(2010/2/10 記事)

現在、インプロジャパンでは、毎月10クラス以上のレギュラークラスが開講して
います。受講生の多くは、企業や学校などにお勤めの会社員や公務員の方々で
す。今月より、その受講生の方々に、日常生活とインプロの関わりについて、
伺っていきたいと思います。

第1回目の今回は、インプロ歴5年の“のぞむ”さんのインタビューです。
インプロを日頃職場やご家庭でどのように役立てていらっしゃるか、
また今後についても聞いてみました。

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Q1.現在のお仕事について、教えてください。
A1.
教育系の出版社に勤めていて、高校用の教科書の編集を担当をしています。
入社して今年で7年目になります。

Q2.インプロのワークショップに参加しようと思ったきっかけを教えてください。
A2.
就職して2年目の頃、想定外の場面でうまく対応ができなかったり、いいアイ
ディアを提案できなかったりと、自分の弱点が目についてくるようになり、
悩んでいました。
そんなときに、たまたま見たテレビ番組でインプロのワークショップが取り上げ
られていて、興味をもったことがきっかけです。
「ビジネスに必要な機転や発想力が鍛えられる」というので、自分が変われるん
じゃないかと思い、ワークショップに申し込みました。

Q3.インプロを続けていて、自分自身が変わったと思われる点は何でしょうか?
A3.
以前は「自分は発想力が乏しい人間だ」と思っていました。
しかし、インプロのワークショップで、勇気を出して思いつくままに色々と
アイディアを出してみると、仲間達に「おもしろいね」と言われたりするんですよね。
そのうちに、自分も発想力が乏しいわけではなかったんだと気づき、
仕事をしていて困難なことがあっても、「自分には力がない」と諦めたりせずに、
「きっとできる」と前向きな気持ちで取り組めるようになりました。

Q4:職場や日常生活でインプロはどのように役に立っていますか?
具体的なエピソードがあれば、お聞かせください。
A4:
インプロの「ありのままを受け入れる」という精神は非常に役立ちます。
特に、気持ちを切り替えたいときです。
仕事をしていると、小さなことまで入れたら毎日のように何か失敗をします。
失敗したら、以前はすぐにクヨクヨしたり、後悔したりと、後ろ向きでした。   
今はインプロを思い出して、「起こったことはしかたない。
この状況で何ができるか考えよう」と切り替えるようにしています。
その方が精神的なストレスも減りますし、いい結果にもつながりますしね。

家庭生活でもインプロの精神は役立ちます。8ヶ月の息子がいるのですが、
子どもがいるとどうしても自分だけのペースで生活できなくなります。         
例えば、休日の朝はゆっくり起きたいと思っていても、早い時間に子どもに起こされたりとか。
「あー、もっと寝ていたいたいのに」とネガティブな気持ちになってしまうところ、
「それはちょうどいい! 早起きしたから、午前中から家族で公園に行って、団らんしよう」
とすぐに切り替えて、前向きな行動につなげています。

インプロは家庭の円満にも活用できるのではないでしょうかね(笑)。

Q5:今後、インプロでどのような力を鍛えていきたいですか?また、どのように活かしていきますか?
A5:
出版不況や少子化など、会社を取り巻く状況もかなり厳しいです。
だからこそ、ピンチをチャンスに変える発想や、無難な道を選ばずにリスクに
飛び込むといった姿勢が必要になってきていると思っています。

それらはまさにインプロで鍛えられるものなんですよね。

僕が今つくっている教科書というものは、いろいろと制約も多いのですが、
斬新なアイディアを取り入れていく余地はたくさんあると思っています。
まだ具体的な形にはなっていませんが、インプロを活かして、
今までにない画期的な教科書がつくれないかな、と日々思案しているところです。