October 21, 2011
藤本敦夫 (Colored Music) - 高原に列車が走った・オリジナル・サウンドトラック (Atsuo Fujimoto - Kougen ni Ressha ga Hashitta, Original Soundtrack)
藤本敦夫 - 高原に列車が走った・オリジナル・サウンドトラック
Atsuo Fujimoto - Kougen ni Ressha ga Hashitta, Original Soundtrack
- 三保純 : Jun Miho (vo :on A1, B2)
- Colored Music (vo :on A1, B1)
- 藤本敦夫 : Atsuo Fujimoto (vo :on A9)
- 橋本一子 : Ichiko Hashimoto (pf :on A3, A5, A7, B3, B5)
- SIDE 1
- Juicy Dry Fruits
- 高校生のテーマ:Koukousei no Theme
- 春:Haru
- 増発運動のワルツ:Zouhatsu Undou no Waltz
- 夏:Natsu
- 彼女は別人:Kanojo wa Betsujin
- 恋人たちのテーマ:Koibitotachi no Theme (Instrumental)
- 離山:Rizan
- Disco Train Running
- SIDE 2
- You Are Only Dancin'
- 恋人たちのテーマ:Koibitotachi no Theme
- 秋:Aki
- Juicy Dry Fruits (Instrumental)
- 冬:Fuyu
- 懐古園 (お猿の追っかけ):Kaikoen (Osaru no Okkake)
- 恋人たちのテーマ:Koibitotachi no Theme (Instrumental)
1984 Victor, SJX-30243, Japan
"Colored Music"の藤本敦夫の担当したサウンドトラックです。作編曲はA3, A5, B3, B5が橋本一子、他が藤本敦夫と、実質的には"Colored Music"の作品と言っても差し支えないかと思います。二人は当時、YMOのライヴのサポートや、"はにわオールスターズ"に参加していたことでもよく知られていますね。アンダーグランド・シーンでは、藤本敦夫がTipographicaの結成にも立ち会っています。
内容的にはColored Musicの1stと藤本敦夫のリーダー作"Beat Jazz"の間を行くような印象ですが、Tipographicaへの影響も考えられる奇抜な作風も更に加味されています。テクノ、アンビエント風味のオブスキュアな音に、切れの良いビートの効いたポップナンバー、時に奇妙な前衛色、更にはオリエンタルな民族アンビエントジャズまで飛び出し、フュージョンやテクノポップ、ニューウェイヴの皮をかぶっている様でそんな型には全くはまらず、大胆不敵な発想の面白さが半端ではないですね。三保純のヴォーカルは決してうまくはありませんが、それを逆手に取って強烈な個性を引き出しているセンスも目を見張るものがあります。
"Ub-X"とか"どこにもないランド"といった近作を聴いても丸くなるどころか、ますます自由になるばかり。恐るべき人たちです。
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Comments
1. Posted by 藤本敦夫 November 14, 2011 11:04
身に余るお褒めの記事を書いていただき、眞にありがとうございます今後ともよろしくお願い致します。
2. Posted by imq November 15, 2011 23:57
こちらこそ書き込んでいただいて感激です。
拙文失礼しました。
ライヴも楽しみにしています!
拙文失礼しました。
ライヴも楽しみにしています!