IJ:
「加点主義」ですね。

N:
自分自身、チャレンジする前から失敗したらどうしょうと先に考えていたのが、「チャレンジしなければ始まらない」と
インプロで心を広げられる感覚を持てたので、会社という組織の中でも、そういうことが広がったらいいなと思っています。

それに、インプロの見方で、周りの人に、向き合うと人間関係が良くなっていく 気がするんです。
インプロの仲間達は、人の悪いところではなく、良いところを見ていています。
そういう目で接すると、仕事もうまい働きかけになっていくと思います。

IJ:
素敵ですね!
にのきんさんみたいな人が人事にいてくれたら、社員の皆さんは嬉しいですよね、きっと。

インプロをやって、ご自身の変化があれば、教えてください。

N:
以前は、上層部の人に報告する時、直属の上司に「緊張しないように」
と言われていましたが、今は、緊張しがちと言っても信じてもらえなくなりました!(笑)

それから、仕事柄、交渉ごとが多いですが、駆け引き的に行うのではなく、
心を込めて、皆が幸せになる大目的を意識して、話し合いをするようになりました。
ピンチをチャンスに変えることができるようになったのも感じます。
夏まで人事部門を任されていたのですが、昨秋から総務部門のマネジメントも任されることになり、
人事と総務の垣根を越えて相乗効果を生むこと出来たらとピ ンチをチャンスに捉えられて、
頑張れているのは、インプロの発想のおかげです‼︎


あと、プライベートでは、TVドラマを観る時、視点が変わりました。
以前はストーリーの面白さにしか興味がなかったのが、
今は、俳優達がどう演技をしているか、
どんな「表現」があるのかが気になるようになりましたね。

IJ:
「表現」のヴァリエーション・・
今後、インプロだけでなく、様々な場面で見せていただけそうですね!

最後に、にのきんさんの考える「インプロ」について、教えてください。

N:
「インプロ」は、「今」にある。
先を考えるのではなく、そこに何かが降りてくる感じ。
だから、うまくやろうとか、何をしてやろうとか、
「エゴ」にならずに、流れにそって導かれていくもの。
それが「インプロ」だと思います。

【受講生インタビュー39】~「イエスアンド」というギフト~

今回の受講生インタビューは、インプロジャパン・パフォーマンスコースを
ご受講中のマキこと、石巻遥菜さんです。

演劇を専攻する大学4年生のマキさんがインプロを始めたのは、
高校3年生の秋。
それから、4年。
先月、初めて「インプロ・ミニ・フェスティバル」に出演し、
チーム対抗戦のシアタースポーツで、見事優勝を果たしました。

来春には、いよいよ社会人として歩み出すマキさん。
今回は、学生生活をインプロと共に過ごしてきたマキさんに、
ご自身を振り返ってもらいました。
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インプロジャパン(IJ):
初めてワークショップを受講してくれたのは、高校3年生の受験前でしたね。

マキさん(M):
はい。
演劇系の大学への進学を考えていて、
志望校の受験項目に「インプロヴィゼーション」って書いてあったんです。

「それが何だろう?」とネットで検索したら、
インプロジャパンのワークショップが出てきて、
受けてみようかなと思ったのが最初でした。

IJ:
初めて、ベーシッククラスを受講した時の感想を聞かせてください。

M:
何でもやっていい遊び場みたいな感じがあって、楽しかったです。

今、考えると、まだ高校生だったから、自分の範囲の中での自由で、
既存(自分が知っている世界)での物語だったけど、
それでも、演劇をやりたかった自分にとって、
自由に自分じゃない人になって、芝居っぽいことができることが
すごく楽しかったです。
おままごとの延長みたいで。

IJ:
そもそも、演劇をやりたいと思ったきっかけは何だったんですか?

M:
中学3年の時、初めて演劇の舞台を観て。
内容が面白かったというより、舞台上で役者同士がぶつかって、
それが客席にもこぼれ落ちている感じで、その人達を見て、
「生きてる!」って思いました。
やりたいことやらないと、そういうパワーは出てこないなって。

その頃の自分は、引っ込み思案で、やりたいことをやるというより、
やるべきことをやっていて、それだけでただ安全に生きていられたけど、
その舞台を見た時、その人達に憧れたんだと思います。

「しなくちゃいけない」は、パワーないけど、
「やりたい」は、パワーがあって輝いている。
そう意味で、インプロはそれぞれが自分を解放して、
やりたいことができる場ですね。

IJ:
となると、やはり、「自分がやりたいことができる」ことが、
インプロの楽しいところですか?

M:
始めた当初は、そうでしたけど、今の楽しさはちょっと違います。
「自分がやりたい」と思うことは、周りの刺激があって
生まれてきているものだと思うようになりました。
自分だけでなく、皆の「やりたい」が掛け算して、
それぞれの想いが一つになるのが楽しいです。

IJ:
そうなんですね。
ここで、マキさんが考える「インプロの魅力」を教えてもらえますか?

M:
まずは、「イエスアンド」。
相手から出たものを受け取って、それを膨らまして、その場に返す。
その繰り返しで、その場でつくっている「生」感が好きです。
それがなかったら、インプロの意味がないと思う。

初めて、スタジオでインプロのショーを見た時、
あるプレイヤーがそこで生まれたもの、出てきたものをすべて拾って、
膨らましているのを見て、すさまじく面白くて、勢いを感じました。

そのイエスアンドのおかげで、プレイヤー同士が繋がって、
パワーが湧いてくるんだなと思いました。

もう一つの魅力は、インプロを始めてから、色んなことを「ギフト」と
思えるようになったこと。
自分に訪れるもの、投げかけられているものは、全て安全でワクワクする
「ギフト」だなと思います。
それなのに、折角出てきたものを拾えなくて、消えていっちゃうのは、
ギフトが無駄になったみたいで、とても悲しいですよね。

IJ:
「いろんなことをギフトと思えるようになった」って素敵ですね。
 そのことで、自分が成長したなと思うことはありますか?

M:
何気なく見てきたことをギフトだって思うと、
「チャンス」を見つけられるようになりました。
たとえ「リスク」も「チャンス」だって。

だから、何に対しても積極的に行動を起こすようになりました。
以前は、新しいことや未知に対して、不安が先行して、
やらなかったりしたけど、今は、やりたいと思ったら、
知らない人ばかりのところでも飛び込んでいけるようになりました。
折角そう思ったのだから、やってみようって。

「イエス」すると、世界が広がって、人との関わりが生まれますね。
例えば、人と出会う機会も増え、
そこで舞台出演の声を掛けてもらえるようになったりもして。


未知なことでも、楽しい絵面を想像できるようになったから、
色々なことをポジティブに捉えられるようになりましたね。

IJ:
積極的に行動するといえば、先月は、初めて、
「インプロ・ミニ・フェスティバル」に挑戦しましたね!
見事、チーム優勝をしましたが、その体験を通じて、
どんなことを得ましたか?

M:
今でも、一番思い出す瞬間は、
舞台袖で、チームメイトとずっと手を繋いでいた瞬間です。
そのおかげで、その後も舞台上でも繋がりを感じられました。

人と繋がっている瞬間って楽しいし、怖くない。
安心して、自分を解放し、自然と「こうしたい」「こんなことしたい」
という思いが次々にでてきました。

インプロって、自分の考えがオープンになって、自分自身がさらされて、
恥ずかしいことだし、怖いことじゃないですか。

でも、「拾ってくれる」、「受けとってくれる」、
と思うと、繋がりの安心感から、信頼が生まれて、
自分を出せると思うんです。

IJ:
これから、インプロでさらにどんなことを挑戦してみたいですか?

M:
もっと深いイエスアンドをしていきたいです。
アイデアのイエスアンドではなく、
心のイエスアンド。
相手が投げてくれたことを自分の心で感じて受け取って、
だから自分がどうしたいのかをアンドで返す。

自分の心にも正直になって、受け取ることも心掛けたいです。

例えば、もし何かを素直に受け入れられず、「ノー」と思ってしまった時、
その自分の心も受け取り、「なぜ、自分は、ノーなんだろう?」って考えると、
その感情を受け入れた上での「こうしたい」という、
自分の心を伴った「イエス」が出てくるって思うんです。

相手に合わせるだけの表面上の「イエスアンド」ではなく、
互いの想いを一緒に積み重ね、ぶつけ合うことができる本当の意味での
「イエスアンド」を目指します。

その為に、「ノー」と思ってしまったアイデアには、
受け入れたらどんな可能性があるか想像する時に、
ただイマジネーションを働かせるだけではなく、
自分の価値観の中で一番大事に思っていることと繋げるようにし
てみる。
そうすれば自然に、「素敵だな~」と感じれて、心からこうしたいと思う
「アンド」を出せると思うんです。

IJ:
自分の気持ちをも「ギフト」と思って、チャンスにしているのですね!
ポジティブな想像力、参考にしたい大人はたくさんいると思います(笑)。

そんなマキさんが思う、インプロがくれた最大のギフトは何ですか?

M:
自由になっていい、自分は自分でいいという考え方。

生きることが楽になりました(笑)。

IJ:
最後に、来春、大学を卒業するわけですが、どんな大人になりたいか
教えてください。

M:
やりたいことを待ってあげられる大人。
それをイエスアンドして、自由にやらせてあげられる大人。

社会って、協調、協調って言われて、やっちゃいけないとか、
皆がこうだからこうしなきゃいけないってことを求められるけど、
各々が自由に個性を出して、それをイエスアンドしたほうが
面白いし、気持ちを押さえつけてないから、
それがまとまると凄いエネルギーがあって、気持ちいいと思うんです。


自分には、自分を受け入れてくれる大人が周りにたくさんいたから、
自分がやりたいことができるようになったし、
今、「自分を好き」と思える時が多いんです。

だから、そんな大人になりたいです。

【受講生インタビュー38】~観客との一体感を味わえるインプロ~

今回の受講生インタビューは、インプロジャパン・パフォーマンスコースを
ご受講中のみっちゃんこと、山﨑倫子さんです。
普段は俳優として、児童劇を中心に様々な舞台に立っている山﨑さん。
今夏の「Tokyo Impro Fesival 2014」では、国内外のインプロヴァイザーと
競演したり、また今月末の「Impro Mini Festival vol.14」
http://www.tokyoimpro.jp/minifes )では、
3公演に出演します。
今回は、インプロの舞台でも活躍中の山﨑さんに
エンターテイメント・インプロの魅力について、お話を伺ってみました。


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インプロジャパン(IJ):
インプロを始めたきっかけを教えてください。
山﨑さん(Y):
娘が保育園の時に、お友達に誘われて「キッズクラス」に連れてきたのが
インプロとの出会いです。
「劇あそび」のようなものということだけ聞いていて、
インプロがどういうものかは知りませんでしたが、
元々、楽しそうなお誘いには行ってみるという家庭だったので。
IJ:
その時の印象は?
Y:
当時の先輩キッズ達が、初めて参加した自分の娘達を上手に引っ張っていて、
「うまいな~」と感心したのを覚えています。
IJ:
今では、そのお嬢さんもベテランキッズプレイヤーですね!
その後、みっちゃんご自身もインプロを始めたわけですが、
その理由はなぜですか?
Y:
初めてショー(NeXT IMPRO THEATER)を観た時、とにかく面白くて、
自分が書いたタイトルが読まれて、考えていたことが
舞台上で一つのお話になるのがすごいな~と思いました。

ショーの最後に娘が「どの瞬間が面白かった?」と聞かれ、
娘が答えたところがメインの場面ではなく、ほんの些細な瞬間だったのですが、
パフォーマーの皆さんがその場面を再現してくれたんです。
観客との一体感があって、楽しませることを考えているショーを観て、
いつか私もあの舞台に立ちたいと、あの頃から考えていたと思います。
IJ:
そこが、みっちゃんの考えるインプロの魅力ですね。
普段、台本のあるお芝居をやっていらっしゃいますが、
インプロとの違いと共通点について、伺えますか?
Y:
どちらも共通して言えるのは、始まったその瞬間、
観客をパッと「現実」から「非現実」の世界に連れて行ってくれるところです。

違いは、「観客」との関係かなと。
演劇の場合、決まったストーリーがあって、台本を信じて作り上げた「役」と
「観客」の関係であるのに対して、インプロの場合は、「役者自身から生まれた
役」と「観客」。
観客の目の前で役が生まれるので、作品に登場するキャラクターだけでなく、
それを演じる役者の素の部分も楽しむことができると思います。
役者個人の資質が舞台を作っていくので、ライヴ感がありますよね。

なので、観に来てくれるお客様の感想も違います。
演劇では、作品に対する感想が多いのに対して、
インプロでは、役者達の発想やパフォーマンスを観て、
受けた感想をもらうことが多いです。

そういえば、今年の7月、
東京インプロフェスティバルのマエストロ(個人対抗戦)に出演した時、
嬉しい感想を頂いたんです。
その時、アメリカやスペインのメンバーも含め、
色々な分野で活躍する個性豊かなプレイヤー達が揃っていたんですが、
終演後、あるお客さまが私を観て「演劇をやっている人のインプロだって思いました!」
と言ってくださったんです。
インプロは、お客様が自分の個性を受け取って観てくれるんだなぁと
とっても嬉しかったです。
IJ:
お客様との距離が近い感じがしますね。
みっちゃんがおっしゃるインプロの魅力の一つ「一体感」というのは、
そこにも表れているのかもしれませんね。
さて、インプロを始めてから、ご自身に何か変化はありましたか?
Y:
まず、舞台で、反応に敏感になりました。
児童劇は、インプロと違って、段取りがたくさんありますが、
そこに意識をとられず、演じること、観客、
その場に集中する力がついたことで、劇場全体を感じれるようになりました。

なので、客席が身近に感じられるようになりましたね。
前説(始まる前のご挨拶)で、子ども達との交流を楽しめるようになり、
そうすると、その後のお芝居でも、子ども達がいろいろな反応を
してくれるし、こちらもそれを受け取れるし、観客との一体感が
前より生まれていると思います。

それに、即興で表現することに慣れたことで、
以前は、「こうあらねば」という意識にどこか囚われていた自分が、
今は、どんな場面でも受け入れられるという「根拠ある自信」が
持てるようになり、オーディションや仕事現場でも、
いい影響を与えてくれています。
IJ:
インプロでの今後の夢を聞かせてください。
Y:
プロのインプロヴァイザーになることです。
IJ:
みっちゃんの言うプロとは?
Y:
ツメが甘くなく、観客が常に安心して観ていられるパフォーマーです。
「即興」だから何でもありということではなく、
どの瞬間もエンターテイメントとして見せられるものを創りたいです。
インプロは、役者の素が見える楽しみがありますが、
それすらも見せ物にできるエンターティナーになりたいです。
IJ:
きっと、今度の「インプロ・ミニ・フェスティバル」でその姿を
観せてもらえますね。
最後に、フェスティバルについて、一言、お願いします。
Y:
職業も年齢もバラバラな大人達が、真剣に舞台に向き合って、
キラキラしている姿を、是非、観にいらしてください!!



インプロミニフェスティバル情報はこちら
http://www.tokyoimpro.jp/minifes



【受講生インタビュー37】~日々を幸せにしてくれるインプロ~

今回の受講生インタビューは、インプロジャパン・パフォーマンスコースを
ご受講中のべし。こと、安倍能行さんです。
普段は、プラントエンジニアリングメーカーで、
安全衛生部門にお勤めの゛べし。″さんは現在50代半ば。
とにかく「インプロ」が楽しくてたまらないそうです。
無邪気に楽しむ彼のパフォーマンス姿は、若い世代の人達をはじめ、
多く仲間達に刺激を与えてくれています。
今回は、べし。さんにインプロの魅力について、
お話を伺ってみました。
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インプロジャパン(IJ):
インプロを始めたきっかけを教えてください。
べし。さん(B):
所属している日本ファシリテーション協会で、インプロの企画メンバーを
募集していて、なんだか面白そうだなって。
その「インプロ」を知るために、インプロジャパンのトライアルクラスを
受講したのが最初です。
実は小学校のころ、学芸会でおじいさん役をやったんですけど、
スポットライトを浴びることが気持ちよかったのに、
うまくいかなかったことがずっーと心に残っていたんです。
「インプロ」に興味を惹かれたのも、心のどこかで、
もう一度演じる体験をしたいと思っていたのかもしれないです。
IJ:
そうだったんですね。
初めて体験した時のインプロの印象はどうでしたか?
B:
とにかく楽しかったです。失敗しても楽しいって、他にないですよね。
それから3年が経ちますが、それが続いている大きな理由の一つ。
今は、「インプロに出会えて、本当に良かった」って思います。
インプロで自己開示がスムーズになったし、それは、職場でもいい影響を与えて
くれていて、仕事の仕方も変わってきたんじゃないかな。
IJ:
どんなふうに変わったんですか?
B:
社内で安全教育をしていますが、
インプロを始めてから、まずこちらが自己開示をして話すことで、
相手を知ることができ、双方向からの指導ができるようになったと思います。
教育する上で、互いの垣根を取り払うことは大切ですから。
具体的に、アプローチ方法も変わりましたね。
一方的に知識を知ってもらう形から、
受講側にどう感じているかを考えて、話し合いをしてもらう時間を
作るようになりました。
インプロを通じて、「自分で気づくことで変化する」と
自分自身の体で知ったことが、大きく影響していると思います。
あ、それと、インプロで自然と感情表現が豊かになって、
親しみやすく感じてくれている新入社員達もいるようです。
IJ:
社内で、有名人なんじゃないですか?
B:
そうですね。
社内報でいろいろな話題で取り上げてもらったりしています。
そこで、インプロのフェスティバルに出演するときに、紹介もしてもらいましたよ。
IJ:
いろいろな場面で、インプロを紹介してくれているのですね。
有難うございます。
今までも、お知り合いの方に、ワークショップや公演をご案内してくださって
いますよね。
これから、どんな方々に、インプロをやってもらいたいですか?
B:
若い人達に、インプロやってもらいたいです。
いろんなことが楽しくなれるから。
知らない間に、楽しむ力が引き出されているので。
日本はこれだけ恵まれているのに、不満を言う人や不足感がある人達が
多いように思うんです。
インプロやっていると、小さなことがとっても楽しいことに感じられるから、
皆がインプロしたら、日々を幸せに感じられる人が増えるんじゃないかな。
あと、日本人の奥ゆかしさも大切だけど、内面をもっと出せて、
自己表現が豊かになると、コミュニケーションも楽しくなれると思います。
IJ:
インプロで自己表現が豊かになってきたということですが、
表現力に必要なことって何だと思いますか?
B:
表現する側というより、受け手側も大切だと思っていて、
相手に心を許せれば、表現力は自然と発揮できるようになると感じています。
だからこそ、自分はもっと器を大きく広げてあげて、
相手を受け止められるようになりたいですね。
IJ:
面白い観点ですね。
さて、表現と言えば、昨年の冬には、舞台出演デビューも果たし、
最近では、若い世代の人達とも一緒にパフォーマンスをしていらっしゃいますが、
彼らにどんな印象をお持ちですか?
B:
若い人達のもつ感性、言葉のチョイス、言い回しとか、すごいって思う。
僕が若い頃は仕事や身の回りことしか目を向けていなかったけど、
今の人達は、いろいろな事に目を向けて多様な見方を持っていて、
自分が思っていることと違う観点がとても刺激になるし、学びになりますよ。

IJ:
「最近の若い子達は~。」という表現ではないんですね。
彼らが聞いたら、きっと喜びますね(笑)。
世代が違うからこそ楽しめる。
べし。さんの、どんなことでも「楽しむ」その姿が、きっと、
会社でも、インプロの場でも、いろいろな場面で、多くの人達に刺激を
与えてくれているのでしょうね。
最後に、今後の夢を教えてください。
B:
2020年の東京オリンピックまでに、インプロのパフォーマーとして、
世間に認識されるよう、精進していきます!

【受講生インタビュー36】~「変化」を教えてくれたインプロ~

今回の受講生インタビューは、インプロジャパン・パフォーマンスコースを
ご受講中のきよりこと、永田麻依さんです。

普段は、システムエンジニアとして、一般企業にお勤めのきよりさんは、
この8月で、インプロを始めて4年が経ちます。
現在では、公演に出演したり、ワークショップのアシスタントも
してくれています。

インプロと出会ってからのご自身の「変化」について、
お話を伺ってきました。
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インプロジャパン(IJ):
インプロを始めたきっかけを教えてください。

きよりさん(K):
社会人2年目に入る時、仕事をしながら、自分のやりたいこともやろうと思い、
ナレーションの学校に通い始めました。中学~大学までずっと放送部だったの
で、興味があったんです。そこで、インプロについて知り、はじめは、
表現の勉強になるかなと体験クラスを受けたのがきっかけです。

IJ:
それから、間もなく4年が経ちますね。
ここまで続けてきた理由は何だと思いますか?

K:
はじめは、最後の発表会が楽しくて。
でも、アドバンスプラスクラスを受講した辺りからは、
インプロ自体が楽しくなり、ショーに対する興味が湧いてくるように
なってきました。
今では、出来上がる作品への意識が強くなってきて、
続けることが自分にとって当たり前になってきています。

IJ:
そう思うようになった具体的な出来事はありますか?

K:
「インプロ・ミニ・フェスティバル」での「シアタースポーツ」
(チーム対抗戦)出演の経験が大きかったと思います。
稽古で、チームのメンバーと出来上がった作品をその都度振り返り、
自分がやりたいインプロ、つくりたい作品を考え、話し合いました。
チームとして、どんな作品を作りたいかを共有していく中で、
周りの環境に左右されずに、作品を創造することを楽しめるように
なっていきました。

子どもの頃から、消極的で、遠慮がちなところがあったんですけど、
この公演を経験したことで、
出られなくなることを恐れて、ただ同調したり、
傍観したりしていた過去の自分と違って、
巻き込まれる中で、自分がやりたいことを見つけ、
自分を出すことができるようになりました。

はじめの頃は、インプロって演技の稽古だと思っていたんですが、
人として成長する場もここにはあるんだと思ったのも、驚きでした。

IJ:
インプロ継続する中で、気持ちの変化があったのですね。
「インプロをやって、自分が変わったな~」と思うところはありますか?

K:
メルヘンになりました(笑)。
現実主義だったんですが、想像力豊かになりました。
なので、情緒豊かになったんじゃないかな。
昔は感情表現が苦手でしたが、感情を出せるようになってきていると思います。

あと、明るい服を着ると思わなかった!

IJ:
それは、周りが言うから?(笑)

K:
というか、「自分が変わろう」と思ったことが大きいんです。
インプロで、人の意見を素直に聞けるようになりました。

紺色が好きで、子どもの頃から地味な色ばかり選んでいて、
周りから明るい色を勧められても、頑固だから、変えなかった。
今は、「ピンクも着てみようかな」と思える。

インプロジャパンでは、年始に皆で目標を絵馬に書きますよね。
私、今まで、「巻き込まれる」→「飛び込む」で、
今年は「変化、そして前へ」って書いているんです。

私にとって、自らの変化を求めるようになったことが、
一番の変化かもしれません。

IJ:
そこにも、継続してきた大きな理由があるのですね。
きよりさんにとって、インプロの魅力って何ですか?

K:
人との距離をすぐに縮めてくれるところ。
人見知りだから、人と仲良くなるのに、長い時間がかかるんですが、
インプロはいろんな手順をすっ飛ばしてくれる。
インプロの仲間達と、違う出会い方をしていたら、
こんなに仲良く、居心地が良い関係になるまで、
2倍も3倍もかかっていたと思う。
でも、それは一緒にやっている仲間達だけに限らないです。
以前、会社の人達に公演を観に来てもらったのですが、
自分の「インプロ」を観てもらったことで、
すごく仲良くなりました。

あと、インプロはネガティブを忘れさせてくれます。
インプロやる前までは、ネガティブな思考にならない為に、
「後悔しない」「後ろ向きなことは言わない」って、
自分で決めていたんですが、それって、結構辛くなることがあるんです。
でも、インプロをやって、楽しいことの方が先に見えるようになり、
自分で思い込もうとしなくても、自然とネガティブな気持ちに
目が向かなくなります。

そして、やっぱりインプロやると、気分が上がります。
見逃さないようにとか、相手を読み取ろうと思うと、自然と集中するので、
頭がスキっとします。
余計なことを考えることなく集中するので、
辛いことがあってもインプロやると、元気になりますよ。

IJ:
最後に、インプロを通じて、自分にどんな変化を期待しますか?

K:
もっと、素直になりたいです。
意地を張らずに、自分をさらけ出して、さらに幸せを掴んでいきたいです!

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