今月の受講生インタビューは、現在、パフォーマンスコースを
レギュラーで受講していらっしゃるこーじこと、吉川昌利さんです。


こーじさんが、インプロを始めたのは2014年8月。
仕事関係の方から「インプロ」の話を聞いて、
はじめは単発のワークショップにいらしてくださいました。
それから、現在まで継続的に受講し、
これまでに、インプロジャパン主催の舞台公演にも出演しています。


普段は物流関連のお仕事をされながら、週末はインプロを仲間達と楽しむこーじさんに、
インプロとご自身との関わりについて、伺いました。

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インプロジャパン(IJ):
インプロを始められたのはお仕事でお知り合いになった方がきっかけということですが、
なぜやってみようと思われたのですか?


こーじ(K):
インプロジャパンでインプロをやっていた方が、
よく「インプロ」の楽しさや「インプロは自由になれる」ということを
話してくれていて、「インプロって何だろう?」と思うようになりました。

その頃、自分のコミュニケーションについて色々と考えるところがあり、
「人前に出ての話し方教室」とかに通ったりしてたんですが、
関わりがある演劇的なことの方がいいんじゃないかなと思っていて、
その時「インプロ」について聞いて、興味が湧きました。


IJ:
コミュニケーションについて色々と考えていたということですが、
どんなことを考えていたんですか?

K:
まずは、人前で話すことが出来るようになれば、たくさん話す度胸がつくと思ったんです。
度胸がつけば、話すことも楽になると。

業務の中で、人に仕事を教えることや伝えることがあるのですが、
いつも、どこか「今ので伝わっているのだろうか」とか「分かってもらえたかな」と思うことがあったりしました。


当時は、自分の思っていることを伝えるとか、長く雑談ができるようになる為のコミュニケーションを
身につけたいと考えていたと思います。


IJ:
当時は…ですか?

K:
はい。


ただ、その頃の自分を振り返ると、
自分は、苦手な人がいると、距離を置いて、苦手なまま。
相手には、他に色んな側面もあるだろうに、
その一面だけ見て、引いてしまい、より話せなくなる。

そんな自分が好きじゃなくて、そんな自分を客観的に見て、
イライラしている自分がいたのかなと。

でも、今は、そんなことを考えなくなりましたね。


コミュニケーションって、
さっき言ったような「思ったことを伝える」とか「話せるようになる」とか
テクニックのことではなく、自分の心持ちみたいなことで、
自分が変わることで、捉え方も変わるんだなって、思います。
これは、インプロを始めてみて、考え方がそうシフトした気がします。

「コミュニケーションはこうしなきゃ」と思わなくなったことで、
人との関わりがとても楽になり、イライラしなくなってて・・・

インプロを始めてから、自分に余裕が出てきたと思います。

IJ:
「自分に余裕」ってどんなことなんでしょう?
以前のご自身との変化と合わせて教えてもらえますか?

K:
せかせかしていて、その先に何があるという訳ではないのに、
時間的に余裕が持ちたくて、仕事をしていても、バタバタと先へ先へ急いで進もうとしたり、
遅刻するわけでもないのに、走ったり・・・。
でも、たとえ時間的に余裕ができても、いつも、心には余裕がない感じでした。
その状態だから、理由なくイライラしていたんでしょうね。

だから、職場でも、こちらはそんなつもりなく、普通にしてても、
「吉川さん、機嫌悪そう」とか「怒ってそう」と思われていたこともあったみたいです。
でも、今は、話しかけられることが多くなりました。
これって、きっと、周囲の印象が変わったってことかな。



あと、変化したことと言えば、人を信頼できるようになったと思います。
これもインプロのおかげ。
正直、昔の自分は、人を全く信じていなかったですね(笑)。

これも業務でのことですが、仕事の手順ややり方を指導する時、
以前は、その人が失敗することが恐ろしくて、逐一「あれどうした?」とか、
いちいち聞いたり、チェックしたり・・きっとウザかったでしょうね(笑)。
その人を信じていないというものあったでしょうけど、
自分の伝え方にも自信なく、信じていなかったかもしれないです。

でも、今は、教えたら、まずは任せてみて、何かあっても何とかなる。
と、ゆったりと構えた指導ができるようになりました。
教えた人達が、その後、仕事を覚え、できるようになってくれると嬉しいですね。
心に余裕ができたことで、そういう喜びも知ることが出来ました。
指導も、意外なことに(笑)、評判良いみたいで。

IJ:
「インプロ」で意識が変わり、ご自身の表現も変化したのですね。

その他に、環境や日常の変化はありますか?

K:
「仲間」ができました。
濃いつながりの。まるで「家族」みたいな。

インプロの仲間達です。
お互いのことを気に掛け合ったり、心から信頼できる人達です。
これほどまでに、深い関係の友人や仲間は、今まではいなかったですね。

IJ:
ホント、家族みたいに、仲がいいですよね!
いつも楽しそうだなと思ってます。

では、逆に、「インプロ」をやって、どんな自分に気づきましたか?

K:
まずは、自分は、自分が思っているより人キライじゃなかったんだなって。
人と関わるのって、楽しいです。

それと、度胸つけたくて、話し方教室とか行きましたけど、
度胸はあったのかも…と思います。
根本的には人前で出るのが好きみたいです。
ただ、同時に、状況が見えないと、恐怖心が勝ってしまって、
引いてしまうところもあるので、それはまだまだ課題ですね。

もう一つは、引っ張っていくことも好きみたいです。
つい、人にお任せしますという姿勢になる自分もいるんですけど、
時に自分が先陣を切った時に、他の人がそれを膨らませてくれて、
変化させてくれることに喜びを感じています。
先程もお話しましたけど、仕事でも、指導して、
そこから成長してくれる様を見るのが嬉しいですし。

IJ:
まさに、「イエスアンド」の関わりですね!

ここまで、インプロを通じてのこーじさんについて伺ってきましたが、
こーじさんが思う「インプロの魅力」は何ですか?

K:
色んな人の考え方に出会えるところ。
普段の生活の中では、出会えないものに出会える。

そういった意味でも、擬似体験と言うか、非日常体験ができるのが魅力です。

特に、色々な感情表現を思いっきり体験できるところが自分にとっては、
とてもいいです。
ネガティブな感情だけでなく、ポジティブな感情も、
案外、現実では抑えている感情を出すことで、リフレッシュできるし。

IJ:
確かに、ポジティブな感情も思いっきり出すことって、日常ではあまりないですものね!


最後に、こーじさんにとって、「インプロ」とは何ですか?

K:
心に余裕を持てる生活の一部。
前向きになれるもの。

明日から「インプロ禁止」になったら、
またカリカリした人間に戻るかもしれません。

「インプロ」のおかげで、人生、楽しいですっ!
まさか、こうなると思わなかったですけどね(笑)。

IJ:
いいですね!
これからも、益々、楽しんじゃってください!

有難うございました。