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「Made in Aizu」から伝わるぬくもり~導入企業インタビュー
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インプロジャパンでは、毎月1度、福島県会津若松市にある
仏壇仏具メーカー・アルテマイスター(株式会社保志)様へ、
http://www.alte-meister.co.jp/
「インプロシンキングワークショップ」の実施に伺っています。

保志さんの製品は、職人さんと素材のぬくもりが伝わってくるものばかり。
会津の伝統と“人”を大切にする会社だからこそ生まれてくるのでしょう。

我々は、研修に行くたびに、この会社の魅力に惹きつけられています。

今回のメルマガでは、担当者の方にお話を伺いながら、
アルテマイスター(株式会社保志)様の魅力に迫ります。
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アルテマイスター(株式会社保志)様とインプロジャパンの出会いは2008年初。
分社化されていたグループ会社を1つに統合する組織改革が行われる時、
これまでの概念を解き放ち、新しくチームを作っていくため、
「インプロシンキング」を導入してくださいました。

以降、震災前の2010年末まで、部門長・リーダー職を対象に、
3か月に1度の研修を重ね、そして、昨年10月より、
2年ぶりに研修が再開しました。
しかも、今回の実施は、300名強の全従業員が受講対象者。
毎月数十名ずつ受講してきて、いよいよこの3月には、
全従業員がこのプログラムを受講したことになります。

そこで、研修担当である人事部の佐藤課長と松坂さんにお話を伺ってみました。


インプロジャパン(IJ):
2年ぶりのインプロ研修の再開ですが、今回実施を決めた理由は何ですか?

佐藤さん(S):
以前導入した際に目的としていた「横のつながり」の効果が社内で見られたから
です。

部門長間の会議の時など、ざっくばらんにお互いが話せるようになり、会議が
スムースになりました。
また、インプロ受講の部門長やリーダーが、朝礼の際、息を合わせるゲームや
連想などをやるようになり、それまでの伝達事項だけの朝礼だったのに対し、
毎朝、皆でやるようになってから、それぞれがリラックスできて、
職場が和むようになりました。

IJ:
嘱託の方やパートの方達も含め、全従業員を対象とするというのは、
コストもかかるし、管理等も含めて大変なことだと思いますが、
なぜ従業員の方達の受講が実現したのですか?

松坂さん(M):
社長が、「全社員平等」という考えがあり、また、「人」を大切にしています。
私達自身、大切にされていることを感じています。
その社風が、従業員の働く意識向上にもつながっていると思います。

S:
出入りの業者さんで、風土を気に入り、ここで働きたいと言ってきた人もいるんですよ。

IJ:
分かる気がします。
私自身、伺うたび、従業員の皆さんを通じて、御社の魅力を感じています。

さて、インプロ導入後ですが、何か具体的な変化はありましたか?

S:
ある会議で、行き詰まってしまった時に、一人が、
「それはちょうどいい!という考え方があるじゃないか」と言い
全員がインプロ研修を受講していたので、その言葉はすぐに皆に伝わり、
絶対ムリだと思っていたことが、それをきっかけに、別の方向の見方を
し始めることができました。
それまで、会議の場では、経験でしか見てこなかったのが、
全員が共通して、「それはちょうどいい!」という考え方があることを
知ったことで、視野を広げて考えることが出来るようになったと思います。

M:
新入社員研修でも、インプロを取り入れたことで、お互いの距離が近づくのが、
早くなりました。

IJ:
少し、インプロ研修とは違うお話を伺ってもいいですか?

先日、佐久間副社長に、2年前の大震災の時のお話を伺ったのですが、
大震災の翌日、皆がいつもと変わらずお弁当を持って出社した様子を見て、
「私達は被災者ではなく、支援者」と、直後から、お得意様の支援に回られたのですよね。
震災直後のお話を聞かせてもらえますか?

S:
翌日には、神戸支社より新潟回りで、水・食料・ガスボンベなどの生活物資が届き、
営業担当が被害にあった地域へ運んだのですが、
「保志さんの対応が、一番早かった」と言っていただきました。

また、工場を動かす燃料の確保が大変だったのですが、
お得意さんを通じて、確保する事が出来ました。

IJ:
コネクションですね。
「人の繋がり」を大事にされている御社らしいエピソードですね。

現在、復興に向けて取り組んでいることはありますか?

M:
震災被害はなかった会津ですが、原発によりイメージは下がりました。
今では、お客さまに安心してご購入いただく為、
製品の放射能数値を測定し、問い合わせがあった際は安全であることを伝えています。
会津復興に向けて、私達は、安全を伝え、会津が元気であることを、
会社として発信していくことが大事だと思っています。

IJ:
そうですよね。
この会津の素晴らしさ「Made in Aizu」をどんどん発信していって欲しいです!

インプロ研修の話に戻ります。

以前に、佐久間副社長が、
「インプロを通じて、気づく事はたくさんあります。
一番好きなのは、Yes , and の考え方や、それは丁度良いと受け入れることです。」
とおっしゃってくださいました。

そして、間もなく全従業員の方々のインプロ受講が完了します。

今後、インプロを通じて、どんな職場になって欲しいですか?

S:
壁を取り払って、お互いが本音で伝え合うことで、常にいい方向性を見つけられる
職場になって欲しいです。
インプロで創るストーリーのように、1つの目標に向けてチームワークが
創れたらと思います。

M:
柔軟性を持って、目標に向けて、お互いが受け入れ合い、連携が出来る組織に
なれたらと思います。

IJ:
最後に、お二人から見た、御社の魅力は何ですか?

M:
「人」です。魅力的な人ばかりです。

S:
「人」と、社員を大切にする企業風土だと思います。

IJ:
お二人が、「人」と答える意味・・・とてもよく分かります!
私自身も、その皆さんが創っていらっしゃる「Made in Aizu」のぬくもりを
多くの方々に触れてもらいたいです!!
是非、これからも、“会津”の素晴らしさを発信し続けてください。


今日はどうも有難うございました。