今月の受講生インタビューは、現在パフォーマンスコースを
レギュラー受講してくださっている、まさやこと、阿部眞也さんです。

実は、まさやさんは、2004年~2009年までおよそ5年間、
パフォーマンスコースに定期的に通ってくださっており、
『インプロであなたも「本番に強い人」になれる』
(池上奈生美・秋山桃里共著/フォレスト出版)の中でも、
受講生の声として、ご紹介させていただいています。


そして、この4月、8年ぶりにインプロ活動再開!
現在は週2回、満面の笑みでインプロを楽しんでくださっており、
また、「R50指定/大人の創るインプロの世界」クラスでは、
圧巻の存在感とその佇まいに、他の受講生の皆さんからも
絶大な人気を得ています。


今年、65歳をお迎えになったまさやさんは、
5年前に、37年お勤めになられていた会社を定年退職し、
現在は、大学生の就職相談などの
キャリアコンサルタントやコーチとしてご活躍の中、
インプロを日常に活かしていらっしゃいます。

今回は、久々にインプロを再開されてみて、
改めてお感じになっていることなどを伺いました。

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インプロジャパン(IJ):
昨年の夏でしたね、まさやさんが久しぶりにインプロのライブに来て下さったのは。
本当に飛び上がるほど嬉しかったです!!
しかも、その時、「時間が出来たら、またインプロやりたいですね」と
言ってくださり、、それがすぐに実現しましたね。


まさやさん(M):
2007年頃から娘もインプロを始めるようになり、
クラスが上がるにつれて、彼女にもインプロ仲間が増え、
娘から「お父さんが一緒にいると自由にできないから止めてほしい」と言われ(笑)、
ちょうどその頃、仕事もとても忙しい時だったので、一旦、インプロを中断しました。


ただ、その後も娘からインプロの話や、
皆さんが私のことを話してくださっているという事を聞いていて、
その間も、インプロのことは頭にあったんです。


昨年、久しぶりにショーを観に行ってみようと伺った時、
クラスの案内をもらって、ちょうどタイミングがあったこともあり、申し込みました。
正直、その時点では、仕事も忙しいし、
体力も使うし、とりあえずやってみてしっくりこなかったら、
1クールでやめてもいいかな、という軽い気持ちでした。


IJ:
そうだったのですね!
でも、現在、週2クラスも受けて、3クール目に入っていますね(笑)。


M:
1回目、やってみたら、本当に楽しかった。
そして、それだけでなく、今の自分にとって、
インプロを続けることの意義を見出すことが出来たんです。


今、学生の就職のための面談をやっていますが、
まさに、それも即興で、インプロの世界そのものだなって
久しぶりにインプロをやった初日に思いました。


面談においても、
予見を持たずに、好奇心を持って自然体で相手を受け止めることが大切です。
それができないと目の前の学生に集中できず、
落としどころを考えてしまったり、相手をこうだと勝手に決めつけたりと
自身の傲慢さが出てしまう事があります。


色々と取り組んできましたが、
常に、学生とフラットに関わる感覚を持つためのトレーニングとして、
インプロが最も効果的だなと思います。
そして、もっとインプロに浸かりたく思って受講クラスを増やしました。


IJ:
学生の面談について、もう少しお話を聞かせてください。
インプロでのことが、活かされている場面はありますか?


M:
身についた力が活かされている点で言えば、
定年退職してこの4年半で5000回以上、面談をやってきましたが、
それら全て、決めごとを持たず一つひとつの面談を、
違うものとして、目の前の学生と一緒に創り上げてこられた事です。


目の前にいる学生一人ひとりをしっかりと受け止めて、
彼らにとって、今最も必要なことを伝えてきました。
例えば、エントリーシートの書き方にしても、
採用面接でのことにしても、彼らの話を聞きながら、
一緒に工夫します。
こんな風にしたらどうかとアイデアが溢れます、、
まさに、これはインプロでの「イエスアンド」。


それから、学生との採用面接に向けたロールプレイでも
インプロでの力が役立っていますね。
様々な状況設定に応じて、面接官になりきり、即興で学生に応対します。


また、その面接の場面では、
インプロのパフォーマンスで学んだことが活きています。
例え、練習であっても、本番で面接をしている就活生になりきり、
恥ずかしがらない。
やり切る事、徹する事の大切さを伝えています。


IJ:
一回一回の面談が、まさにインプロの作品みたい。
ステキな考え方ですね!


M:
学生達には、ただ内定を決めるだけでなく、社会に出た後も
人生を輝かせて行ってほしい。
その為に、出来ることは何でもしようと思っています。


それに、自分にとって、学生との面談はアウトプットの場。
そう考えると、学生一人ひとりに育てられてきたんだなと思いますね。


ですが、会社勤めをしていた時は、自分にフォーカス(焦点)があり、
自分を成長させたい、こんな自分ではまだまだと足りない部分を探し、色ん
なことを学ぼうとしていました。
欠点を補う為のインプットですね。インプロもその一つでした。
そして、これでもかこれでもかと努力しても、未だ足りないと思っていました。


私は人の採用の仕事にも長いこと携わってきたこともあり、
スキルアップの為に、カウンセリングやコーチングの勉強もしていました。
しかし、退職して、大学で学生との面談を始める段になった時、
最初は、果たして自分に実践でカウンセリングできるのだろうか、
と自信がなく不安で一杯でした。


でも、実際飛び込んでみると、できた。
しかも、自分なりのやり方で。
そして、やっていく中で、今の自分でも十分人の役に立てるんだという事が分かり、
初めて自信を持つことが出来ました。


今は、外にフォーカスがあって、
もっと喜んでもらいたい、もっと役に立ちたい、、
より良いサービスの提供をする為のインプットに変わってきましたね。
つまり、自分自身の出来ないこと、足りないことへ意識より、
自分をどう外へ活かすかということへの意識が強くなりました。
これもまさにインプロでも感じることですが、
アウトプットしないと、自分の中にあるものを自覚できないですから。


学生との面談をするようになり、会社員時代の自分の経験が引き出され、
今までの自分がすべて活かされている感じがしています。
彼らと向き合い、そこに自分なりのアンドで答えてきたからでしょうね。


IJ:
まさやさんに面談をしてもらった学生さん達は幸せですね!


8年ぶりにインプロ再開されて、以前と現在のご自身について、
変化していた点はありますか?


M:
以前は、何かと構え、尻込みしてしまうところが多かったかな。
今は、あまり意識をせずに、積極的にリスクに飛び込めている気がしますね。


IJ:
8年前とまた違った感覚や新たなインプロの楽しみ方とも
出会えているのかもしれませんね。


そんなまさやさんから見た、インプロとは何ですか?


M:
「ありのままの自分を見せてくれる鏡」。


インプロに出てくるものは、自分の人生そのもの。
瞬間瞬間、生きざまが反映されて、ごまかせない(笑)。
自分と向き合うことになるから、常に試されている感じもして、
怖いし、時に目をそらしたくもなりますね。


でも、人が成長するには厳しい環境の中に、自分自身を置くのが一番。
その意味で、インプロは人前に立って、
そうすれば、否応なく、自分の課題と向き合わざる負えず、
その場で乗り越えていくので、だからワクワクもする。
もう中毒ですね(笑)。


それに、インプロは、人と創り上げていくもの。
好奇心持って、まずは受け入れていく。
普段、苦手で見ないようにしていることでも、
インプロでは、触れ合ってやっていくわけだから、良い成長の機会になりますよね。


色々な人からインパクトある刺激を受けるのは、
一種のカルチャーショックのようなもので、
インプロ通じて、まだまだ知りたい分野ややりたいことが出てきます。


まだまだ成長し続けていきたいですね。


IJ:
いくつになっても、成長し続けたいと思えるって、
カッコいいですね!


最後に、まさやさんのこれからの夢を聞かせてもらえますか?


M:
更に上のクラスを極めて、
いずれ、インプロを教える側も目指したいですね。


そして、もう一つは、舞台に立つこと。


『人の役に立ちたい』
『人に喜んでもらいたい』


そういう思いが常にあります。
そのアウトプットができる為にも、
更に、様々なことをインプットしていきたいです。

そのためにも、健康で、体力をつけておきたいですね。
生涯現役を目指して。


IJ:
これからもまさやさんのパフォーマンス、
益々楽しみにしています!


有難うございました。