僕の前に道はない。僕の後ろに道は出来る。

税理士の仕事をしていて日々感じること、子育てをしていて日々感じること、人と出会い、人と別れることを通して感じること、社会について、人生について、いろいろ感じることを気まぐれに書いています。

カテゴリ: 日々の仕事で感じること、考えること

税理士の稲葉です。久しぶりにブログを更新します。

一年で一番多忙な毎日ですが、何故かブログに書き留めておきたくなりました。

決して多くもなく、少なくもない顧問先様ですが、この確定申告期には多くの方の一年間の成績である所得金額をいやでも目にします。というより、所得金額を計算して税金を算出します。

税理士に依頼される顧問先様ですから、みなさん高額所得者ばかりです。それは当然、顧問先様の頑張りの結果でもあります。

で、今、こうして無性に書きたくなったのは、15年以上も前にゼロから起業されて当時は一週間で睡眠時間が7時間かも、なんて冗談を言われていた方のことです。

その方は起業当時は文字通り死ぬほど働いておられました。ある程度軌道に乗ってきてからでも、奥様からは二度とこの仕事のお手伝いはしたくないと言われたとか。

詳しくは書けませんが、その方の確定申告書を作成していて、「ああ、ようやくここまで来られたのだなぁ」としみじみ思い、感慨にふけりながらブログ画面を開いたわけです。

奥様と合わせて年収1500万円。これならやってきた甲斐がありますよね。

少しは楽になれたでしょうね。これからは少しずつご自分の時間を確保してご家族でゆっくりしていただきたいものです。

税理士って楽しい仕事ですね。顧問先様の人生そのものが見えますし、本当に共に歩めますからね。

また仕事に戻ります。


昨日、とある研修会に参加しました。テレビでもよく見かける歴史学者の磯田道史先生が講師でした。

歴史から見る経営についてという題目で講演されましたが、興味のある話がてんこ盛りで、1時間半があっと言う間でした。

60年周期で時代が動く話だとか、世界の中での日本の立ち位置をデータで読み解くとか、切り口が面白い。日本史の先生が読み解くからこそ日本人としては学ぶことが多かったように思う。そんな中で「あ、これ、これ!」と思った一コマを書き留めておきます。

鍋島直茂という佐賀鍋島藩の礎を築いた人物の記した言葉を紹介されました。人の分別には上中下があるんだよと分かりやすく説明しているようで、以下のとおり。

上中下の分別の人、上は人のよき所作の分別を見取って、わが分別になすなり。中は人より異見をされて、わが分別になす。下は人よりよき事を言ひ聞かせられて笑ふなり。

勉強でも仕事でも、いや人生すべてにおいて通じる名言ですよね。言われなくても出来る人、言われたら出来る人、言われても出来ない人。

いつまでも謙虚に、そして素直でありたいと思いますね。


今夏の日本は異例づくしでしたね。台風、酷暑、水害と災害が続き、やっと気持ちの良い秋空が広がって来ました。

急に涼しくなって、先週は少し体調を崩しましたが、もう完全復活です。繁忙期に入る前の季節の変わり目に何故か一度は風邪を引いてしまいます。どこかで油断しているのでしょうか。それとも、少し体を休めるように自分自身の身体が不調をきたすのでしょうか。気を引き締めて繁忙期に突入したいと思います。とは言え、まだ年末までには時間があります。今のうちに資産税案件を進めておきたいと思っているところです。

ところで、私にとって嬉しい話を一つ。仲の良い後輩税理士がこの夏、結婚を決めました。真面目で仕事も一生懸命やる男だし、早く良い嫁さん見つけろよ!って常々思っていたので、本当に嬉しい限りです。彼なら仕事も家庭もうまく両立させて幸せな家庭を築けることでしょう。お幸せに。



今日は一日仕事で遠出でした。電車で移動中は読書するか寝る(座れたときだけ)ことにしているのですが、昨日持ち運びできる文庫本サイズの本がないことに気付き、急遽、昨夜、妻とワンちゃんの散歩を兼ねて本を買いに行きました。ワンちゃんと妻を外で待たせていたので、本屋でゆっくり本を選ぶ時間もなく、小さくて気軽に読めそうで何となく読む価値がありそうな、ふと目についた本を購入することにしました。それが「チーズはどこへ消えた?」でした。

昔からロングセラーで常に目にしていたにもかかわらず、意外や買って読む気にはならなかった本でしたが、今回は翌日の携行本として衝動買いをしてしまいました。

「1時間で読めて、10年間役に立つ永遠のロングセラー」なんて帯に書いてあるし、確かにパラパラめくってみても文字は詰まっていない。計画通り、読んだり寝たりしながらちょうど往復の電車で読み終えることができました。

めずらしく、読書感想文のようなものを書きたくなったのは、偶然手に取った本が、今の自分に一番必要な本だったと感じたからです。

中身は当たり前のことが書いてあって、ある意味読んでも分かっていることばかりと思える本でもあるし、本のストーリーとは全く逆の展開を物語にすることだって容易だけど、それでは啓発本にならないからこんな物語なんだとも思えるのだけど、それでも、今の自分にとっては読んで価値のあるものだった。

中学、高校、大学、そして就職してからもずっと平凡で退屈な人生よりも挑戦を選択して、今は行政書士、税理士で独立してる。常に不安と恐怖を感じながらも果敢に挑んできたはずなのに、ここ数年は変化よりも安定を心の拠り所にしてきた気がする。それなりに事業も軌道に乗り、スタッフや家族を思うと、現状維持がベストのような気になっていたのだ。

知らぬ間に腐りかけたチーズを必死で抱えていたのかもしれない。

新しいワクワクするような極上のチーズが、それもちょっと手を伸ばせば届くところに転がっているかも知れないのに…、それに気付かずにいたのかもしれない。

「選択肢が複数あって迷ったときは、心がワクワクする方を選ぶべし」こんなことを書いていた人がいた。

答えはみんな同じ。

でも、必要なときに、必要なメッセージが自分に届いたことにちょっと感動した。



みなさま、こんばんは。久しぶりにブログを更新します。

今日は3月24日の土曜日です。

当事務所は3月15日を待たずに確定申告業務がすべて完了しました。

ほっこりしている税理士事務所も多いのではないでしょうか。

私も少しは気が抜けた気分に浸っています(笑)。

でも、後回しにしてきた業務がたくさんあり、ゆっくりし過ぎると3月決算業務でまた仕事に追われてしまうので、あんまりのんびりはしていられません。

それでも、こうして久しぶりにブログを更新してみたくなるのが不思議です。

実は、今、事務所で一人仕事をしていて「ああ、俺は仕事が好きなんだぁ」としみじみ思い、こうしてブログを更新する気になったのです。

今日はただそれだけ書いて終わりにします。

明けましておめでとうございます。本年も何卒よろしくお願い申し上げます。

さて、皆さまも同じように感じられていることと存じますが、気がつけば年末が終わり、お正月を挟んで、もう仕事始めです。私は、4日から徐々に仕事を始めて体を仕事に慣らしています(笑)。

お正月は皆さまいかがお過ごしでしたか?私は、毎年1月1日元旦に母と弟たちの家族で一緒にお墓参りに出かけます。初詣はその後です。元旦の夜は、これまた恒例の焼肉です。元旦からやってるお店をいつも予約しています。

焼肉を食べながら、二人の弟(私が長男なので)と世間話やら仕事の話やらをするのですが、サラリーマンである弟の話が実に興味深い。サラリーマンなのに新しいビジネスを考え実行していくアイデアと行動力は、自営業者以上のものが感じられました。大手企業に入社しながら子会社に出向転籍を自ら受け入れ、そこで自由に好きなことをさせてもらっているから仕事が楽しいのでしょう。生き生きと仕事を楽しそうに語るサラリーマンは珍しいので、一層興味深く耳を傾けていました。

仕事が面白いという弟の話の中で印象に残った話を一つ。

ひらめいたアイデアを形にしていくことができるかできないかは、要は「やるかやらないか」だけの話なのに多くの人はやらない。俺はそれを実行しているだけだ。面白い例え話が一つ。ふるさと納税。やればお得だからと多くの人に勧めるのだけど、話を聞いて実際にやる人は一握り。ほとんどの人が「面倒くさい」からやらない。やっぱりみんな「やらない」し、「出来ない」ねん。


ビジネスも勉強もスポーツも全て一緒。どんな世界でも「やるかやらないか」の差だけなのに、その差がとてつもなく大きい。「やるかやらないか」の次に来るのが「続けることができるか」ですよね?

多くの人に接して思うのは、何かを話していて、頭にピカッって電球みたいなものが光って目が輝く人で、それを即実行する人で、なおかつそれを続ける人で失敗した人を探す方が難しいっていうこと。私の経験からすると、いつもアンテナ張って、閃いたことをすぐ実践して継続できる人はほぼ「成功」する人だと言っていい気がしますね。にも関わらず愚痴ばかりの人生送る人が多いことを考えるとそれだけ即実行、継続が難しいということでもあるのでしょうね。

これは!!と思ったことは即実践して、それを続けたいものです。



表向きの仕事納めは28日でしたが、12月30日の本日も来客が2件ありました。

午前中に来られたお客様は、コンビニのオーナー様で、二店舗を経営なさっています。

創業以来のお付き合いで、もう十年以上になります。

その方とお話をしていたところ、最近は本当にすぐ怒ったり切れたりする人が増えた、クレーマーが増えたという話になりました。

自分の仕事で、誠意を尽くし、クレームが来ないように過度に気を使い過ぎるせいか、逆に仕事を離れたところで、相手のサービスが悪いと日ごろの鬱憤ばらしか、ちょっとしたことで怒鳴ったり切れたりする人がいるよね、そんな話の展開になりました。

するとコンビニオーナーさんがさりげなくこんな話をしてくれました。

うちでは、従業員に対してお客様に気を使った対応をするようにいつも指導している。だから従業員は、高校生のアルバイトも含めて、お店の人がこんなにも気を使っているんだということを身をもって分かっている。だからこそ、アルバイトの子らには、どこかのお店に買い物に行ったり、ファミレスで食事をしたりしてレジでお金を払うときには、ちゃんと "ありがとう” って言うんやで!って話して聞かせている、と。

相手の立場に立って考える力を、相手の気持ちを察する想像力を多くの人が持ち得たらもう少し世の中ほんわかすることでしょうに。

昔の日本には、無意味な争いを避ける知恵、「お互い様!!」という素晴らしい思いやりの精神が根付いていて、その精神が親から子へと受け継がれてきたと思うのですが、今は、みんな心に余裕がなくなって相手よりも自分、「今だけ、金だけ、自分だけ」精神が世に溢れているようで寂しい限りです。

でも今年最後のお客様からちょっぴり心温まる話が聞けてハッピーな仕事納めとなりました。


時々ここを覗いて下さる皆さま、こんにちは。

また税理士にとって多忙な日々が始まりました。

お決まりの業務は通常通りこなし、更に年末調整業務を12月の給与支給日に間に合うようにこなします。

クリスマス前後なんて年末調整業務のピークですよね。しかも毎年12月23日は祝日です。

バタバタと師走が過ぎ、年が変わると、年末調整の事後処理、気がつくと個人の確定申告業務が始まります。

風邪やインフルエンザが流行る冬の季節に、税理士は一番多忙な日々を送ります。

毎年、似たことを書いてるはずなのに、毎年、同じことを書きたくなります。

きっと自分自身に対する決意表明なのでしょう(笑)。

充実した日々を送れることに感謝し、繁忙期を乗り切りたいと思います。


顧問先の皆さま、ブログを見にきていただいた皆さま、いつもありがとうございます。

当事務所では、顧問料を自動引落で頂くお客様、振込で頂くお客様、そして、現金で頂くお客様があります。

どんな形でもらうにせよ、顧問料を頂くのは、等しく有難いのですが、とりわけ現金で頂くときは、身の引き締まる思いがします。

いろいろな業種の顧問先様がありますが、それぞれに企業努力をし、やっとの思いで稼いできたお金の一部を頂戴しているのだと、銀行へ入金に行く際、改めてお金を眺めていて思うのです。「ああ~、顧問先様の稼ぎの一部で私は毎月安定して食べて行けているのだ、ありがたい。」そう感じるのです。

さて、かつて従業員がもらう給料も現金支給が原則でした。今でも現金支給の会社がたくさんあると思います。でも大手企業を中心に振込支給がほとんどではないでしょうか。そうなると、給料明細を会社からもらうだけになり、給料をもらっているのに会社に対して感謝の気持ちも半減する。家に帰って奥さんに給与明細を見せても「お疲れ様」と言ってもらえればまだ救われますが、無造作に給与明細を仕舞われた日には何かしら悲しい思いにすらなるのではないでしょうか。残念ながら奥さんにとっては、夫に感謝の気持ちを伝える機会さえ奪われていると言えないこともない。振込支給は、感謝の気持ちを伝えていけるはずの感謝の連鎖が途切れ途切れになってしまう気がします。

だからと言って今更、「給料は現金で」なんて時代遅れな提案をするつもりはありませんが、出来ることなら月に一度位は、社長様は得意先のお客様に対して、また従業員の皆さんは会社に対して、家族の皆さんは夫または妻に対して感謝の思いを伝えてみたいものです。そうすれば感謝の連鎖はきっと大きくなってまた自分に戻ってくるはずですから。

すぐには分からない、気がつかないことも多いでしょうけど、必ず自分に返ってくるものだと思うのです。


もうすぐ参議院選挙です。今回からは18歳以上の高校生にも選挙権があります。

うちの息子も選挙権が与えられました。期末テストが終わってから考えてみると言っておりましたが、初めての選挙ですから、真剣に悩んで欲しいものです。

ところで、私は、かつて誰かの本の中で、「台所は直接政治につながっていないように見えるけれども、政治は間違いなく台所につながっている」というフレーズを見た記憶があります。説明するまでもありませんが、私たちの生活がどう政治とつながっているのか見えにくいし、自分たちの生活とは別世界の政治にあまり関心を持てないけれども、政治は、確実に私たちの生活に影響を与えるのだということです。

最近も植草一秀氏のブログで読んだのですが、私たちが政治に無関心でいても無関係ではいられないというようなことが書かれていました。まさに同じ話だと思います。

政治の恐ろしいところは、政治が私たちの生活に影響を及ぼすのが今すぐではないということでしょう。政治はじわじわと私たちの生活に影響を及ぼし、数年、いや10年、20年経って、はたと降り返って「あれっ!!」って気づくものなのです。

多忙な日々の中でも国政選挙のときくらいは政治について考える余裕を持ちたいものです。

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