"インプロシンキング"スタジオ報告

インプロジャパンのインプロ・ワークショップ のスタジオ報告です。

【インプロとは】「インプロヴィゼーション(即興)」の略語。「その瞬間のできごとに即興で対応しながら作り上げられていくエンタテイメント」です。詳しくはインプロガイドブック (http://impro.jp) をご覧ください。

【インプロジャパンのコミュニュケーションコース】職場や学校等、日常生活の中でインプロ・シンキングを行うことにより、コミュニ ケーションスキルの向上や発想力の強化を目指すクラスです。(人間関係力の強化に最適)人前で演じることよりもインプロゲー ムを楽しみながら様々な能力を伸ばすことを目的としています。
詳細:インプロジャパン http://www.improjapan.co.jp

2012年02月

「日常のコミュニュケーション~癖にきづく」インプロシンキング1日体験クラスより 講師:岡崎チカ

2012年コミュニュケーション(インプロシンキング)一日体験クラスのスタートです。

今回も”受け入れる”「イエスアンド」の楽しさと驚きを改めて感じた一日でした。
初めて参加される方も数回受講されている方も日ごろの仕事上の立場や年齢を超えて、
創造の世界で遊びコミュニュケーション力を深めた一日でした。

「日常でのコミュニュケーション」
私たちはごく自然と人とコミュニュケーションをとっています。
お仕事の中でも、人と接することの多い方、パソコンに向かうばかりで人と接することの少ない方、
チームのリーダー的な立場であったり、またはその逆だったり、人それぞれです。

インプロシンキングのクラスを受講すると、自分の気付かなかった一面に気付くことができます。
普段の環境になれてしまい、コミュニュケーションがうまくいかない理由を自分以外の事、相手や環境のせいだろうと考えなかなか打開策を打ち出すことができないこともあるのではないでしょうか、
自分のコミュニュケーションの癖に気付きほんの少しの想像力と”イエスアンド”で前進する感覚を体感できるのです。

クラス前半で行った”ワンワードゲーム”(※一文節ずつ言葉をつなぎ文章を作ります)でのことです。
この日は、最初にスタジオにあるものを二人組となりワンワードでレポートしていきました。
このときは、お互いに目に見えるものを丁寧にアイコンタクトを交えながら行いました。

”これは、スタジオを 暖める エアコンです。 暖かい 風が 出ています。
その横にあるのが、タンスの 扉です。 上の方に 数字が 書かれています。”

AさんとBさんはお互い指さしたり触れてみたりして相手が自分の言葉を受け取れているか確認しながらレポートしました。

次に想像を加えたレポートを行ってみました。

AさんBさんは先ほどと同じエアコンを指さしながら始めました。

”これは、空から 風が 運ばれ あちらの 電話に メッセージがあり
向こうに 書かれた 数字の ところに  ・・・・・ ”

この時”想像”という言葉にAさんもBさんもワクワクしてしたようでした。
しかし相手の目を見るよりは、次に自分が提案したいことに向かいスタジオ内を行ったり来たり積極的に動きまわっていました。
どうやら相手をリードしていたようで実はお互いが自分のアイディアに固執し、よくわからないものとなってしまったのです。


終了後、AさんとBさんは首をかしげ、お互い自分の出した言葉についてどんな意図をもっていたのか振り返りました。

Aさん:最初から”エアコン”を見たとき宇宙船というアイディアが出てきて、
    宇宙船にしようと思って、先のことばかり考え、Bさんの出した言葉をちゃんと受けとれていなかった。
Bさん:さきほど行った、”扉の数字”と結びつけたくて、早く扉の方に向かいたかった。
    Aさんの意図を読もうとせずに自分のアイディを通そうとしてかえって混乱させてしまった。

AさんもBさんも最初のワンワードゲーム(目の前に見えるもの、お互いの指さすもの)では、共有をし的確にワンワードを進めることができていました。
しかし想像のレポートではお互いのリーダーシップが逆に”相手のアイディアを受け入れる”本当の意味の”イエスアンド”を忘れさせていたようです。
日常の仕事上の立場は、リーダーとしてひっぱっていかなくてはならないお二人ですが、思わぬ無意識の癖に気付くことができました。

振り返り後の参加者たちは、今に集中し相手を受け入れることで、たくさんのワクワクするようなアイディアを楽しむことができました。

想像のワンワードレポートでは思いもよらない素敵なアイディアが生まれます。
・緑の四角い箱=未来の洗濯機
・加湿器=癒し効果のある美容器具
・パイプ椅子=空飛ぶ車
・電球 = プロジェクター機能をそなえた立体テレビ電話
 等

遊び心の中から生まれ、”イエスアンド”で出来上がったものは、自分のアイディアだけでは考えられないような素晴らしいものとなり、
なんだか実際に未来に登場するようなものもありそうです。(笑)

20120131impro










受講生の振り返りの言葉より---------

・ここ一年半ぐらい、職場で若い後輩とのコミュニュケーションに困ることがある。
チームで仕事をしなくてはならず、どうしたらまとめていけるか悩んでいたが、今日、1日体験して、後輩に「言わなくてはわからない」と思って言っていたことも
言葉でひたすら説明するより、まず受け入れることから始めてみようとおもう。
もちろん指摘しなくてはならないこと、言葉で言わなくてはならないこともあるが、いままで少しこちらからの発信ばかりだったかもしれない。
まずは相手を受け入れる、いったん全部受け入れた上で、(信頼関係づくり)コミュニュケーションをとっていきたい。

・インプロシンキングはイエスアンドが大切。
相手を受け入れることの大切さを知った。そしてその前に自分を自分で受け入れたい。
相手と一緒に進んでいくということを共有・共感しておけばコミュニュケーションの上でネガティブなこともなくなる。

・相手から力を引き出す(発揮させる)には、相手に何をしても大丈夫だよと感じさせるような安心感を受け手が作らないといけない。

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次回インプロシンキング一日体験クラスは ⇒
インプロ初心者・入門者お気軽にお申込下さい。
コミュニケーションコース・1日体験クラス
2012年2月26日(日)14:00~20:30

詳細・お申し込み インプロジャパン

【受講生インタビュー13】~人生を豊かにするインプロ~

今回の受講生インタビューは、インプロジャパン・パフォーマンスコースに通って2年になる「のりぞう」こと、小池教之さんです。
経営者団体の事務局で、団体職員としてお勤めの小池さん。
職場で、管理職として多くの職員を束ねるにあたって「共感力を高める」ことが課題だと感じていた時に、あるビジネス本で、「インプロ」という言葉を見つけたそうです。
その後、ネットで「インプロ」を調べ、インプロジャパンのコミュニケーションコースの受講から、彼の「インプロ人生」がスタートしました。
昨年暮れに「東京インプロフェスティバル」でショーデビューも果たし、「インプロは、人生を豊かにしてくれます!」と笑顔で語ってくれる小池さんに、「インプロの魅力」について、お伺いしてみました。


Q1.初めてインプロを受講した時のことを教えてください。

A1. 初めてコミュニケーションコースを受講した時、とても新鮮でした。1日で、当初の目的である「共感力を高める」だけでなく、多くの気づきとも出会うことができました。コミュニケーションで大事なのは、「伝える」ことではなく「伝わる」こと。「それってインプロそのもの!」ということで、その後の6回のレギュラークラスも続けて受講しました。 


Q2.その後、パフォーマンスコースを受講されるようになるわけですが、抵抗はなかったのですか?

A2. 自然な流れでした。 それまで、人前でお芝居をするなどやったことはなく、インプロ始めた時も、パフォーマンスをすることなどは全く考えていませんでした。「インプロをもっと続けたい」という思いがありましたし、コミュニケーションを目的としたクラスでなくても、パフォーマンスを通じて実践的に身につけられることが実感出来ていたので、何の抵抗もなく始めていました。


Q3.初めて「インプロ」と出会ってから2年半。日常において、小池さん自身に変化はありましたか?

A3. まず、当初の目的だった「共感力」については、共感しやすくなったことで、部下に対する接し方に変化が現れました。女性のパート職員が多い職場なのですが、彼女たちの仕事の仕方や態度などに問題があった際に、業務中の目に見える部分だけで判断し、指摘していました。でも彼女たちは仕事以外の時間で様々な事情を抱えながら仕事をしているんです。そういった背景を場面として想像し相手に気持ちに共感しながら指摘するようになったことで、これまでのネガティブなものの言い方ではなく、相手が受入れやすい伝え方が出来るようになりました。 それと、インプロのおかげで会話の仕方も変わりましたね。 色々な例え話や笑い話を盛り込んだりしながら仕事を依頼するようになったので会話も弾みますし、皆さんとの関係も変わり、職場の雰囲気が明るくなりました。 以前までは管理者として、「ミッションを果たす、やらなければ!」という意識が強く、それが回りにプレッシャーを与えてしまっていましたが、今では、ゆとりを持って指示を出せるようになったと思います。 

あと、まだあるんですけど、もっと言ってもいいですか? 


Q4.(笑)どうぞ!

A4. インプロのパフォーマンスをするようになって、どんどん人生が豊かになっている感じがするんです。今まで、自分の興味あることにしか目がいかなかったのが、インプロやるようになって、何でも目に入るようになったというか。 インプロって、創りたいと思えば、どんな世界でも創ることができるんですよね。だから、インプロのシーンでのアウトプットすることを意識して、色々なことを吸収するようになりました。なので、インプットの幅が広がったんです。読む本、見る映画、身の回りの出来事、日常で目にする光景、、、。インプロで使えると思うと、日常の全てが面白くなってきて、興味が出てきて、これって人生が格段に豊かになっていると思いませんか?


Q5.では、「インプロの魅力」を一言で言うと?

A5. 「幸せの体験の創造」です。  インプロでシーンをうまく演じることができた時、自分が今まで実際に体験した思い出に匹敵する匹敵するだけのリアリティがそこに生まれます。 舞台上で、即興でコミュニケーションをとり、シーンが創られていくので、自分自身の心がリアルに動き、その心の動きから物語が誕生します。 だから、そこで幸せに感じた感覚が、「本当の思い出」となって心に残るのです。インプロは、架空という非日常でありながら、色々な世界での幸せな体験をコミュニケーションをとりながら、自らの力で創造することができるのです。 


Q6.最後に、今後どのような力を身につけたいですか。

A6. これは、インプロでも人生でも職場でも共通していることですが、先のビジョン (夢)を提示できるようになりたいです。自分にとって、見えているゴールに対して、ミッションを決めて、クリアしていくことはそれほど難しくないのですが、先を提示するのは得意ではないんです。自分の「WANT」を表現していくこと。 これが、今の自分の課題だと思っています。




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