インプロジャパンには、様々な職種の方々がレギュラークラスに通ってくださっています。企業や学校などにお勤めの会社員や公務員の方々をはじめ、役者や声優など、実際に人前で表現することを職業としている方もおり、それぞれの目的に応じて、ご参加されています。今回のインタビューは、民間の気象会社で気象予報士としてご活躍の傍ら、インプロジャパン主催のインプロ公演にもご出演されているTさんに、インプロの魅力について、教えてもらいました。
--------------------------------------

Q1.インプロを始めたきっかけを教えてください。

A1.元々、芝居をやっており、お世話になっていた演出の方が「即興は面白い」と言っていたことが、興味を持った始まりです。また、仕事で、ラジオの生放送に出演する機会があります。その時、パーソナリティーの方と即興でクロストーク(かけあい)があり、役立つかなと思いました。

Q2.インプロを始めて5年以上になるかと思いますが、お仕事の傍ら、インプロのパフォーマーを続けている理由は何ですか?

A2.私は人に楽しんでもらうことが好きです。続けている理由の一つは、即興で人を楽しませる力を身に付けたいためです。もう一つの理由は、自分自身を磨くためです。即興である「インプロ」は、普通の芝居に比べて、その人の人間性が多く投影されます。そのため、より楽しんでもらうためには、自分を活性化し、磨いていく必要があります。

Q3.インプロを続けてきて、インプロからもらったギフトは何だと考えていますか?

A3.「リアクション力」でしょうか。求められていると感じたもの(インプット)を、瞬時に捉え、自分なりの表現でリアクション(アウトプット)することは、インプロをする際だけでなく、実生活でも大切です。私は気象情報を「伝える」という仕事をしていますが、視聴者が求めている情報かどうか、分かりにくいかどうかを即座に判断し、修正しながら話しています。「伝える」仕事でもリアクションが重要なのです。

Q4.話は変わりますが、先日、某放送局の朝の情報番組で、2度ほど気象予報士として、出演されていましたね。出演前に、仲間達とインプロトレーニングをされたと伺いましたが、それは何故ですか? また、効果はありましたか?

A4.はい。インプロのトレーニングをしてから、生放送に臨みました。よいリアクションができるように、周囲の状況への感度を上げておきたいと思ったからです。番組のスタジオには、司会の方やゲストの方がいらっしゃり、トークもありました。その場の空気を活用して、皆さんと絡ませていただきながら、視聴者に分かりやすい情報発信ができたように思います。先輩方や視聴者の方からも、お褒めの言葉をいただきました。

Q5.最後に、インプロの最大の魅力を教えてください。

A5.人間性と人間性がリアクションを重ねていくということが、最大の魅力です。ただ、それは決して自己満足ではなく、人を楽しませるものであることを忘れないようにしたいですね。