今回の受講生インタビューは、人材開発アドバイザーで、キャリアデザイン相談等に従事されている小林マサハルさんに、インプロの魅力について、教えてもらいました。小林さんは、7月2~3日に開催される「インプロ・ミニ・フェスティバル vol.10(通称:ミニフェス)」への初出演が決まっております。

Q1.インプロを始めたきっかけを教えてください。

A1. 職場に、人の話を聞かず、勝手に自分の思ったまま突き進む部下がいました。その人が、ある時から、人の話を聞いて、「そうだよね~」と相槌を打つようになったのです。これは、あり得なかったこと。驚いて、聞いてみると、「インプロ」という言葉が出てきました。カウンセラー資格を持つ自分でも手を焼いていたのに、「インプロって、何なんだ?」とその魔法を解き明かしたくて、始めたのがきっかけで、こうして続いています。

Q2.2年以上続いているそうですが、その要因は何ですか?

A2. もともと好奇心が旺盛で、知ったこと、興味を持ったことは、広く深く知りたいタイプなのです。インプロは奥が深くて、やればやるほど、もっと知りたいと思えることです。

Q3.そこまで、小林さんを惹きつけている「インプロ」の魅力は?

 A3. 自己開発です。正直、コミュニケーションにあまり不自由を感じたことがなかったので、始めた頃は、自分と向き合う気持ちはありませんでした。でも、続ければ、続けるほど、自分の勝手な思い込みで、分かったふり、伝わった気で、コミュニケーションをとっていたのでは?と自分を振り返るきっかけになっていきました。ビジネストレーニングやコミュニケーショントレーニングは、色々ありますが、「インプロ」はアカデミックではなく、体感する中で、自分だけでは気づけないことに、自分自身で気づくことができる。人に指摘されたことや教わったことは、直すことは難しいが、自分で気づくと、自分は変化していくことができます。研修などで行う答えがあるロールプレイなどと違い、「インプロ」は、その場で創るので、感情、受け答え、全てが本物なので、自分を見つめるいい訓練だと思います。

Q4.具体的に、ビジネスや日常の中で、ご自身の変化はありますか?

A4. 以前は、ゴールイメージを持って中間目標を立てて、それだけに向かって、動き、部下はそれについてこさせるマネジメントスタイルでした。でも、今は、そこへ邁進だけするのではなく、周囲の変化も捉え、                                      その都度、自分の行動に対し、いい意味で疑問を投げかけて、進むようになりました。 そうすることで、周囲への説得力が上がったように思います。また、今まで見えていなかった周りの意図も気に掛けるようになり、小さなサインも読み取れるようになってきました。 そして、劇的な変化と言えば、「真面目」が「しょうもなくなった」ことです(笑)。自分を隠そうとすればするほど、インプロはできません。バカな自分にも、正直に素直に出すことに抵抗がなくなりました。だから、周りも近づきやすくなったのではないでしょうか。

Q5.そして、いよいよ「インプロミニフェスティバル」ですが、出演を決めた最大の理由を教えてください。

A5. 何よりも、今までミニフェスに出たメンバー達が、ミニフェスに出る前と出た後では、                   パフォーマンスが飛躍的に変化していたことです。自分にとって、「できる」ことはとても大事。研修や教育の仕事をしていると、まやかしでは誰もついてきません。                            語っている自分ができてこそ、説得力がついてくる。  インプロも、やる以上はそこまで行きたいし、それがミニフェスにはあると思ったので、経験できる機会があるならば、逃したくないと思って、決意しました。

Q6.新しい自分を見つけることを楽しむ小林さんですが、最後にミニフェスに向けて、一言、を聞かせてください。
A6. 稽古では、自分をえぐっていきたいと思います。そして、本番、パフォーマンスを通して、観にいらしたお客さまに、「インプロって、なんだかわかんないけど、とにかくすげっー!」ということが伝わればと思います