今回の受講生インタビューは、インプロジャパン・パフォーマンスコースを
ご受講中のみっちゃんこと、山﨑倫子さんです。
普段は俳優として、児童劇を中心に様々な舞台に立っている山﨑さん。
今夏の「Tokyo Impro Fesival 2014」では、国内外のインプロヴァイザーと
競演したり、また今月末の「Impro Mini Festival vol.14」
http://www.tokyoimpro.jp/minifes )では、
3公演に出演します。
今回は、インプロの舞台でも活躍中の山﨑さんに
エンターテイメント・インプロの魅力について、お話を伺ってみました。


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インプロジャパン(IJ):
インプロを始めたきっかけを教えてください。
山﨑さん(Y):
娘が保育園の時に、お友達に誘われて「キッズクラス」に連れてきたのが
インプロとの出会いです。
「劇あそび」のようなものということだけ聞いていて、
インプロがどういうものかは知りませんでしたが、
元々、楽しそうなお誘いには行ってみるという家庭だったので。
IJ:
その時の印象は?
Y:
当時の先輩キッズ達が、初めて参加した自分の娘達を上手に引っ張っていて、
「うまいな~」と感心したのを覚えています。
IJ:
今では、そのお嬢さんもベテランキッズプレイヤーですね!
その後、みっちゃんご自身もインプロを始めたわけですが、
その理由はなぜですか?
Y:
初めてショー(NeXT IMPRO THEATER)を観た時、とにかく面白くて、
自分が書いたタイトルが読まれて、考えていたことが
舞台上で一つのお話になるのがすごいな~と思いました。

ショーの最後に娘が「どの瞬間が面白かった?」と聞かれ、
娘が答えたところがメインの場面ではなく、ほんの些細な瞬間だったのですが、
パフォーマーの皆さんがその場面を再現してくれたんです。
観客との一体感があって、楽しませることを考えているショーを観て、
いつか私もあの舞台に立ちたいと、あの頃から考えていたと思います。
IJ:
そこが、みっちゃんの考えるインプロの魅力ですね。
普段、台本のあるお芝居をやっていらっしゃいますが、
インプロとの違いと共通点について、伺えますか?
Y:
どちらも共通して言えるのは、始まったその瞬間、
観客をパッと「現実」から「非現実」の世界に連れて行ってくれるところです。

違いは、「観客」との関係かなと。
演劇の場合、決まったストーリーがあって、台本を信じて作り上げた「役」と
「観客」の関係であるのに対して、インプロの場合は、「役者自身から生まれた
役」と「観客」。
観客の目の前で役が生まれるので、作品に登場するキャラクターだけでなく、
それを演じる役者の素の部分も楽しむことができると思います。
役者個人の資質が舞台を作っていくので、ライヴ感がありますよね。

なので、観に来てくれるお客様の感想も違います。
演劇では、作品に対する感想が多いのに対して、
インプロでは、役者達の発想やパフォーマンスを観て、
受けた感想をもらうことが多いです。

そういえば、今年の7月、
東京インプロフェスティバルのマエストロ(個人対抗戦)に出演した時、
嬉しい感想を頂いたんです。
その時、アメリカやスペインのメンバーも含め、
色々な分野で活躍する個性豊かなプレイヤー達が揃っていたんですが、
終演後、あるお客さまが私を観て「演劇をやっている人のインプロだって思いました!」
と言ってくださったんです。
インプロは、お客様が自分の個性を受け取って観てくれるんだなぁと
とっても嬉しかったです。
IJ:
お客様との距離が近い感じがしますね。
みっちゃんがおっしゃるインプロの魅力の一つ「一体感」というのは、
そこにも表れているのかもしれませんね。
さて、インプロを始めてから、ご自身に何か変化はありましたか?
Y:
まず、舞台で、反応に敏感になりました。
児童劇は、インプロと違って、段取りがたくさんありますが、
そこに意識をとられず、演じること、観客、
その場に集中する力がついたことで、劇場全体を感じれるようになりました。

なので、客席が身近に感じられるようになりましたね。
前説(始まる前のご挨拶)で、子ども達との交流を楽しめるようになり、
そうすると、その後のお芝居でも、子ども達がいろいろな反応を
してくれるし、こちらもそれを受け取れるし、観客との一体感が
前より生まれていると思います。

それに、即興で表現することに慣れたことで、
以前は、「こうあらねば」という意識にどこか囚われていた自分が、
今は、どんな場面でも受け入れられるという「根拠ある自信」が
持てるようになり、オーディションや仕事現場でも、
いい影響を与えてくれています。
IJ:
インプロでの今後の夢を聞かせてください。
Y:
プロのインプロヴァイザーになることです。
IJ:
みっちゃんの言うプロとは?
Y:
ツメが甘くなく、観客が常に安心して観ていられるパフォーマーです。
「即興」だから何でもありということではなく、
どの瞬間もエンターテイメントとして見せられるものを創りたいです。
インプロは、役者の素が見える楽しみがありますが、
それすらも見せ物にできるエンターティナーになりたいです。
IJ:
きっと、今度の「インプロ・ミニ・フェスティバル」でその姿を
観せてもらえますね。
最後に、フェスティバルについて、一言、お願いします。
Y:
職業も年齢もバラバラな大人達が、真剣に舞台に向き合って、
キラキラしている姿を、是非、観にいらしてください!!



インプロミニフェスティバル情報はこちら
http://www.tokyoimpro.jp/minifes