今回の受講生インタビューは、インプロジャパン・パフォーマンスコースに通って2年半になる「かあすけ」こと、池田浩一さんです。 書籍卸業に従事されている池田さん、最近、職場で異動があり、そんな中、インプロを継続することでご自身が変化し続けていることに気づいたそうです。詳しくお話を伺ってみました。

Q1.インプロを始めたきっかけを教えてください。

A1. 数年前、病気にかかり、半年ほど入院をしていました。 日常生活に戻った時、今までと違う何か楽しいものを・・と、 たまたまテレビで見た演劇にはまり、劇場に足を運ぶようになりました。 演劇を観ていくうちに、舞台上の生身の人間のやりとりやその人物がどんなことを考えているんだろう?と、演劇で描かれる世界が今まで自分の周りにはない社会ばかりで、やってみたいな・・と思うようになっていました。 そして、そんな時、インプロジャパンのインプロ公演を観て、トライアルクラスの存在を知り、興味を持ちました。

Q2.実際、それからインプロを始めるまでには時間を要したんですよね。
 
A2. はい。 実は、病気のこともあり、体力的にできるか心配でした。 ただ、その後もインプロが気になり、結局、2時間のトライアルクラスなら大丈夫かなと思って、参加しました。

Q3.そして、あれから2年半。継続して受講されていますね。 続けている理由は、何ですか?

A3. 最初は単発受講と思っていましたが、トライアルを体験して、今までの自分になかった「受け入れ合う」という感覚が、とても面白く、結局、レギュラークラスを受講することにしました。 体のことが心配だったので、新しいことをやるのは、自分にとってとても大きなチャレンジでした。 でも、気がつくと2年半続いていますね。 体ともうまく付き合え、飽きっぽい自分が、全く飽きることがなかったです。

Q4.なぜ飽きないのでしょう?

A4. 1つは、その度ごとに新鮮な世界がそこに誕生する、同じことが生まれないからです。 また、インプロで色々なことをチャレンジする中で、そのご褒美として、今まで知らなかった自分の一面を見たり、他の人達の様々な考えを知ったり、、、。 やればやるだけ、たくさんの発見、気づきと出会えることが楽しく、だから飽きないのだと思います。そして、もう一つ、それは、人との出会いです。以前の自分は、人間不信っぽいところがあったのですが、インプロをやるようになって、「人っていいな~」と思えるようになりました。様々の人達と一緒にインプロをやることで、新鮮な出会いを楽しんでいます。 3月の震災があって、改めてそのインプロを続けている喜びを感じています。

Q5.それは、どういうことですか?

A5. 自分は被災したわけではないですが、正直、色々なショックなことや嫌な現実があり、大変でした。 でも、あの時、自分にとって、ここにスタジオがあることがすごく有難かったです。 ここに来て、皆とインプロをすることで、心の繋がりを感じ、とても救われたんです。また、インプロで出会った仲間の中には、被災した友達もいました。 彼らがどんな状況であっても、インプロ精神を持って、笑って前向きに 頑張っている姿をメール等で知り、逆にこちらが勇気づけられ、感謝しています。

Q6.続いて、インプロを継続する中でのご自身の変化を教えてください。

A6. 人と接することが恐くなくなりました。 極端な話、以前は、他者の目が気になって、外食するのも好きじゃなかったほどなんです。でも、今では、他者から色々なものをもらって自分というものがあるんだなと、他者からの影響を実感し、感謝するようになりました。 最近、職場で、8年ぶりに人と関わる業務に異動になりましたが、以前の自分と違っていました。今は、相手を尊重して、どう自分が動くかを考えるようになり、自分自身が伝えたいこともきちんと伝えられるようになりました。 また、異動という新しい環境に対して、目の前の大変なことに振り回されず、長い目で見て、対応できている自分がいました。これは、インプロで身についたものだと思います。

Q7.今後は、どのように変化していきたいですか? また、目標があれば、教えてください。

A7. もっともっと成長し続けたいと思っています。具体的には、受け入れる器を広げたいです。 もっと人と向き合って、がっつり人と関わる力を身につけたいですね。 現代のネット社会だからこそ、直に会って、場や人ときちんと向き合い、感じとり、関わりあえること、それが、この社会でビジネス的にも生き残れる道だと思います。 そして、今まで自分は、人からいだたくことばかりだったので、これからは、吸収したことを活かして、アウトプットすることで 少しでも誰かの力になりたいです。インプロの舞台は、観ている人達に、happyな気持ちを与えてくれます。 今まで、ステージに立ちたいという欲はなかったのですが、 今は、いつか、自分もインプロのステージに立って、人々がhappy