今月の受講生インタビューは、現在パフォーマンスコースを
レギュラー受講してくださっている、みねっちこと片岡峰子さんです。

みねっちさんがインプロを始めたのは2013年の秋。
お勤めのコンサルティング会社で、インプロが活用されており、
代表の方の勧めで、「ベーシッククラス」をご受講くださったのが、
インプロジャパンとの出会いです。


それから3年。
お忙しいスケジュールにもかかわらず、週1回のレッスンを欠かさずに
通い続けてくださっているみねっちさんに、
ご自身とインプロについて、お話を伺ってみました。

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インプロジャパン(IJ):
なぜ、インプロのクラスを受講しようと思ったのですか?

みねっちさん(M):
現在の会社に勤める前から、人材開発業界にいて、
そこで「インプロ」のことを聞いたことがあって、興味があったんです。

元々、決まりきったレールがあったりした時、
もし違うことになったらどうなるだろうと、他の可能性に興味が湧いたりする性格で、
そういう意味でも、「即興で創っていくって面白そうだな」って。


それに、以前、名古屋で司会や、ラジオのレポーターをやっていたこともあり、
「生放送」への心構えみたいなものがあったこともあって、
「即興」に対しては、恐怖より興味の方がありましたね。



そんな中、新しく勤めることになった今の会社で、
「インプロ」のレッスンを勧められた時、
「やったー!やっとインプロができる!」と、喜んで行かせてもらいました。

ただ、当時は、まだ新しい仕事に就いたばかりで、毎日疲れていて
最初の頃は、ぐったりしてあまり楽しめていなかったと思います(笑)。


IJ:
お仕事帰りでインプロ、ハードだったかもしれませんね(笑)。
でも、その後も継続してご受講して下さいましたね。
なぜでしょう?

M:
会社で「インプロ」を取り入れていることが理由の一つでしたが、
なぜ続けてきているのでしょうね・・・


一つは、ここが、私のもう一つの居場所と思っているから。
「イエスアンド」な仲間達がくれる安心感がそう思わせてくれています。


……やっぱり、「イエスアンド」かな。

ずっと探し求めてきていたものが、ここにあったんだという感じ。
ありたい自分の「在り方」に繋がっているのが「イエスアンド」で、その力を育てたいです。


「イエスアンド」って、自分にとって便利というより、
できる自分がいたら周りの人が便利ですよね。
そんな自分でありたいなと。


IJ:
みねっちさんの考えるところの「イエスアンド」について教えて下さい。


M:
「手放す」ことです。


自分なりの考え、持ってるもの、準備してきたことを手放すって、
かなり勇気がいることだと思います。
でも、それに執着して「こうでならねばならない」っていうほうが、
しんどいことだと思うんです。

「イエスアンド」は、執着を手放して、他の観点を見つけさせてくれるキーワードです。



20代の頃、かたくなで、「こうあらねば」って強い自分がいて、
人間関係とかでも、しんどく感じていた部分もあるので、
その頃知っていたら楽だったかも…とも思うけど、
「手放すこと」を素直に受け入れられるようになった今だからこそ、
「イエスアンド」を大切に思えるんだと思います。


IJ:
なるほど。
「執着しない」。


M:
これは、続けてきたからこそ、気づけたことです。

初めて「イエスアンドゲーム」をやった時、
「即興で何かを創るには、そりゃ、この概念がないと創れないだろうなぁ」と
頭では理解していましたが、続けてきてみて、
イエスアンドの奥深さを感じています。


あと、自分自身を振り返るキーワードでもありますね。

例えば、イライラしたり、腹が立ったりする時、
「イエスアンド」に立ち返ると、「今、私はこれに執着しているから、
腹が立っているんだな」と気づけたり、
「だったら、どうイエスアンドできるか」と考えることができたり・・。

自分自身に「イエスアンド」することも大事ですよね。


IJ:
みねっちさんにとって「イエスアンド」って何ですか?


M:
「これがあれば大丈夫」っていうもの。

生きていくことって、不安だらけじゃないですか。
今持っているものがこれから先も持っていられるか分からない。
環境だって、何にしたって、保証はないですよね。

本来は心配性な私だけど、「何が起こってもイエスアンドするだけだ」って。
そう思うと「ラク」になるというか……。

「皆、これを知ったら、幸せになれるんじゃないかな」
って思っていることも、インプロを続けている理由の一つなのかもしれません。


IJ:
実際、お勤めの会社で「インプロ」を活用されているんですよね?
どのように使われているのか、伺えますか?


M:
新規事業や新商品開発のプロセスの中で、アイデア発想のフェーズがあるのですが、
そのときに、インプロのゲームを活用しています。
インプロのルールは、ブレインストーミングのルールと似ているので、
ゲームを通じて「突飛なアイデアを歓迎する」「他のアイデアを否定しない」
「たくさん出す」などのマインドセットになります。
アイスブレイクにもなりますし、インプロゲームをした後は、雰囲気がガラリと変わって、
アイデアがたくさん出るように思います。


いまは、隔週1回の応用インプロのワークショップもやっているのですが、そこでは、
即興で物語を語っていく中で、構想が見えてくることを体感してもらったり、
また、想定外を受け入れ、新しいことを生み出すトレーニングに使っています。



その他に、会社が手掛ける新規事業「TOPICA」では、
http://www.topica-kids.com/
子ども向けのインプロ教室をプログラムの一つにしています。


IJ:
そのお教室は、我々も携わらさせてもらっていますが、
「TOPICA」さんの取組み自体が素晴らしいですよね。
インプロの他にも、お能を学べたりとか。


M:
「アート教育」で「生きる力」を育むことを考えている事業で、
「じぶん決断力・じぶん表現力・じぶん探求力」を伸ばすことを柱にしていて、
その中の「じぶん表現力」の部分で、インプロのお教室を展開できればと思っています。


IJ:
未来の社会人を育てるワクワクする事業ですね!
その中に、インプロがあって、とても嬉しいです。


最後に、みねっちさんの夢を教えてください。


M:
夢……ないです!(笑)。

自分の軸をぶらさずに、いま目の前にあることを誠実に真摯にやるだけだ、と思っています。


それこそ、インプロですね。

「今いるところ」で、イエスアンドしていると、次の扉が開き、新しいものに出会える。


それが楽しみです。


IJ:
これからも、みねっちさんの「イエスアンド」を楽しみにしています。
有難うございました!