今月の受講生インタビューは、現在パフォーマンスコースを
レギュラー受講してくださっている、なること今井成子さんです。

昨年、「インプロ・ミニ・フェスティバル(通称:ミニフェス)」でインプロ公演デビューを果たし、
先日の「インプロジャパンプロジェクト」でも、チャーミングなパフォーマンスを
存分に見せてくれたなるさんは、エネルギッシュなママさんインプロヴァイザー。

飲食店で働きながら、主婦として、母親としても、お忙しい毎日を送る中、
片道2時間もかかって、連日の稽古にいらっしゃるそのバイタリティの背景に、何があるのか。。。

インプロへの想いを伺ってみました。
==========================================
インプロジャパン(IJ):
はじめに、インプロをやってみようと思った理由を教えてください。

なる(N):
友達から「インプロ」の存在を聞いて、面白そうだなと思って、トライアルを受けたのが最初です。

40代に入ってから、この後の自分の人生をより豊かにする為に、
やりたい事に挑戦してみようと思うようになってて・・・
子どもの頃から表現への憧れがあったので、興味を持ったんだと思います。

IJ:
体験してみてどうでしたか?

N:
面白かったですね~。
特に、イエスアンドに魅力を感じました。

ちょうどその頃、ちょっと辛いことがあって悩んでいたんですけど、
否定するのではなく、肯定し合って創っていく「イエスアンド」の体験がとても嬉しかったです。

IJ:
それからもう4年以上インプロを続けていらっしゃいますね。

N:
そうですね。
中学生に入ったばかりだった子どもが、もう高校生ですから。

レギュラーでずっと続けてこられたのは、仲間のおかげです。
自分では大したことないと思っていることでも、仲間の言葉で勇気づけられたり、
一緒にクラスを上がってきた仲間の支えがあったからこそ、こうやって続けられていると思います。

中でも、ミニフェスでのチームメイトと出会えた縁は、とても大きかったです。

IJ:
ここで、そのミニフェスのお話を聞かせてください。
ミニフェス出演したことは、なるさんにとってどんな影響がありましたか?

N:
ミニフェスでは、「シアタースポーツ」というチーム対抗戦に出演しましたが、
チームで挑戦する事の為に、自分自身の課題にも向き合い、すごくいい経験になりました。

ひと言でいうと、「愛を知った」公演でしたね。

IJ:
詳しく聞かせてもらえますか?

N:
私達のチームは、「こんなパフォーマーでありたい」という想いを込めて、
本番までの間、いつもと違うニックネームを自分につけ、お互いその名前で呼び合うことになり、
私は、自分自身に「あいる」という名前を付けました。

以前、”愛に溢れる子”になって欲しいという想いを込めて子どもに「あいる」とつけた人の話を聞いたことがあり、
「愛に溢れる」自分をイメージしてつけたんです。

でも、本番終わって感じた事は、「あいる」は”愛を知る”という意味だったという事です。

稽古、本当に厳しかったです。
でも、そこには、演出家からの「父親的な愛」を感じました。

表現することに憧れていた話を最初にしましたが、それはそういう職業につかないと、素人がやるのは難しいと思っていました。
でも、「インプロの舞台に出る」と決めた私達を信じてくれて、たとえ素人であっても、お客様の期待に応えられるよう真剣に指導してくれて、結果、表現できる舞台と出会うことができました。


それから、チームメイトの姿勢からも色々なことを学び、愛を知りました。

一緒にやっている仲間が、課題に対して一生懸命努力して、本番で凄いパフォーマンスする姿を
目の当たりにして、「努力すれば報われる」って心から思えるようになって、人は成長するんだって、
諦めるのではなく、期待を持つことができるようになったし。

あと、「許す」ということを覚えました。
ある時、私が迷惑をかけたことがあったんですが、チームメイトは私を許してくれたんです。
すごく救われた気持ちになりました。
その時、メンバーが「そんなこともあるよね~って、互いのダメなことも愛すのもいいんじゃない」と言ってくれて…
この出来事のおかげで、自分自身が変わるきっかけになった気がしています。
それからは「許す」方向に考えることで、怒るエネルギーやイライラすることが少なくなったと思います。

IJ:
本番だけでなく、それまでの過程も含めて、全てが「愛を知る」機会となったのですね。
真剣に取り組んだからこそですね、きっと。

なるさんにとって、インプロとは何ですか?


N:
生きている証を感じられるもの。


台本がないインプロは、パフォーマンスする自分がいるから、そこに物語ができるわけで、
そこで、オリジナルな自分を感じることができるので、言ってみれば、
自分の存在価値を感じられる場だなぁって思います。


IJ:
自分のオリジナリティを感じられる。
ステキな表現ですね!


さて、これからの夢ややってみたいことはありますか?


N:
健康寿命を延ばしたいから、できるだけ長くインプロをやりたいですね。
年を取っても舞台に立ち続ける事!

インプロのおかげで、まだまだ自分はやれると思えるようになったし、
それに、インプロやっていると一瞬の判断の連続が脳トレにもなって、
ボケ防止にもなるし、健康で長生きする為にも、インプロをやり続けたいと思います。


IJ:
エネルギッシュななるさんのパフォーマンスをこれからも楽しみにしています!
有難うございました。


N:
こうして、自分とインプロについてお話させてもらって、
私はとっても有意義な人生を送っているなぁ~と、振り返ることができました。
こちらこそ、有難うございました!