"インプロシンキング"スタジオ報告

インプロジャパンのインプロ・ワークショップ のスタジオ報告です。

【インプロとは】「インプロヴィゼーション(即興)」の略語。「その瞬間のできごとに即興で対応しながら作り上げられていくエンタテイメント」です。詳しくはインプロガイドブック (http://impro.jp) をご覧ください。

【インプロジャパンのコミュニュケーションコース】職場や学校等、日常生活の中でインプロ・シンキングを行うことにより、コミュニ ケーションスキルの向上や発想力の強化を目指すクラスです。(人間関係力の強化に最適)人前で演じることよりもインプロゲー ムを楽しみながら様々な能力を伸ばすことを目的としています。
詳細:インプロジャパン http://www.improjapan.co.jp

研修レポート

【インプロ・シンキング】ご担当者インタビュー ~熊本県球磨郡球磨村~

先日、熊本県球磨郡球磨村にお邪魔し、
村の「しごと創生事業」の一環で、
「インプロ・シンキング・ワークショップ」を実施して参りました。

球磨村(観光)サイト: https://go-kuma.com/
球磨村インスタグラム: https://www.instagram.com/kuma_village


球磨村との出会いは、
東京から移住し、熊本県球磨郡球磨村で地域おこし協力隊に従事する
大谷知広さんからのお問い合わせから。

これまで、行政や地域による市民の為の「コミュニケーション講座」としては、
何度かワークショップを実施して参りましたが、地域創生の一環として、
インプロの考え方を役立てたいと、地域おこし協力隊の方から
お問い合わせを頂いたのは初めてのことでした。

昨年末、実際に東京でのワークショップをご受講くださった大谷さん。
その後、実施に向けすぐに動いてくださり、
出会って3ヶ月後、私達は、球磨村にいました。

そして、4000名弱の村で、29名の方がワークショップに
参加してくださったのです!
その実行力には、頭が下がります。

大谷さんの想いを伺い、研修前に球磨村をご案内いただく中、
いつしか、我々にとっても球磨村は大切な場所の一つとなり、
今では、これから、インプロを通じて、球磨村に何を還元できるか、
考えるだけでワクワクします。

今回は、その大谷さんに、
「何故、球磨村にインプロを!」と思ったのか、
また、実施したご感想を伺ってみました。

そこには、「自分達の手で未来を創る」大切なヒントが
ありました。

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インプロジャパン(以下、IJ):
:まずは、球磨村について、ご説明ください。

大谷さん(以下、O):
熊本県の南側、鹿児島県との県境で熊本県の八代市と人吉市の間にあり、
村の約9割が山林、また日本三大急流の一つ『球磨川』が村の中心を流れている、
自然に恵まれた村です。

人口は約3,700人、球磨川とその支流にそって79の集落が点在しており、
林業、農業などの一次産業が盛んです。
観光で有名なのが、
九州最大の鍾乳洞『球泉洞』、『球磨川』の急流を活かしたラフティングなどで、
もちろん温泉も、村内に2ヶ所あります。
特産品は、
日本棚田百選に選ばれた棚田で作る『お米』や、
高地の寒暖差を活かした『梨』、
清流を象徴する『ヤマメ』や『鮎』などが有名ですが、
最近では人口より増加している『鹿』や『猪』を利用したジビエ料理も
有名になりつつあります。

今でも観光用にSL機関車が走っていたり、梅雨頃にはホタルが沢山見れたり、
秋の終わりには村内いたる所で自然薯が掘れたり、
夜にふと空を眺めると『満天の星空』に癒されたりと、
昔ながらの田舎が感じることの出来る癒しの村です。

IJ:
インプロシンキングを球磨村で実施しようと思った理由をお聞かせください。

O:
出会いは、今私が従事している『地域おこし協力隊』という仕事(全国各地に存在し、
それぞれの地域活性化を担う仕事)の中で行われた【起業・事業化研修】でした。

そこで紹介されていた『Yes,and』という考え方を知った時、
自分の中の直感が「これだ!」と叫んでいました。

すぐにそのお話をされていた方に相談をすると、
インプロジャパンさんを紹介してもらい、
早速ワークショップを受けたことが、インプロとの出会いです。


全国どこでもそういった傾向はありますが、
田舎で暮らす方々は大きな変化を望みません。

なので少子高齢化し、村自体も衰退していく中、
どうにかしなくちゃと思っても、
都会的な考え方をそのまま受け入れることには難色を示します。

また、少子高齢化対策の一つとして、
『家族(子連れの方)の移住・定住』という考え方があります。
子連れの場合は、子供にとっても『魅力』(メリット)がなくてはならず、
他の地域よりも子育て環境や教育などで『魅力』(メリット)がなければなりません。

子育て環境は、村らしい良さと子育て支援が充実しているので、
あとは球磨村に取り入れることの可能な『特別な教育』を探すことでした。

この2点において、『インプロシンキング』が私の中でジャストフィットしたのです。

村の変化ではなく村へのプラスαを考える、
村で育った子供たちがどんな世界でも力を発揮できるような教育、
これがインプロシンキングを導入することで実現できると思いました。

IJ:
実施してみての感想をお聞かせください。

O:
とにかく良かったです!

まず1番良かったことは、
参加者の方が全員笑顔でワークショップを楽しんでいたことです。

村ではこういったワークショップやセミナーに人を集めることはとても難しく、
さらに実際興味をもって参加、体験となるともう・・・です。
なので、定員30人に対し29人まで集まり尚且つ全員が楽しんでくれることは、
私の中ではほぼ奇跡に近い出来事でした。

もちろんお越しいただいた池上先生や峰松先生の力も信じてましたし、
インプロシンキングの良さも信じてはいたのですが、
参加される村の方たちに受け入れてもらえるか不安だったことは否めません。

ただ、終わった後に出来る限り参加された方一人ひとり感想を伺ったのですが、
皆さん口をそろえて「参加して良かった!」とか、
「とても参考になった、今後の仕事にいかしたい」、
「いつもと違う発想が出来て楽しかった」、
「今後の自分の成長のために必要な部分が分かった」、
「自分の職場でも実施出来るよう提案してみる」などの言葉や
小学校教員の方は「ぜひともうちのクラスで実施したい!」との
お声をいただきました。
もう本当に池上先生と峰松先生には感謝するばかりです。

IJ:
大谷さんが感じるインプロの魅力を教えてください。

O:
なんといっても、まずは『Yes,and』という魔法のような思考です。
何かを提案したとき、今まで私が多く体験してきたのは、
「~だから出来ない」「~によって出来ない」
「~はリスクが大きいから出来ない」・・・
と出来ない理由を並べ立てるものでした。

例えば、小学6年生の3者面談の際、

先生「大谷、お前は将来どうなりたいんだ?」
私「スポーツが大好きなので、サッカー選手などプロスポーツ選手を目指したいです」
親「スポーツの世界は厳しいから無理よ、まずは勉強して医者とか弁護士とか目指すのがいいわよ」
先生「そうだな、確かに大谷は運動神経がいいけど、プロスポーツ選手になるためには並大抵の努力では無理だし、
なったあとも怪我とかの心配があったり、さらにいつまでも出来るものじゃないから、
そのあとのことも考えると他の道を考えたほうがいいんじゃないか」
私「・・・(じゃあ俺の希望なんて聞くなよ)。」  おしまい。

私も親となった今、先生や親の気持ちも「ごもっとも!」と思います。
ただこれをインプロ的な会話にちょっと変化させると・・・

先生「大谷、お前は将来どうなりたいんだ?」
私「スポーツが大好きなので、サッカー選手などプロスポーツ選手を目指したいです」
親「あら、いいじゃない!頑張ってみなさいよ!
そして、スポーツは体を使うのだから体に関して詳しくなるために医学も目指してみるといいんじゃない」
先生「そうだな、大谷は運動神経がいいからプロスポーツ選手を目指してみるのもいいかもな、
そしてスポーツ選手は常に怪我と隣り合わせだったり、いつか引退もくるから、
その時のためにいろいろと勉強しておくとさらにいいんじゃないか」
私「そうですね!色々と頑張ります!!」  おしまい。


確実に後者のほうがやる気が出ますよね!
大人になった今、社会でもそういったことを感じるときは多々ありますが、
具体例はリアルすぎるのでやめておきます。(笑)


こういったこと以外にも、
みんなで一つのことを作り上げるときや、組織を作っていくとき、
普段のコミュニケーションなど、
とにかくすべてにおいていい方向を向くことの出来るきっかけをくれるもの、
それが私にとってのインプロです。

IJ:
球磨村の地域おこし協力隊として、今後、インプロをどのように活用したいですか?

O:
今後は、球磨村の小・中学校の教育にインプロ取り入れていき、
先にも述べましたが、どんな世界でも力を発揮できるように、
また球磨村での教育を、将来自分の子供にも受けさせたいと思ってもらえるように、
そのように活用出来ればと思っております。

また、一般向けにもインプロワークショップと共に、
球磨村の未来を考える会議などを同時開催し、
みんなで色々な意見を出して未来を考えワクワクするような、
そんな会議が出来たらいいなと思っています。

インプロは私にとっての万能調味料です。
球磨村でやるどんな事(料理)にも活用して(加えて)いければと思っています。 

【インプロ・シンキング講座】ご担当者インタビュー*大学編

インプロジャパンでは、主催ワークショップや企業研修の他、
小学校~大学まで、様々な教育機関で、授業や講座として、
「インプロ・シンキング・ワークショップ」を実施しています。

いつもと違う子ども達や学生たちの様子や、
また回数を重ねるごとに変化を遂げる姿に、先生方もとても喜んでくださり、
有難いことに、一度ご実施いただくと、継続してお声をかけていただくことが
多くあります。

本日は、その中から、2014年以降、年に一度、大学の授業として、
教職志望の学生向けの特別講座として、我々のプログラムを導入くださっている、
木下まゆみ先生にお話を伺いました。

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インプロジャパン(IJ):
「インプロ」を授業への導入理由と実施ねらいを教えてください。

木下先生(K):
大学で教職科目を教えていますが、教師を志望する学生にとって、
他者と関わる力や、そのためのワークショップが必要だと考えてきました。

彼らが志望する「教師」が関わるのは教師と生徒という、
縦の関係だけではなく、保護者や、同僚の他の教師たちとの横の関係も含まれます。
対等な立場同士で、自分の考えや気持ちを伝え、
また他者のそれを受け取ることが重要であることを認識してもらうのがねらいです。

IJ:
2014年以降、毎年実施いただいていますが、毎回、どのようなことをお感じですか?  
学生達の受講の様子と合わせて聞かせてください。

K:
学生一人ひとりで見ると、みな良い学生なのですが、集団になると、そこにある種の「リーダー」がいる時と
いない時で、パフォーマンスが大きく変わるように感じています。
リーダーといっても、みんなを鼓舞するのではなく、楽しんで取り組んでいるのがわかる人、という意味ですが、そうすると、他の学生も少しずつ遠慮がなくなっていくようです。
その為、ワークの中でも、普段付き合いのない学生同士で組んでリーダータイプがいないと、
そういった傾向が見え隠れしますが、そこをうまく講師のナオミさんやカヨさんに突いてもらってるなと
感謝しています。
また、その学生への働きかけ方を観察するのも、教職を目指す彼らににとって良い勉強になります。

IJ:
学生の皆さんからの実施後に聞いた印象的な言葉や出来事があれば、聞かせてください。

K:
インプロを受けた後、他の場面でも積極的に発言するようになったという学生や、
コミュニケーションにおいて、今まで受信ばかりだったけれども、発信を意識するようになったという話を
聞きました。

また、以前、学生が講師のお二人の即興劇について、どういう気持ちで臨んでいるかと質問したことが
あるのですが、「未来に責任を持つ」とお答えいただきました。
その答えが当の学生には印象的だったようで、「未来の自分を意識して、今の自分のことを考えてみる」
と話していたのを覚えています。

その他にも、この講座に参加していた私のゼミ生が、実際にインプロで身に付けた力を活用している場面もありました。
私のゼミでは集団討論をよく行いますが、インプロを経験した学生が司会進行をしていた時に、
その彼が「フォーカス」がどこにあるかを他の学生に頻繁にフィードバックしており、
かなり複雑な議論にも関わらず、大きな混乱もなく良い議論が出来ていました。
コミュニケーションというと、センスや才能と繋げがちですが、
知識や経験があるだけでも全然変わってくるなと実感しています。

IJ:
先生から見た「インプロ」の魅力を教えてください。
また、教職志望の学生達に、「インプロ」を通じて、何を伝えたいですか?

K:
インプロの魅力は、人と一緒に作業をするのが「楽しい」ことであり、
でも、「楽しくなる」ためには、自分も進んで動くことが必要だと体験できるということ、でしょうか。

今の学生たちは、非常に繊細な社会的空間の中に生きていて、
できるだけ面倒を避けて省エネモードで無難に乗り切るのが良いという、
暗黙のルールに従っているように見えます。
人間関係は難しいから、それも仕方ないです。

教職志望であれば、人と関わりたいから教師を志望しているはずですが、
実際は、固定化された教師―生徒の縦の関係という、人と関わる難しさのない、
自分の立場が保証された安全な環境を求めている印象です。
もちろん実際にはそんなことは全くなく、一般企業と同じように、
多様な価値観のある人たちの中で苦労していく仕事です。

そのなかで四苦八苦してなんとか通じ合えるから、それが嬉しくて楽しくなるはずで、
教師は率先してその大変さを引き受ける人であり、インプロを通じて、その見返りは十分ありますよと
わかってほしいと願っています。

IJ:
教育機関で「インプロ」講座を行う実施意義を聞かせてください。

K:
大学であれば特に、授業で「体」を使うことがありません。
小学校の頃は図工や音楽など体を使って学ぶ時間がたくさんありました。
しかし、年齢が高くなると抽象的な学習内容になり、頭の中だけで完結するのが勉強、
それが賢いと受け取られるようになります。

でも、それだけが勉強ではないはずです。
体験するのも大切な勉強ですが、残念ながら、現在の大学ではまずありません。
かといって、学生が体をつかって豊かにコミュニケーションできているかというとそうではなく、
かつてより体の使い方が平板で乏しくなっている気がします。

しかしながら、想像以上にコミュニケーションにおける身体の役割は大きくて、
それが苦手になっているために、学生が過度に対人関係に気を遣うことにもつながっているのではないか。

そういう状況で、インプロのような授業は、実社会に出た後の大きなプラスになるはずです。
豊かなコミュニケーションができる人は、豊かな体の言葉(?)を持っている人だと気づくことができるのは、
インプロならではの魅力です。

【インプロシンキング研修・実施報告】担当者インタビュー/東村山青年会議所様

JC

先日、東村山青年会議所様で、「インプロ・シンキング・ワークショップ」を実施して参りました。
「インプロ・シンキング・ワークショップ」とは、インプロのゲームを通じて、総合的なコミュニケーション力を強化するインプロジャパンオリジナルのプログラム。

日頃、地域の方々と、地域の特性を生かしたまちづくり運動に力を入れていらっしゃる皆様に、
「組織としての団結力を高めるため」として、インプロを体験して頂きました。

終始笑い声の絶えない時間となり、皆様の笑顔がとても印象的でした。
終了後、ご担当の金子愼太郎さんに、実施を終えてのインタビューにお答えいただきました。

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インプロジャパン(I):
今回インプロシンキング・ワークショップを導入された理由を教えてください。


金子さん(K):
実施前、当会議は新体制が発足し間もない為、メンバー同士のコミュニケーションが十分にはかれているとはまだ言えない状態でした。
今後一年間このメンバー全員で一致団結して、共に協力し合い事業運営を行っていく上で重要なチームワークを強化したいと考え、インプロ・シンキング・ワークショップを導入いたしました。

I:
受講中の受講者の方の様子はいかがでしたか?


K:
最初は緊張しているのか、受け身の様子も見られましたが、池上先生による講義とゲーム形式の実践を繰り返す間に、徐々にその緊張もほぐれ、皆終始楽しそうに受講しておりました。
ゲームを通して仲間を呼び合ったり、触れ合ったりするゲームは、進んでいくほど、お互いの距離が縮まっていく事を体感できたように思います。
また、ゲームの間のポイントを掴んだ説明は的確で、みんなが「なるほど!」と思う点が多々ありました。
こういったインプロを通していく中で、メンバーの笑顔が増えていき、最後は今までにないメンバー同士の共感や一体感が生まれたように感じました。


I:
受講前と受講後で、どんな変化が見えましたか?

K:
受講前は、メンバー同士の共同作業経験が少なかったので、お互いギクシャクした部分もありましたが、
受講後は、メンバー同士がより親密になれたと感じました。
特にインプロの中で学んだ「相手との意思の確認」は、他人を思いやれる気持ちや、積極的に手を差し伸べられる気持ちを強く持つ意識が出来たと感じています。
当青年会議所は、委員会毎に例会や事業を行っておりますが、自分が所属する委員会だけではなく、
一緒に頑張ろう、やりきろう、というメンバー全員の一体感が強化された機会だったと感じています。

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金子さん、有難うございました。

ちなみに、皆さんの受講中のご様子は、こちらにお写真を掲載されています。
http://www.hmyjc.com/2016/20160323.htm

インプロジャパンでは、全国にある数多くの青年会議所様・商工会議所様・商工会様で、「インプロ・シンキング・ワークショップ」を実施させていただいています。
毎月の例会や地域での活動イベントなど、多岐にわたってご依頼を賜っております。

ご興味ある方は、是非、info@improjapan.co.jp までお問い合わせください。





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