喜びも悲しみも

2016年09月

寝るねこ
人間は一体何時間寝たらいいのか、人によって違うだろうが,だいたい8時間が普通の睡眠ではないかといわれる。といってもはっきりした根拠があるのかどうか、サラリーマンではそんなに寝れないので健康体で無い人も多いが原因は睡眠不足からとも言われている。大企業の管理職になると、5〜6時間が普通ではないかと言われているがこれもまちまちのようだ。昔から寝る子は育つといわれるがそれは赤ん坊の話であり、一人前になってそんな野坊主なことを言っている間抜けもいるが、はたしてどうでしょうか。

 
 よく眠るというのは睡眠時間の長さもさることながら、その深さが多分い影響するとなると、必ずしも時間だけの問題では無い.深く眠る事は難しい仕事をしている人にはなかなか通用しないことかもしれないが心の持ちようようでいざこざなどもなどもスカット忘れるタイプには通用しないものらしい。
睡眠時間が9時間を超える人には不平分子が多いらしいが確かに社会や政治に対して不満や不快感を持っている人が多いと言われるとそんな気がしないでも無い。

 それに比べて仕事に積極的で快活によく遊ぶ人ほど睡眠時間が6時間程度と少ないが、果たしてどうでしょうか。よく寝てよく遊ぶ人は確かに頼もしい印象をもたれる事は間違いないが、医者に聞くと睡眠の短い人は心臓疾患になる危険があると言われるとハタと考えたくなるのも人間の弱さかも知れない。
伊丹市では「早寝早起き朝ごはん」などともっともらしい宣伝をしているが、どんな根拠から出ているのか聞いてみたい気もする。
安倍さんなど世界を股にかけて金をばらまいているが、気持ちがすかっとしてよく眠れるのでしょうね。

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森本渕の上児童公園に見事な毛虫が発生し山茶花を一週間で食いあらしました。毛虫に刺されると見事に肌荒れを生じますが、公園の入口に出たものだから、周辺の住民も恐ろしくなってすぐ市役所に駆除の願いを申し入れたが,拉致が明かず休日明けを待つて対応する返事に唖然とした市民から抗議の申し出がありました。

 なるほど写真のとおり丸裸にされた山茶花の木から毛虫の見事な行列を見ながらまあ役所のすることだからその程度でしょうと市民も諦めて居ましたが、何しろこの毛虫は曲者で、人間の体臭を好んで空中に浮かびながら人が来ればすぐ飛びつく輩ですから、何とか御願いと申しても明日は休日ですからと聞き入れられそうには有りませんでした。

 毛虫をお土産にして神津支所から市へ数百匹持参したが、公園課からすぐ対応すると薬剤散布をしてくれましたので見事に退治することが出来ました。なんだやれば役所も出来るではないかと、市民も呆れながら安心をした次第でした。

 例年毛虫が発生して公園の入り口を塞ぎますが、特に美しい花でもなくこの際木も古くなっているので伐採するか移植するかして安心や安全などと言わずに暮らせるように願えたらと思っていますが、また一悶着あるのでしょうか。
「山茶花のやど」とゆっくり今夜は歌えるのか、とにかく救われた一日でした。公園課の職員に御礼を申し上げます。

007オープニングフアンフアーレが高らかに鳴り響く。北中吹奏楽部の楽器の音が会場をすっぽり占拠する。32回シルバーフエステイバルの見事な幕開けである。藤原市長も公務多端を割いて祝意を賜るが、さすが3期目となると見事な挨拶が会場を暖かく包んでくる。

 市民も多く参加をして哀愁に満ちた人生を励ましてくれる。年老いて孤独な生活を送っていても、数多くの過去の喜びをたくさん溜め込んでいる人は幸せであるが、参加したメンバーを見るに付け歳月とともにますます輝きを感じる雰囲気が漂い会場はいやが上にも盛り上がってくる。

 単に機械的に参加したものではなくて、陶芸も絵画も展示されている地区の特産品ひょうたんも指先に創造的な喜びを感じ生命の生き生きした喜びを醸し出しているようでもありました。喜びこそ世に生きていく人間の知恵なのかもしれない。

 32回の会を重ねて、手の届かない大きな喜びよりついそこにある小さな喜びをシルバーの人が感じとり、明日への生きる勇気を醸成するところに生きる価値を見出したものがありました。欲をいえばもう少し来場者があってもよかったのにと一面寂しさを覚えはしたが、明日の行事にも期待して帰りました。

ロバの顔と足

 働きバチと世界から批判を浴びた日本でしたが、どうも働くくせは一向に改まりません。労働という作業は本来人間が生まれつきもつていた宿命なのでしょうか.働くことが生きがいでもあり喜びでもあるという事はいつから考えたことなのでしょうか。

もともと人間は働くことの必要のない楽園に住んでいたのでしょう。鳥が唄い花は咲き人々は戯れながら無邪気にそこにあるものを食べて自然とともに生きていたが、なんの間違いかセックスという罪の体験が発生し、楽園を追放され生きるために汲々として日々の労働を強いられるようになったのでしょうか。

 働くことにどんな意義があるのか難しい問題ですが、同じ働くにもロバのように黙々と働くことができる人はあまり見かけません。ロバは馬と違って人々からあまり大事のされず権力者を載せて栄光の場に登場することもなく勇ましい存在でもありません。なんとなく悲しい顔をしてひたすら命じられた労働を黙々と引き受けているだけの動物なのです。大声で叱咤されながら、険しい山道を必死に歩かされていますが、やりきれない思いが沸いてきます。

 シルバーへスイバルに参加しました。働き蜂の老後は喜びにあふれて居たでしょうか。ロバのように只管歩いた小休止の催しでしたのでしょうか。神津の多くの年寄りが何を感じて大挙してきたのでしょうか。働くことにそれぞれの意味があるとは云え、そこには文化の営みが見えたでしょうか。そんな事を考えながら、カラオケやダンス、吹奏楽に陶酔した一日でもありましたが、生きることの難しさを覚えて89歳は今も元気に感謝を込めて生きています。

写真御嶽山噴火

 戦後最悪の火山災害となった御嶽山の噴火から2年がくる。日本列島は活動期に入ったのでしょ
うか自然の恐ろしさは身にしみているが、まさかまさか思うだけにその驚異が現実のものになるとは想像を絶した災害でもあった。自然の美しさに惚れ込んで無防備で山を征服したと勘違いをするものが多いが、危険がいっぱい潜んでいる事を忘れてはならない思いが蘇る。

 伊丹市山の会会長を10年ほど勤めていたが、今さらのように無事にその責務を終えたことに安堵している。東北大震災に始まり津波の恐ろしさに目覚めはしたがまさかの思いが人間に油断という禁断の実を食べさしてくれるが,以後日本列島を縦断して猛威を縦横に駆使している事に国民は正念を新たにしたことでしょう。危機管理という文句は周知していても,イザという時の対応は大丈夫でしょうか。

 こんな川柳を見た。
     生かされて耐える追い風向かい風
     あたふたする人間見てる石地蔵
     酒ちびり夜の孤独にたえている
 御嶽山だけではなく地震天国といわれる自然の脅威に人は寸分の油断が無いことを改めて祈るばかりである。

009

 性懲りも無く北朝鮮の核実験はつづいて入ます。その度に厳重な抗議をしたとか、馬の耳に念仏でも別段腹も傷まないし、まさに犬の遠吠えでも格好はついているのでしょうね。そんな想いに苛まれて中村地区の整備の状況を視察しました。

 戦前大挙して朝鮮、韓国から飛行場の拡張整備のため外国人が神津村にやって来ました。それまでは神津村には一人の外国人もいませんでしたが、神津村の人より多く居住するようになりました。中村地区の中に掘っ立て小屋を建てて劣悪な環境の中で暮らしていました。

 戦後は戦勝国として羽振りを利かしていましたが、昭和25年頃に「北朝鮮は教育医療も無料で地上の楽園という宣伝に乗せられ歓呼の声に送られて帰国しました。平壌は東京などと違って清潔であり、日本で肩身の狭い同胞をひきとり生活を保障し一緒に働こうなど、新聞報道は派手に取り繕っていました。

 透明性や開放性だとか言葉に翻弄された新聞を見ていましたが、冷静に分析する必要があることは今も変わりません。
彼等が住んでいた中村周辺はいま急いで整備をしていますが、立ち退きが完成した記念碑は草に覆われていました。疑問を持ったまま記念碑を改めてみましたが、結局はその時都合のいいように行動する事が政治の役目なのかとぼんやり見て帰りました。

011

 中秋の名月です。突然顔をのぞかせてきました。慌てて我が家の庭からシャッターを切りました。16号台風が来るとか世相騒然としていますが、今夜はもの静かです。

彼岸花

 暑さ寒さも彼岸まで・・・・・近年希な猛暑に襲われたがそろそろ解放されるのでしょうか。彼岸花が田んぼの畦に咲くシーンは秋の訪れを感じます。真っ赤に咲く花は印象的ですが、花言葉も「情熱」「独立」「再会」などなんとなく秋を感じる風物詩です。

 今年の猛暑には閉口しましたが、自然がいつか狂いだしてる印象を深くしました。老境には大変な毎日でした。9月に入っても35度を超える寝苦しい日が続きますが、そろそろ朝夕は涼しい風に慰められそうで助かりました。日本全国で豪雨に苛まれてとんでもない被害を受けている地域が多いがどうしたのか阪神地区だけはほとんど雨も降らず、天の恵みを受けているのでしょうか。

 思い出すが平成6年9月6日は伊丹市は災害救助法の適用を受けるほど豪雨に襲われました。3時間で300ミリをこえ全市が水浸しになるほど被害を受けました。それで200億円を投資して浸水対策を講じましたが、それ以後一切の浸水被害を受けることなく今に至っています。自然の気まぐれには恐れ入るが、そんな記憶が蘇ります。

 台風の季節です。まだ油断はなりませんが、彼岸花をみると、浸水の恐ろしさを思い出し、いつ何が起こるか油断はなりません。危機管理などと言葉の遊びが横行しています平成7年阪神大震災を受けましたが熊本の地震を振り返ってある日突然阪神地区に再来があるのか、油断をしない本当の危機管理とは何かを検証したいものです。

 私はすでに89歳を超えていますが、とにかく元気に暮らせるように身体には十分気を付けています。市民の皆さんも頑張ってください。市政に物言いがあればどしどしと申し付けください。

投手広島黒田
 


















 

 
 プロ野球広島25年ぶりの優勝、胴上げされる黒田投手の男げに感動する。
昨年大リーグから20億円のオフアーを蹴っつて8年ぶりにもどり「カーブのユニホームで最後の一球を投げたいと決断した事が新聞にのっていた。今時の時世にそんな人も居るものかと、感動して記事を読んだ記憶が蘇る。見事に男の意地を投影した同上げであった。

 オバマ大統領が戦後初めて広島を訪れた勇気にも感激したが何か因縁めいた思いがする。人間を忘れた時世ではあるが、これで黒田の野球はテレビ画面では思い出としてしか映らないが、オバマ大統領も任期が終わることになるなど、不思議な時間のめぐり合わせに生きる勇気を与えられた想いもする。

年金生活

 崩壊する年金の行方はひとしく国民の最大の関心事でしょう。>団塊の世代が75歳を超える(2025年)のときは医療や介護の必要性も急増し財政がもたず現行の社会保障制度が行き詰まる恐れがくることは目に見えて居る。いつも心配をしているが一向に改善のきざしはみえず、政治の責任者はそのときはどこにいるかわからない状態が来ることは間違いないでしょう。

 そんな心配をしているとき朝日新聞の記事を見て社会保障制度が崩壊する状況を掲載しているのには驚いています。記事によれば一人暮らしの75歳以上は2025年で447万に上る見通しで15年の1.3倍になる。認知症の高齢者も12年の462万から25年には700万前後に増えるとみられている。75歳以上の急増は、社会保障費にも直結する。75歳以上は「後期高齢者」という枠組で医療費の自己負担金は原則1割に抑えられる一方支出は大幅に増える。一人あたりの平均で医療費は65〜74歳の1.6倍介護費は9倍掛かる。年金などを含めた25年度の社会保障費は15年の1.3倍の148兆円に達すると推計されている。  (朝日新聞9月7日記事より抜粋)。
 
 この記事だけをみても既に年金生活者の将来は暗澹たる思いがするが、社会保障制度を維持するために自己負担を増やしたりサービスを縮小したりして制度を維持する以外に道はないのでしょうか、政治家も真剣に考える責任があるのではないでしょうか。

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